2009年11月30日月曜日

【K-1FAN】K-1WGP2009 ベスト8ファイターを分析シリーズ~KO率編~

【K-1FAN】K-1WGP2009 ベスト8ファイターを分析シリーズも本日で最後となりました。
最終日の今日は、『KO率編』
ベスト8ファイターのKO率について話を進めていきたいと思います。

ファンが見たいのはやはり『KO』ですよね。
豪快な一撃KO、多彩な技の連携によるKO、K-1のKはKOのK。
アートとも言える美しいKOを今回のWGPでも見たいものですね。

今回のベスト8ファイターのKO率をグラフ化しました。
ご覧ください。



データはすべてK-1戦績によるもの。ファイターの名前の( )は試合数 。


KO率だけでは内容がわかりませんので、試合数も表示しています。

例えば、アリスターとカラエフはKO率が同じ50%ですが、カラエフは19戦のキャリアで6KO、アリスターは4戦のキャリアで1KOです。

ルスラン・カラエフ    19戦/12勝/7敗/6(T)KO KO率50%
アリスター・オーフレイム 4戦/2勝/2敗/1KO    KO率50%

データは同じ50%ですが、カラエフの方がキャリアが上なので、カラエフの方がKOを取る信頼度は高くなりますね。


グラフを見てみましょう。

KO率は圧倒的にバダ・ハリが高いですね。

圧倒的なスピード、伸びるリーチ、爆発的な攻撃力、バダ・ハリにはKOを量産する能力がたくさん備わっています。今回のハイレベルなWGPでもKOが見られると思います。
準々決勝のバダ・ハリvsカラエフ戦は、過去2度の対戦があり両者1勝1敗。2007年3月に行われた対戦はK-1史上に残る名勝負でした(結果はバダ・ハリのKO勝ち)。

試合数は変わらない2人ですが、実績の方はバダ・ハリがかなり先に進んでいます。
バダ・ハリは、2007年4月にはK-1初代ヘビー級タイトル獲得、昨年度はK-1WGPで2位になりました。

バダ・ハリにとって今年2009年は絶対にWGP王者となりたい年だと思いますし、ならなければならないでしょう。


次にKO率が高いのはバンナ。しかしバンナはここ最近KO勝利がありませんので、最近のデータだけをとればKO率は下がりますね。
残念ながら現在のバンナには、過去にホーストやアーツ、フィリォをKOしたときの勢いはありません。

今回は準々決勝では苦手のシュルトが相手ですから、KO勝利はかなり難しいですね。
やるとするならとことんストレートを打ち込こんでシュルトをのけぞらせることです。攻め込んで欲しいですね。


全体のKOシナリオを描いてみましょう。


バダ・ハリvsルスラン・カラエフ

なんと言ってもこの対戦が一番KOが出る確率が高いですね。過去2度の対戦はともにKO決着です。おそらくむちゃくちゃ打ち合うことはないでしょうから(2人ともだいぶ進化しています^^)、バダ・ハリの一発が当たるとすればノーモーションの打ち抜きのストレート、カラエフのパンチがヒットするなら打ち合いになったときのオーバーハンドといったところでしょうか。キックによるKO決着はなかなかイメージできませんが、見たいですね!


アリスター・オーフレイムvsエヴェルトン・テイシェイラ

アリスターがKO勝ちをするとなると、テイシェイラをコーナーに追い込んでガードの上からでも連打しまくるような形で、テイシェイラがたまらずヒザから落ちてダウンといったイメージでしょうか。ふらついたテイシェイラをさらに追い込んで2度のダウンでTKO勝利といった結果になりそうな気がします。

テイシェイラがKO勝ちするとなると、ブラジリアン・ハイキックで一撃KO(アリスターが変則的なキックに慣れていないのでこれは狙い目?!またアリスターはどんどん前にくるのでカウンター狙いもありかと思いますね。)か、ローキックを多用して3Rあたりにアリスターが立てなくなってテイシェイラのKO勝利といった感じですね。KOする技はテイシェイラの方が多いですよ。


ジェロム・レ・バンナvsセーム・シュルト

バンナがKOを取るとなると、あまり過去の試合にありませんがストレートを何度も打ち込んでシュルトをのけぞらせてとどめをさすか、一発のオーバーハンドを当てるかのどちらかになりますね。これに徹して欲しい。シュルトの場合は、カウンターのジャブストレート、接近してのヒザといったところですね。前予想ではシュルトの勝利が濃厚ですから、バンナには玉砕覚悟で攻めて欲しい。


