2009年9月29日火曜日

K-1WGP2009ファイナルを予想しよう!

さあて、さて。今年は誰が優勝するかな。
毎回予想するけど当たったことないね!
あ、セール・シュルトの2回目の優勝と3回目の優勝のときは当たったかな。
あの時は誰もシュルトに勝てなかったもんね^^;

とにもかくにもそのシュルトにKO勝ちしたんだからすごい。
バダ・ハリ。
バダ・ハリvsセーム・シュルト【YOUTUBE】

バダ・ハリのデビュー覚えてる?
2005.11.19東京ドーム、リザーブマッチのステファン・レコ戦。
後ろ回し蹴りによるKO勝ち。
あのときほどスカパー契約してて良かったと思ったことはなかったね^^


■2009WGPファイナル トーナメント組み合わせ





<ワールドグランプリ準々決勝(1)>
ルスラン・カラエフ
バダ・ハリ


さて、そのバダ・ハリはファイナル初戦、ルスラン・カラエフと3度目の対戦。対戦成績は1勝1敗。キャリア的にはかなり先を越されたルスランだけど、この対戦は何度も見たいマッチメイクだ。

初対戦の2006.9.30 K-1 WGP 2006 IN OSAKA 開幕戦では、バダもファンも消化不良の1R 0分52秒、KO負け。2回目の対戦は、2007.3.4 K-1 WGP 2007 IN YOKOHAMA 。K-1史上ベストバウト3に入ってもおかしくないスピーディな展開とダウンの応酬によるバダの2R2分46秒KO勝ち。そして3度目の対戦を迎えるというわけだ。

ここ2年くらいのキャリアを考えたら、間違いなくバダ勝利といった感じだが、先日韓国での開幕戦のルスラン・カラエフを見ていたら、勢いよく突進するスタイルはなりを潜め、堅実なファイトスタイルが目に映った。GPファイナルでカラエフが同じように堅実なファイトスタイルで来たら、バダが圧勝するようなことはないのではないだろうか。



<ワールドグランプリ準々決勝(2)>
アリスター・オーフレイム
エヴェルトン・テイシェイラ


今大会もっとも異彩を放っているのがこの男。アリスター・オーフレイム。ここ数年、本職の総合の方でも絶好調。実際、今ヒョードルとやっても負けないんじゃないかというくらいの勢い。しかも実はまだ若い!僕が一番アリスターについて思うことは、この人は相当な努力家じゃないかということ。あの上背であの筋肉量ははんぱじゃない。贅肉などひとつもない。キックにも対応してるし、きっと誰にも負けないくらい練習を積んで研究も怠っていないんじゃないかと想像する。ヒール的なイメージが強いけど、すごくマジメな人だと思うな。

そんなアリスター(どんなアリスターだ^^いい人?)に対峙するのは、フィリオが去り、グラウベが後退した今、極真最後の男と言うべきか、エヴェルトン・テイシェイラ。まだ目立つ存在ではないが、着実に実力をつけている。K-1での戦跡は2008年4月のデビューからなんと8戦7勝。武蔵とバンナにも勝利している。空手家出身としては、フグ、フィリオ、グラウベの一流どころと比較して、あまりにも安定している。そんなテイシェイラのK-1での戦いぶりを見ていると、5Rまで戦った試合が8試合中3試合。そのすべてに勝利している。

今大会、アリスターが注目されていて、準決勝でのバダとの因縁の対決が見たいところだが、テイシェイラと長期戦になるとひょっとしたらアリスターが初戦で敗れてしまう可能性も大きいのではないだろうか。アリスターは、韓国での開幕戦、アーツの攻撃をもろともせず、3Rスタミナも切れなかった。しかし、テイシェイラのローを何度も食らえば、さしものアリスターもきついはず。ましてや延長戦に入れば経験からテイシェイラが有利だ。アリスターの勝ちパターンとしては、1Rから猛ラッシュをかけて終わらせてしまうことだと思うね。


<ワールドグランプリ準々決勝(3)>
ジェロム・レ・バンナ
セーム・シュルト


これはバンナにとってなかなかきつい試合だ。今回が4度目の対戦で、すべてシュルトの勝利。シュルトにとってはニンマリのカードではないだろうか。しかし、最初にも紹介したように、シュルトは今年バダにKOされている。そして、先日の韓国での開幕戦ではギタのパンチがシュルトの顔に何度か入っていた。

ギタの身長が195cm、バンナが190cm。リーチまではわからないのだが、バンナのパンチも必ずシュルトの顔に届くはず。シュルトがバダのパンチを食らったのは、きっと思ったよりバダのパンチが伸びてきたからだと思う。開幕戦のサメドフ戦でもあったように、サメドフもまさかあんなにボディに食い込むほどパンチが伸びてくるとは予想できなかったのではないか。それほどバダはすごいということだ。

バンナがバダのようなパンチを打てるとは思えないが、前回の3つの試合と同様、シュルトのジャブと前蹴りにてこずってしまうと、4度目も同じ結果になってしまう。バンナには奇策を準備してもらいたいものだ。もしバンナがシュルトにKO勝ちなんてしたらすごい感動だし、化粧でバダvsバンナなんてのも最高でしょ!バンナには本当にがんばってほしいね!


<ワールドグランプリ準々決勝(4)>
エロール・ジマーマン
レミー・ボンヤスキー


前年王者登場、レミー・ボンタスキー。エロール・ジマーマンとは初対戦。1試合目のバダ・ハリvsカラエフがヘビー級の正当なキックボクサー対決なら、この戦いはスーパーヘビー級の正当なキックボクサー対決だ。レミーは目下8連勝中。

韓国の開幕戦では、両者ともいまひとつ勢いがないように思えた。レミーは、今年春のアリスター戦でかなりてこずり、GP開幕のマヌーフ戦でもてこずった。今年のレミーは本調子じゃない感じだ。対するジマーマンはGP開幕でグラウベから2度目の勝利。戦跡は9戦7勝。今年の春はアーツに苦杯をなめたが、GPファイナルでレミーを下せば名実ともにトップファイターの仲間入りだ。

レミーが勝って、シュルトが順当に勝ち上がってきたら、シュルトにとってはしめたものだ。バンナはシュルトに3連敗、レミーもシュルトに2連敗中。シュルトに苦手意識はない。しかし、レミーがシュルトに負けたのはもう4年も前の話だ。しかもシュルトが最も上がり調子だった時期。シュルトはもう全盛期ではない。さきにも話したように、レミーも192cmの長身。レミーのパンチも必ずシュルトの顔に入るはずだ。願わくば、フライハイで決めてほしいね!過去に202cmのビヨン・ブレギーにフライ・ハイを決めたこともある。とにかくレミーにはアグレッシブに攻めてほしいね。


さてさて、長くなってしまったけど、楽しみいっぱいのK-1WGP2009ファイナル。またいろんな角度から検証してみたい。今日のところはここまで^^v

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