2009年1月5日月曜日

2008年のDynamite!! 格闘技、これでいいのか!

みなさん、もちろん2008年大晦日のDynamite!!をご覧になったと思いますが、いかがでしたか?K-1ファンとしては、残念な結果でしたよね。

2008年のDynamite!!は、視聴率が過去最も良くなかったということでした。魔裟斗選手やKID選手が出ていなかったということも大きかったとは思いますが、もう「ああいったスタイル」の格闘技をみんなあまり望んではいないのではないでしょうか。

「ああいったスタイル」とは、K-1ファイターと総合格闘家が闘ったり、タレント格闘家が出場したり、そういったスタイルのものです。

総合格闘技の経験のないK-1ファイターとキックの経験のない総合格闘家を戦わせ、いつもと違う化学反応を期待したり、知名度の高い素人ファイターの戦いぶりを楽しんだり、というようなある意味ギャンブル的、エンターテイメント的要素の強い試合は、私はもういらないですね。

今年のK-1GPはすごく良かった。北京オリンピックの影響かテレビ放送が少なかったけど(>_<) バダ・ハリを中心に、エロール・ジマーマンなど有望な若手が活躍した。アーツはシュルトをストップした。なのに、今年を締めくくる大晦日でハリはK-1ルールで大敗、ジマーマンはあっけなく関節技にタップ、2008年のすばらしいK-1GP(GP決勝を除く)はいったい何だったのか!と言いたくなる。ミドル級では魔裟斗選手の王者返り咲きもあった。ほんと2008年はK-1にとってすばらしい年だったんですよ。

K-1はすばらしい、DREAMもすばらしい、UFCもすばらしい。でも、その枠を超えて闘うなら、それなりの準備が必要です。いきなり数週間前、ひどいときは数日前にオファーを出して突拍子もない試合が組まれています。そして、はちゃめちゃな結果を生み出してはいないか。それが格闘技の未来にとって良いものなのか、私は疑問に思いますけどね・・・。

K-1はK-1で、DREAMはDREAMで、すばらしい試合が2009年も展開されると思う。しかし、大晦日のDynamite!!では、あまりにお祭り的な突拍子もない対戦はもうやめてほしいですね。ちゃんとした真剣勝負が観たいものです。

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