エロール・ジマーマンvsレミー・ボンヤスキー

派手でアグレッシブな攻撃を得意とするジマーマンですが、レミーのガードは鉄壁ですからなかなかレミーからKO勝利をするのは難しいでしょうね。レミーがKOするとなると、ジマーマンのスタミナが切れた3RあたりでのローキックによるKO勝ち、ジマーマンのスタミナ切れが激しい場合はフライングニーによるKOも見られるかもしれませんね。


K-1はやはりKOが見たい!というところで、本番に期待を寄せましょう!みなさんもいろいろなKO決着をイメージしてくださいね。決戦はいよいよ今週末!明日からは直前特集をシリーズでお送りしたいと思います。ではまた明日!

2009年11月26日木曜日

【K-1FAN】K-1WGP2009 ベスト8ファイターを分析シリーズ~リーチ編~

【K-1FAN】K-1WGP2009 ベスト8ファイターを分析シリーズ、本日は、K-1のみならず、あらゆる格闘技に携わるファイターにとって有利となるリーチに関するお話です。

K- 1を観戦する上で残念なのが、リーチに対してあまり注目しない点です。海外のボクシング中継では、試合前に必ずそれぞれのファイターの身長や体重に合わせてリーチの長さも紹介します。ボクシングだけでなく、総合格闘技のUFCでもファイターのリーチの長さを紹介しています。

K-1でも、試合前にファイターのフィジカルな面をデータで紹介して、ファンがそれを元にいろいろな想像できるよう企画を行って欲しいものですね。

加えて、戦績の紹介もしてもらいたいです。ボクシングの中継では必ず勝敗とKO数を紹介しています。そのファイターがどれくらいの実績を持っているのか、強いのか、どんなタイプなのか、すぐにわかりますよね。

さて、K-1ファイターのリーチの話に入りましょう。

冒頭にお話したように、K-1ファイターのリーチの長さは公表されていませんので、実際に何センチあるかはわかりません。よって、見た目で判断するしかありません。

今回のK-1WGP2009ベスト8ファイターの中で、誰が一番リーチが長いでしょうか。

バダ・ハリが一番長いと思いますね。

シリーズでお伝えしてきたデータのリーチだけを抜粋したグラフです。



基本的にリーチは身長の高さにある程度は比例すると思うのですが、ボクサーを見ているとアンバランスに手が極端に長いファイターもいますね。

今回のベスト8ファイターの中では、バダ・ハリとシュルトの身長が高いですからリーチも他のファイターより長いと思われますが、比率的に見ればバダ・ハリの方が上回っている気がします。グラフでは両者5にしていますが、バダ・ハリの方が上だと思いますね。

いくら手足が長くても、俊敏に動けなければ相手に攻撃を悟られてしまうので、リーチの長さを活かすことは出来ません。バダ・ハリには、手足の長さに加えて、俊敏性、的確な攻撃や一気呵成に攻め立てる爆発力がありますから、リーチの長さを遺憾なく発揮でき、KOを量産できるんですね。後は防御力だけです。バダ・ハリに固い防御力も備われば、勝てる相手がいなくなるのではないでしょうか。

シュルトもリーチは長いですが、特にリーチを活かした攻撃というより、大きな体格、パワーをバランスよく活かしていることが良いキャリアにつながっていると思います。バダ・ハリのようなスピードはありませんが、その分防御力を備えています。しかし防御力があるというより、背が規格外に高いので、他のファイターほど防御を意識することがないかもしれません。そこがシュルトの弱点と言えますね。

シュルト攻略法は、シュルトは強いて言えばスピードがないですから、そのシュルトより早いスピードで攻めるということです。体格の大きいシュルトを倒すには顔面攻撃しかありませんので、顔を狙ってとにかく攻め続けシュルトを後ろに下げることが必要です。

ピーター・アーツはシュルトに2度勝っていますが、この戦法で勝利を勝ち取っています。舞台はK-1ではありませんが、バダ・ハリも同じ戦法でシュルトに勝ちました。しかしアーツとバダ・ハリとの違いは、アーツが判定勝ちだったのに対し、バダ・ハリはKO勝ちだったということです。ここに、リーチの差が出ています。

