旧K-1では、ヘビー級とMAX(ミドル級)の2階級しかなかった。ヘビー級とは言っても、トーナメントは基本無差別級で、ガオグライゲーンノラシンなど、ヘビー級ではない小柄な選手が出場していたこともあった。結果的に、あの巨漢マイティ・モーを飛び蹴りでKOするといった劇的なシーンも生まれたわけではあるけど、全体的に見たらやっぱり無理がある。選手も可愛そうだ。
何より、テレビ局に合わせた階級なんておかしかった。フジはヘビー級のトーナメント、TBSは魔裟斗を中心としたMAX※、日本テレビは日本人ファイターを中心としたヘビー級のワンマッチ(しかもなぜかバラエティ風な作り)、のような感じだった。テレビ番組に合わせた階級なんておかしい。世界基準でちゃんとやるべきだ。
※MAX軽量級も後に新設されるが番組終了に伴い続かず
K-1の2013年創設される階級は以下だ(計画)
階級 | キロ | ポンド | |
1 | スーパーバンタム級 | 55.3キロ | 122ポンド |
2 | スーパーフェザー級 | 58.9キロ | 130ポンド |
3 | スーパーライト級 | 63.5キロ | 140ポンド |
4 | ウェルター級 | 66.6キロ | 147ポンド |
5 | ミドル級 | 70.3キロ | 155ポンド |
6 | スーパーミドル級 | 76.6キロ | 169ポンド |
7 | クルーザー級 | 84.3キロ | 186ポンド |
8 | ライトヘビー級 | 92.9キロ | 205ポンド |
9 | ヘビー級 | 93キロ以上 | 205ポンド以上 |
K-1MAXで活躍したあの武田幸三は、まだ無名の頃、K-1に参戦するために無理にヘビー級の体重まで増やしたという話がある。その後、MAX(ミドル級)が新設されるわけであるが、ミドル級とヘビー級の間の選手、ミドル級以下の体重の選手はK-1に出ることが出来なかった。
これからK-1を目指そうという子供や学生も、体格が合わなければ夢が絶たれてしまう。そんなのは理不尽だ。人気のあるなしに関わらず、やはり武士道魂、スポーツ精神にのっとって、フェアであるべきだ。
そんな想いがあったK-1の階級の創設。非常に喜ばしいことだ。これからのK-1をますます楽しみにしたい。
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