さあ、いよいよ明日に迫りましたね!K-1WGP2009ファイナル!!
前日記者会見では、4TIMESチャンピオン、アーネスト・ホーストが、『バダ、シュルト、レミーの3者から優勝者が出るのでは?』と予想、その上でバダが一番王者に近いとコメントしました。さすがホースト、目がいいですね。
新王者誕生なるかバダ・ハリ、連覇なるかレミー・ボンヤスキー、復活なるかセーム・シュルト、そして総合からの脅威の刺客アリスター・オーフレイムの参戦と、空前の盛り上がりを見せている今大会。本当にどうなるかわかりませんね!明日の決戦まで待ちきれません!
本日は、最後となりました、準々決勝第4試合、レミー・ボンヤスキー vs エロール・ジマーマン編です。
折れ線グラフをご覧ください。
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■グラフの見方
グラフは、各ファイターのここ10試合の動きを表しています。
グラフ左端にある『スタート』を基点に、1勝で『+1ポイント』、1敗で『-1ポイント』として、10試合の動きを表現しています。
連勝が続けばポイントが加算されていき、グラフが右肩上がりになり、『調子が良い』と判断します。
最終(直近)のポイントが高ければ高いほど『現在の調子が良い』とします。10連勝していれば、最終的なポイントは10となり最高のコンディションとなります。
※ただし、風邪や怪我による当日のコンディションの良し悪しまでは含みません。
また、ここ10試合の主要な対戦相手を表記することで、数字だけでない差も見えるようにしています。
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準々決勝第4試合 レミー・ボンヤスキー vs エロール・ジマーマン
■最近10試合の戦績
レミー・ボンヤスキー 9勝1敗4(T)KO
エロール・ジマーマン 7勝2敗3(T)KO
レミーが好調を持続していますね。セーム・シュルトと同じくポイント8です。対するジマーマンは、WGP2009開幕でグラウベを返り討ちしたものの、アーツ、バダ・ハリに2連敗と少し調子づいていない感があります。
バダ・ハリと並び勢いのある新星ジマーマンですが、レミーに勝つにはまだ早いかもしれませんね。グラフにある通り、同じように連勝をしていても対戦相手のレベルの高さに差があります。
ジマーマンの光る点として、ベスト8ファイター極真のグラウベに2連勝、同じく極真で現役世界王者のテイシェイラを倒している点ですが、他の勝った対戦相手はトップファイターとは言えません。そして、バダ・ハリ、アーツとベスト4と言える現在強いファイターには敗れています。
対してレミーは、バダ・ハリに2度勝利(1試合はバダ・ハリの失格)、メルヴィン・マヌーフにも2度勝利(10試合以前も含めると3連勝)、実力のあるポール・スロウィンキーやグーカン・サキも退けていますね。バンナも下し、苦戦はしましたがアリスター戦ではダウンも取り勝利を収めました。
レミー・ボンヤスキーのここ10試合は、なかなか密度の濃い良い内容かと思います。しかしひとつ気になる点が、昨年度3度目の王者となって以降、今年に入ってから、本来のキレがないように感じます。
元々大型ファイターに苦戦することの多いレミーですが、アリスター戦は3R目にかろうじてダウンを取り勝ちましたが、それがなかったら危なかったところです。開幕のマヌーフ戦も、あまり歯切れの良くない判定勝利でした。
3度目の栄冠で、自然とモチベーションが下がってしまったのか、今年のレミーは連勝を続けているもののあまり強さを感じません。
■やはりレミーが堅実に勝つか
レミーvsジマーマンは、ジマーマンが積極的に攻めるのをレミーが受ける展開になると思います。非常におもしろい試合になるとは思いますが、ここ10試合の流れ、そして実績を考えると、レミーがジマーマンに負けることはまずないかと思います。
しかし、さきほどお話したように、今年のレミーはキレがありませんので、ジマーマンに勝っても次は苦手のシュルトと当たる可能性が高いです。今年のレミーの勢いで、2連敗中のシュルト戦はきついのではないかと感じますね。
しかし、3度王者となっているレミーが、ここ数年下降気味のバンナと同じシュルト戦3連敗を喫するとも考えがたい。準決勝がレミーvsシュルトになった場合は、じっくりと勝負の行方を見守りたいですね。
昨日お話したように、シュルトは以前の『最強シュルト』ではありませんから、レミーの攻撃で良いシーンも見られるのではないかと期待しています。
ではでは、会場に行かれる方も、テレビで観戦される方も、今年最後のK-1を思う存分楽しみましょう!では、また大会終了後にお会いしましょう!良い週末を!!
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