今回は、バダ・ハリとシュルトに絞ってリーチの話を進めましたが、ぜひ12/5の観戦においては、各ファイターのリーチの長さに注目してみてください。

リーチの長さを活かしきれているか、逆にリーチの短いファイターはそれをどう補っているか。パンチの踏み込みはどうか、伸びはどうかなどなど。また、ジャブ、ストレート、フック、どのパンチが多く、またそれが効率的にヒットしているかどうかなど、いろいろな視点からK-1を楽しんでください。

明日は、本シリーズ最終になります。『KO』編です。では、また!

2009年11月25日水曜日

【K-1FAN】K-1WGP2009 ベスト8ファイターを分析~スタミナ編~

【K-1FAN】K-1WGP2009 ベスト8ファイターを分析シリーズ、本日は、長期戦となったときの勝敗を大きく左右する『スタミナ』編です。

K-1はKOが醍醐味の競技ですが、実力が拮抗するハイレベルな対戦となるとKOも出にくくなります。

となると、判定、延長、延長、と試合が長引くことも多々あり、長期戦も視野に入れておかなければなりません。


僕は常にKOを期待していますので、空手の試合によくあるような打ち合い蹴り合いの消耗戦はあまり好まないのですが、それはファイターも同じでしょうね。できればKOで早く終わらせたい。

しかしそう簡単にはいかない。ここを乗り越えることが出来ないと次ぎに行けないという苦しさがあります。それを克服するのがスタミナです。


スタミナに注目することはあまりないかと思いますが、昨年度2度目の世界王者に輝いた魔裟斗は、ひたすらスタミナをつけるトレーニングを慣行しました。

結果、世界トーナメントでは、佐藤戦、キシェンコ戦と2度ダウンを喫しましたが、その後信じられないほどの猛攻を見せ相手を圧倒し、2度目の栄冠となりました。

これもひとえにスタミナを意識したトレーニングを積んだからだと言えるでしょう。


今回のWGPベスト8ファイターのスタミナはどうでしょうか。見てみましょう。



過去の戦績から、エヴェルトン・テイシェイラを最高ランクの5にしました。

テイシェイラは、K-1戦績8戦7勝のうち、延長2Rを制して勝った試合が3試合あります。長期戦になると強いという結果が出ていますね。


テイシェイラ戦績


○シング“心”ジャディブ
 延長2R判定3-0 K-1 WORLD GP 2009 IN SEOUL -FINAL16- 2009.9.26
○ジェロム・レ・バンナ
 延長2R判定2-1 K-1 WORLD GP 2009 IN YOKOHAMA 2009.3.28
×エロール・ジマーマン
 3R判定2-0 K-1 WORLD GP 2008 FINAL 2008.12.6
○武蔵
 3R判定3-0 K-1 WORLD GP 2008 IN SEOUL -FINAL16- 2008.9.27
○前田慶次郎
 3R判定3-0 K-1 WGP 2008 IN FUKUOKA 2008.6.29
○中迫強
 3R判定3-0 K-1 WGP 2008 IN FUKUOKA 2008.6.29
○高萩ツトム
 1R2分18秒、KO K-1 WGP 2008 IN FUKUOKA2008.6.29
○藤本祐介
 延長2R2分01秒、KO K-1 WGP 2008 IN YOKOHAMA 2008.4.13


バダ・ハリのような圧倒的な力はありませんが、仮にバダ・ハリと延長戦にもつれ込んだ場合、やはりテイシェイラに勝機ありと見るべきでしょう。

ちなみに、バダ・ハリが延長戦にもつれこんだのは、K-1戦績19戦でたった一度だけ。2008.9.27に行われたK-1 WORLD GP 2008 IN SEOUL -FINAL16-でのチェ・ホンマン戦のみです。結果はバダ・ハリの1R0分00秒、TKO勝ち。

テイシェイラとバダ・ハリは準決勝で当たる可能性があります。長期戦が得意なテイシェイラ、戦績のほとんどが短期決戦のKO勝ちで長期戦の経験が薄いバダ・ハリ、この両者の初対決もおもしろいものがあります。


