2009年11月9日月曜日

【K-1FAN】K-1WGP2009 ベスト8ファイターを分析~ルスラン・カラエフ編~


さて、先週お送りできなかった【K-1FAN】K-1WGP2009 ベスト8ファイターを分析~ルスラン・カラエフ編~を本日お送りします。

"ロシアの速射砲"ルスラン・カラエフと言えば、アマチュアで167戦159勝の実績をかかげ鳴り物入りでK-1に2005年に参戦、現在の2009年まで19戦12勝7敗6(T)KOの戦績を残しています。

2007年には同じく若手有望ファイターであるバダ・ハリと、新設されたヘビー級タイトルをかけて戦いましたがKO負け、その後バダ・ハリとは大きく差をつけられました。

カラエフの戦績を振り返りましょう。


○京太郎 3R判定3-0 
 2009.9.26 K-1 WORLD GP 2009 IN SEOUL -FINAL16-
×グーカン・サキ 3R判定3-0 
 2008.12.6 K-1 WORLD GP 2008 -FINAL-
○ハリッド“ディ・ファウスト” 
 2008.9.27 2R2分30秒KO K-1 WORLD GP 2008 IN SEOUL -FINAL16-
○アレキサンダー・ピチュクノフ 1R2分03秒KO
 2008.7.13 K-1 WGP 2008 IN TAIPEI
○キム・ヨンヒョン 
 2008.7.13 1R0分15秒、TKO K-1 WGP 2008 IN TAIPEI
○富平辰文 3R2分20秒、KO 
 2008.7.13 K-1 WGP 2008 IN TAIPEI
×メルヴィン・マヌーフ 1R 0分31秒 KO 
 2007.6.23 K-1 WGP 2007 IN AMSTERDAM
×バダ・ハリ 2R2分46秒、KO 
 2007.3.4 K-1 WGP 2007 IN YOKOHAMA
×グラウベ・フェイトーザ 1R1分11秒
 2006.12.2 KO K-1 WGP 2006 IN TOKYO 決勝戦
○バダ・ハリ 1R0分52秒、KO
 2006.9.30 K-1 WGP 2006 IN OSAKA 開幕戦
○デューウィー・クーパー 3R判定3-0 
 2006.8.12 K-1 WGP 2006 IN LAS VEGAS II
×レイ・セフォー 1R1分42秒KO
 2006.6.3 K-1 WGP 2006 IN SEOUL
○ステファン“ブリッツ”レコ 3R判定3-0
 2006.4.29 K-1 WGP 2006 IN LAS VEGAS
×武蔵 延長R判定3-0
 2005.11.19 K-1 WGP 2005 決勝戦
○リカルド・ノードストランド
 2005.9.23 3R判定3-0 K-1 WGP 2005 開幕戦
○スコット・ライティ 3R判定3-0
 2005.8.13 K-1 WGP 2005 IN LAS VEGAS II
○アゼム・マクスタイ 3R判定3-0
 2005.8.13 K-1 WGP 2005 IN LAS VEGAS II
○フレディ・ケマイヨ 1R1分39秒KO
 2005.8.13 K-1 WGP 2005 IN LAS VEGAS II
×レイ・セフォー 1R0分37秒TKO
 2005.6.14 K-1 WGP 2005 IN HIROSHIMA

K-1戦績:19戦/12勝/7敗/6(T)KO 勝率63% KO率50%

毎回エキサイティングな戦いを見せてくれるカラエフ。しかしKO負けも多くエキサイティングなのはいいけどちょっと痛々しい^^; もう少し安定した戦いを見せてくれてもいいですね。

デビュー当初はレイ・セフォーに2度KO負けを喫し苦い経験を、2006年から2007年にかけては、メルヴィン・マヌーフ、バダ・ハリ、グラウベ・フェイトーザを相手に3連続KO負けと、つらい時期もありました。

しかし2008年の台北大会では3連続KOで優勝を勝ち取り復活ののろしをあげ、その後のグランプリではグーカン・サキに敗れるも、今年2009年グランプリ開幕では現ヘビー級王者京太郎を下しファイナルへの切符を手に入れました。

そんなカラエフのグラフはこちら。



先日お送りしたバダ・ハリのグラフと比較すると、いくつかの項目で1ポイントくらい少ない結果になりました。

やはりファイナル8のトップ中のトップと言えるファイターの中では、フィジカル面でまず不利な点が多いですよね。決してカラエフも小さい選手ではありませんが。

スピード、攻撃力を4としていますが、バダ・ハリに比べると少しキレやパワーが劣るかなと見ています。

2008年台北のトーナメントでは、富平辰文、キム・ヨンヒョン、アレキサンダー・ピチュクノフの3人をKOで下して優勝していますが、グランプリファイナルの相手はこの3人とはケタが違います。ファイナルで3人を勝ち抜くのは本当に難しいですね。

カラエフが勝ち抜くには、やはりスピードと速射砲の攻撃を駆使してKOを取っていくしかないですね。判定で勝ち抜くには体が小さいのでもたないです。というところで、まず初戦で対するバダ・ハリがKOを取れる相手と言えますので、なんとかここでKOが欲しいですね。

次にあたるのはテイシェイラかアリスターですから、ここでは消耗戦になってしまう可能性が高い。仮にポイントを取ってなんとか判定勝ちをおさめたとしても、決勝では体がボロボロになっているはずです。まずはバダ・ハリ戦に注目。早期決着を決めることが出来るかがポイントですね。

ファンの間ではバダ・ハリが勝つ予想の方が多いと思いますが、そこは波乱のK-1WGP。何が起こるかわかりません。新生ルスラン・カラエフに期待しましょう!

明日は、同じブロックにいる極真現役王者エヴェルトン・テイシェイラ編をお送りします。

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