今週も本日で終わりですね。みなさんご苦労さまでした。週末お仕事がある方は引き続きがんばってください。
さて、今週シリーズでお伝えしてきたK-1MAX2009ファイナルを検証!も今日が最終日。
最終日はアンディ・サワーです。
まずはいつのもように戦績を見てみましょう。
K-1:22戦/19勝/3敗/5(T)KO
09.07.13 ○ アルトゥール・キシェンコ 延長R判定3-0 K-1 WORLD MAX 2009 -FINAL8-
09.04.21 ○ リーロイ・ケスナー 3R判定3-0 K-1 WORLD MAX 2009 -FINAL16-
08.10.01 × アルトゥール・キシェンコ 延長R判定K-1 WORLD MAX 2008 -FINAL-
08.07 07 ○ ウォーレン・スティーブルマンズ 3R判定3-0 K-1 WORLD MAX 2008 -FINAL8-
08.04.09 ○ マイク・ザンビディス 延長R 2分05秒、KO K-1 WORLD MAX 2008 -FINAL16-
07.10.03 ○ 魔裟斗 2R終了後、TKO K-1 WORLD MAX 2007
07.10.03 ○ アルバート・クラウス 3R判定2-0 K-1 WORLD MAX 2007
07.10.03 ○ ドラゴ 2R1分43秒、KO K-1 WORLD MAX 2007
07.06.28 ○ オーレ・ローセン 1R2分07秒、KO K-1 WORLD MAX 2007
07.04.04 ○ 佐藤嘉洋 3R判定3-0 K-1 WORLD MAX 2007 -世界最終選抜-
06.09.04 ○ 小比類巻貴之 3R判定3-0 K-1 WORLD MAX 2006
06 06.30 × ブアカーオ・ポー.プラムック 2R2分13秒 KO K-1 WORLD MAX 2006
06.06.30 ○ 魔裟斗 3R判定3-0 K-1 WORLD MAX 2006 -
06.06.30 ○ ヴァージル・カラコダ 3R2分23秒 KO K-1 WORLD MAX 2006
06.04.05 ○ SHINOBU・ツグト・アマラ 延長R判定3-0 K-1 WORLD MAX 2006
05.10.12 ○ 武田幸三 2R0分31秒、KO K-1 WORLD MAX 2005
05.07.20 ○ ブアカーオ・ポー.プラムック 延長2R判定2-1 K-1 WORLD MAX 2005
05.07.20 ○ 安廣一哉 1R2分24秒、TKO K-1 WORLD MAX 2005
05.07.20 ○ 小比類巻貴之 3R判定2-0 K-1 WORLD MAX 2005 -
05.05.04 ○ マルフィオ・カノレッティ 3R判定3-0 K-1 WORLD MAX 2005
03.11.18 ○ 村浜武洋 3R判定2-0 K-1 WORLD MAX 2003
03.07.05 × アルバート・クラウス TKO K-1 WORLD WORLD MAX 2003
勝率 86.3% KO率26.3%。
敗戦は3つ。敗戦を喫した相手は以下だ。
× アルトゥール・キシェンコ
× ブアカーオ・ポー.プラムック
× アルバート・クラウス
サワーは、K-1初参戦で過去の実績から優勝最右翼と目されていたが、クラウスにまさかのTKO負けを喫した。しかしその後はブアカーオに敗れるまで9連勝、そして08年にキシェンコに敗れるまで8連勝をしており、一度負けても長く連勝する特長がある。
連勝の内容としては、1回目の連勝の間には、ブアカーオ、武田幸三、魔裟斗を下し、2回目の連勝の間には、佐藤、ドラゴ、クラウス、魔裟斗、マイク・ザンビディスといった強豪を下してもの。いかにサワーが強くて安定しているのかがわかる。
対する準決勝の相手、ブアカーオはというと、28戦/24勝/4敗/7(T)KOの戦績の内、9連勝が1回、5連勝が1回、3連勝が3回となっており、短期間に敗戦を喫する特長がある。ブアカーオは前回佐藤に負けてから3連勝であるが、パターンからすると次に負ける可能性がある。
サワーは現在2連勝中。サワーが過去に短期間で負けた結果はないので、今までの流れからするとサワーに軍配ありかと予想する。
サワーが決勝にあがり、反対側のブロックからペトロシアンがあがってきた場合を考えてみよう。
ペトロシアンの戦績をおさらいすると、43戦40勝1敗2分21KO 。勝率93%。KO率52.5%。(キックボクシング + K-1の戦績) 知りうる範囲でのデータでは、最初の試合から引き分けを挟んで20連勝、1敗してその後現在までこちらも引き分け挟み20連勝中だ。ペトロシアンも連勝を得意とするが、パターンからするとそろそろ負ける頃だ。
3人を図で比較してみよう。
ブアカーオ ○○○○○●○○○● ○○○○○○○○○● ○○○●○○○
サワー ●○○○○○○○○○ ●○○○○○○○○● ○○
ペトロシアン ○○○○○○△○○○ ○○○○○○○○○○ ○●○○△○○○○○ ○○○○○○○○○○ ○○○
周期的には、サワーにエンジンがかかっているように感じる。ペトロシアンの戦績が一番優れているように見えるが、このデータはほとんどがK-1以外でのもの。世界最高峰のK-1MAXで7年間培ってきたブアカーオとサワーの戦績には及ばないと見るべきだろう。
ペトロシアンと準決勝で戦う山本優弥はどうかと言うと、同じように並べるとこのようになる。
ブアカーオ ○○○○○●○○○● ○○○○○○○○○● ○○○●○○○
サワー ●○○○○○○○○○ ●○○○○○○○○● ○○
ペトロシアン ○○○○○○△○○○ ○○○○○○○○○○ ○●○○△○○○○○ ○○○○○○○○○○ ○○○
山本優弥 ○●○●●●○○○● ○○
キャリアにかなりの差があることがよくわかる。山本優弥が他の3人に勝つことは至難の技なのだ。ちなみに、山本優弥を除く3人が魔裟斗、クラウスなどMAX歴代王者との対戦ありで上記の戦績を残しているのに対して、山本優弥が対戦した最高の選手はベスト8ファイターと言えるドラゴでのみある。内容的にもかなり差があるのだ。
不気味なのはやはりペトロシアンであるが、トータルでバランスのよいアンディ・サワーが王座奪還か!と僕は予想する^^
なにはともあれ1DAYトーナメント。怪我もある。不調もある。何が起こるかわからない。10月26日は、4人の死闘に酔いしれよう!
0 件のコメント:
コメントを投稿