下位ランクの3となったのはレミーとカラエフ。レミーの場合は、大型ファイターとの対戦で3Rまでもつれこむと疲れてしまう印象があります。結果的にダウンを取って逆転勝利というケースが何度かあったところはさすが王者ですが、スタミナはあまりないイメージがありますね。

カラエフは、バダ・ハリと特長が似ていて短期勝負のファイターなので、勝っても負けてもKOの結果が多いですが、バダ・ハリに比べると、長期戦では疲労が目立つ感があります。カラエフは体格的に他のファイターよりも劣りますからまともに打ち合うとスタミナ面で不利。短期決戦でKOを決めて準決勝、決勝へと進んで欲しいものです。

決勝に進むには1日3試合をこなさなければならない過酷な1DAYトーナメント。KOによる短期決戦が何よりファイターにとって良いですが、ハイレベルに実力が拮抗しているWGPファイナル、そう簡単にKOは取れません。そこでスタミナ。スタミナによる勝敗の分かれ目にぜひ注目してみてください。

明日は、『リーチ編』です。フィジカル的な面、戦術的な面、リーチの長さや使い方は試合運びを大きく変えます。明日はリーチに注目して話を進めましょう。

2009年11月24日火曜日

【K-1FAN】K-1WGP2009 ベスト8ファイターを分析~パワー・スピード・テクニック編~

いよいよ12月5日、決戦の日が近づいてきましたね。

今日はベスト8ファイターを分析~パワー・スピード・テクニック編~です。

どんなアスリートにも求められるパワーとスピード、そしてテクニック。K-1においてはよりアグレッシブな試合を望まれるため、この3要素は特に重要ですよね。

パワーだけでもダメですし、スピードだけでもダメ、テクニックも同じ。強いファイターはこの3つの要素を高いレベルで発揮します。

今回のシリーズでデータ化した10項目のグラフデータの中から、パワー・スピード・テクニックの3要素を抜粋しました。続きをご覧ください。



パワーファイターとして名高いのはK-1の番長ジェロム・レ・バンナですが、ここ最近は残念ながらそういったイメージがなくなってきました。今回のベスト8の中では、アリスター・オーフレイムがパワー的にはナンバー1ではないかと思います。

K-1の試合にはもちろん慣れてはいませんが、総合の試合でもパンチはよく使っているわけですから、そのパワーはK-1でも遺憾なく発揮できることは間違いありません。レミーも追い詰め、アーツにも判定ながら勝利を収めました。ファイナルでどこまでそのパワーを発揮できるかが見ものですね。

スピードでは文句なしにバダ・ハリですね。It's showtimeでKOされたセーム・シュルトもバダのスピードについていけなかったと言っても過言ではないでしょう。そしてスピードに加えてリーチが長く予想以上に伸びてきますから、相手はなおついていけない形になります。同じくスピードファイターとしてはルスラン・カラエフが並びます。2人には最高の"光速ファイト"を見せて欲しいですね。

最後にテクニック。テクニックと言えば、4TIMESチャンピオンアーネスト・ホーストを思い出しますね。しかし残念ながらホーストのようなテクニシャンが今はあまりいませんよね。今回のベスト8ファイターの中では、フライングニーなど多彩な攻撃を武器にするレミー・ボンヤスキー。前蹴りやジャブカウンター、接近しての膝蹴りなどの攻撃を得意とするセーム・シュルトにテクニックでは高いランクをつけました。

対戦別に見てみましょう。

バダ・ハリ vs ルスラン・カラエフ
スピードvsスピード対決
両者ともスピードを武器とするファイターですが、キレの面からバダ・ハリの方が一枚上手と思いますね。一連の攻撃はカラエフもすごいものがありますが、当て勘やここ一番の一発、命中率ではバダ・ハリの方が上ですね。バダ・ハリにミスがなければバダ・ハリ圧勝の可能性も高いのでは。

アリスター・オーフレイム vs エヴェルトン・テイシェイラ
パワーvsスピード 対決
パワーで圧倒するアリスターに、テイシェイラがスピードのあるキックを中心とした戦法でどこまで切り崩せるかという対決です。両者K-1での実績はまだまだですが、アリスターは総合で、テイシェイラは極真で大きな実績を持っています。K-1の舞台での完全異種格闘技戦になりますね。

