シリーズでお送りしてきました【K-1FAN】K-1WGP2009 ベスト8ファイターを分析。今日は全8回分のまとめをお送りしたいと思います。
シリーズ8回でご紹介してきたグラフを並べてみました。以下をご覧ください。
シリーズ中にもお話してきたことですが、このグラフはK-1での各ファイターの戦績を基に出しております。
数値で割り出せない部分(例えばテクニックやスタミナなど)に関しては、僕の観戦経験からの尺度で割り出していますので、必ずしもこれが絶対というものではありません。
見る人によって個人差はあって当然ですので、そのあたりは個人個人の尺度でお楽しみくださいね^^v
トータルポイントとは、各項目の数値を合わせたものです。各項目は全部で10個あり、それぞれ5段階評価となっていますので50点満点ですね。戦績も合わせて掲載しておりますので、比較しながらお楽しみください。
バダ・ハリ
K-1戦績:19戦/14勝/5敗/12(T)KO 勝率74% KO率86%
トータルポイント 38
ルスラン・カラエフ
K-1戦績:19戦/12勝/7敗/6(T)KO 勝率63% KO率50%
トータルポイント 30
エヴェルトン・テイシェイラ
K-1戦績:9戦/8勝/1敗/2(T)KO 勝率89% KO率25%
トータルポイント 31
アリスター・オーフレイム
K-1戦績:5戦2勝3敗1KO 勝率40% KO率50%
トータルポイント 31
※注意:グラフの結果はK-1での戦績を元にしたもので加えてアリスターの身体能力が数値化されています。
[参考]総合戦績:43戦31勝11敗1無効試合30KO 勝率72% KO(一本勝ち)率97%
セーム・シュルト
K-1戦績:33戦29勝3敗1分14(T)KO 勝率88% KO率48%
トータルポイント 41
ジェロム・レ・バンナ
K-1戦績:67戦47勝18敗1分1無効試合32(T)KO 勝率70.1% KO率68%
トータルポイント 34
エロール・ジマーマン
K-1戦績:9戦7勝2敗3(T)KO 勝率78% KO率43%
トータルポイント 32
レミー・ボンヤスキー
K-1戦績:47戦37勝10敗17(T)KO 勝率79% KO率46%
トータルポイント 35
トータルランキング
トータルポイントで一番高いのはセーム・シュルトでした。やはりシュルトは磐石ですね。体格が規格外で、かつ規格外のファイターが通常出来ないこと(早く動く、細かい攻撃をするなど)が出来るので強い。やはり今年も大本命です。
2位はバダ・ハリ。シュルトが41なのに対してバダは38。この違いでバダがシュルトより劣っている点は、大きくは体格差と防御力ですね。体格差は仕方ありませんが、KO負けやダウンされる回数が多く、防御力が甘いところがバダ・ハリの弱点。
しかし反対にバダがシュルトより優れている点は、スピードと攻撃力、そしてKO率です。先日行われたIt’s Showtimeでのバダ・ハリvsセーム・シュルトの一戦は、バダのスピードと攻撃力に、さしものシュルトもついていけなかったという対戦だったのではないでしょうか。
続いて3位はレミー。やはり3TIMESチャンピオン、トータルバランスが高いですね。この3回王者になっているレミーよりバダの方が数値が高いわけですから、バダ・ハリは確実にWGPチャンピオンになれる逸材だと思います。しかしそのバダがレミーを苦手としている(2連敗中)わけですから、ここがまたおもしろいところです^^
4位はバンナ。バンナはここ最近低調気味ですが、過去の実績があるので4位という結果になったと思います。ここ数試合のデータを基にするなら、もっとランクが落ちるかもしれません。
それ以下はみな若いファイターになっていますね。ただし、アリスターはK-1において未知数な部分が多いので、総合での実績も加味して考えると、この数値以上のものを出すかもしれませんね。
今回のグランプリの総体的な見方としては、セーム・シュルトとバダ・ハリが本命、同じく本命として少し離れて昨年度王者のレミーといった感じになるかと僕は見ています。そしてアリスターがトーナメントをどうかき回すかが見所ですね。他のファイターのそれぞれの活躍も見逃せません。そのあたりも個別に見ていきたいと思います。
では、明日からは各ファイターのグラフを基に項目別に検証していきましょう。パワー、スピード、テクニック、スタミナ、などなど、各ファイターがどんなタイプなのか、どんなことを得意としているのか、どんなところが弱点なのか、新しい発見もあるかもしれません。お楽しみに!
2009年11月17日火曜日
【K-1FAN】K-1WGP2009 ベスト8ファイターを分析~まとめ~
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