ジェロム・レ・バンナ vs セーム・シュルト
パワーvsテクニック対決
パワー、スピード、テクニックともさほど差のない2人だと思います。しかし攻撃が一辺倒なバンナに対して、シュルトは離れてよし接近してよしの技があります。そこがシュルトのvsバンナ3連勝中の結果に表れていると思いますね。今回の4度目の対決も、バンナに変化がない限りシュルト俄然有利でしょう。

エロール・ジマーマン vs レミー・ボンヤスキー
スピードvsテクニック対決
一気呵成に攻め立てるジマーマンに対して、レミーが冷静に対処する展開が予想されます。体格的に差がないので、レミーがジマーマンの圧力に屈する可能性は低く、レミーがジマーマンの圧力をかわして2R、3Rと進む可能性が高いかと思います。レミーはカウンター狙いになると思うので、レミーのパンチが一発入ればジマーマンのダウンシーンもあるのでは。


圧倒的なパワー、目に止まらぬスピード、ファンを魅了するテクニック、ベスト8ファイターには最高峰のものを見せてもらいたいですね。この3要素に注目して、12/5の大会をじっくり見ていきましょう。

明日は、長期戦の鍵を握る、『スタミナ編』です。お楽しみに!

2009年11月20日金曜日

【K-1FAN】K-1WGP2009 ベスト8ファイターを分析~攻撃力・防御力編~

ほんと寒くなってきましたね。健康には人一倍気を配っている僕ですが、寒さには昔から弱いです。といいつつ冬でも海に入りますが^^ 別腹ならぬ別体?? みなさんも風邪などひかないようにお体にお気をつけください。

さてさて、今日は【K-1FAN】K-1WGP2009 ベスト8ファイターを分析~攻撃力・防御力編~です。

攻撃力と防御力は、格闘技のみならず、どの競技においても大きな柱となる戦略部分ですね。

野球では、ピッチャーが大切だとよく言いますよね。ピッチャーがしっかりしていれば防御がまずは万全になるからではないでしょうか。ピッチャーがしっかりしている間に、攻撃により1点でも2点でも加点することが出来れば、ムダのない効率的な試合運びができ、安定した形で勝利を勝ち取ることが出来ます。安定した勝ち試合が多いと、選手の疲労もたまりませんので、長いペナントレースのことを考えても大切なことですね。

では、格闘技K-1の場合どうでしょうか。

K-1を野球に例えるなら、ヒットの積み重ねが判定のポイントを重ねることにあたり、ダウンをとることがタイムリーヒットやホームラン、KO勝利が決定的なホームランといったところでしょうか。防御は、内外野の守りになりますね。

野球でもホームランの打ち合いで逆転、また逆転といった試合がやはりおもしろいですよね。K-1でもダウンの取り合いの試合は白熱します。しかしそういった試合は多くはなく、やはり防御のしっかりしたファイターが安定したキャリアを残していると思いますね。

今回のシリーズでグラフ化した攻撃力と防御力の部分だけを抜粋しました。見てみましょう。

今回からK-1FANをご覧になる方は何のことだかわからないと思いますので、その場合は以下リンクをご覧ください。
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/k-1fan/article/47



抜粋して並べてみたら、攻撃力が結構レベル4で固まりましたね。

攻撃力と言っても、いろいろあると思うのですが、大きく分けると、

① 相手を圧倒するパワーがある
② 相手を圧倒する多彩な技がある
③ 相手を圧倒するスピードがある

といった一連の活発な動き(アグレッシブな動き)が多ければ多いほど攻撃力があると判断してよいかと思います。

そういった意味では、ここに揃っているのは世界のベスト8ですから、攻撃力が高いレベルで拮抗していてもおかしくないですね。

そんな中で、唯一攻撃力レベル5をつけたのがバダ・ハリです。数年前でしたらバンナも5になったところでしたが、ここ最近は敗戦も多くなり攻撃力が落ちているので4にしました。バダ・ハリは、パワー自体は他のスーパーヘビー級ファイターよりも劣ると思いますが、圧倒的なスピードや圧力は他に類を見ないものがあります。

K-1で33戦のキャリアを誇り、誰ひとりとしてKOをとれなかった3TIMESチャンピオン、セーム・シュルトをKOで倒したわけですから、改めてその攻撃力の高さがわかりますね。

一方、一番攻撃力が低い結果となったのはテイシェイラ。アグレッシブさが足らないので3としました。2に近い3と言ってもよいかもしれません。戦績は良いものがありますが、見ていてすっきりする試合が少ないですね。やはりデビュー当初のフィリォの一撃や、グラウベのような多彩な技を見せて欲しいですね。

攻撃力の方は拮抗しましたが、防御力の方は差が出ました。ダウンをとられることが多かったり、KOでの敗戦が目立つバダ・ハリ、カラエフ、バンナに2をつけました。一方、シュルトとレミーが最高の4.やはり、3TIMESチャンピオンの2人、攻撃・防御とも高いレベルで安定しています。

攻撃と防御が高いレベルで安定しているということが、K-1WGPを制覇する大きなポイントだと思います。今年はバダ・ハリが注目されていますが、バダ・ハリが優勝するにはやはり防御力がどれだけ上がっているかにかかっていると思いますね。

各ファイターの攻撃力と防御力に注目して、12/5のK-1WGPファイナルを楽しみましょう。次の記事は来週の火曜日になります。パワー・スピード・テクニック、そしてスタミナについて検証する予定です。では、良い週末を!

2009年11月19日木曜日

【K-1FAN】K-1WGP2009 ベスト8ファイターを分析~身長・体重編~

【K-1FAN】K-1WGP2009 ベスト8ファイターを分析シリーズにおいて、10の項目を5段階レベルでグラフ化してきましたが、本日よりそのグラフの項目別にベスト8ファイターを分析していきたいと思います。今日は、身長と体重編です。

グラフでは5段階で分けていたのですが、5段階では見た目にあまり差がわかりませんので、よりリアルに表現するためにここでは実際の身長と体重を基に棒グラフを作りました。以下をご覧ください。

※データはK-1オフィシャルサイトを参照





身長、体重ともにセーム・シュルトが他を大きく引き離していますね。この規格外の体格の代わりに、スピードが遅い、技が少ないなど、劣っている面があれば他のファイターも攻略しやすいのですが、グラフでもあったようにトータルでハイレベルなのでやはりシュルトは強いですね。

続いて身長ではバダ・ハリ、アリスターと続き、その後はあまり身長差はありません。

身長が高いとやはり有利です。必然的にリーチや足も長くなるので、相手の顔にパンチやキックが届きやすくなります。元から打点が高いので、背の高いファイターとの戦いでも打撃が届かないということにはなりませんし、背の低いファイターとの戦いでは打ち下ろすことも出来ますので威力も増します。

背の低いファイターは常に上を向いて戦わなければならないのに対し、背の高いファイターは見下ろしながら戦うことが出来るので、スタミナ面でも有利です。

しかし、背が高すぎるとその分機敏に動けなかったりするものですが、バダ・ハリについて言えばミドル級ばりの素早い動きができ、加えて攻撃力もありますから強いですね。

体重の話に移りましょう。体重が重いとその分パンチやキックも重いということですね。当然ながら、その分威力があるのでより大きなダメージを相手に与えることが出来ます。

もちろん、ただ太っていて体重が重いのでは威力を発揮することは出来ません。バンナのように強靭な肉体を持った120キロの巨体だからこそ効果が高いんですね(前回はいつもの筋骨隆々のバンナではありませんでしたが。12/5はそのあたりも注目しましょう。)

また、体重が重いと、体重の軽い相手からの攻撃で大きなダメージを負うことがありません。逆に、体重の軽い相手は、体重の重い相手からの攻撃によりダメージをより大きく受けてしまうので、攻撃の面で体重の軽いファイターは不利な面もあります。

K-1WGP2009FINALベスト8ファイターの中では、バダ・ハリとルスラン・カラエフが一番体重が軽くなります。両者ともスピードのあるファイターですが、バダ・ハリの場合は身長があります。しかしカラエフはバダ・ハリほど身長が高くありません。

今回のFINALの中では、体格的にはカラエフが一番不利です。さきほども申し上げた通り、カラエフより背の高い相手はカラエフに上からパンチを打ち下ろしてきます。カラエフは常に上を見上げるようにして戦わなければなりません。カラエフより体重の重いファイターは、重いパンチやキックを打ち込んできて、スタミナも消耗します。カラエフには、そこを何とか切り開いて勝利へと結びつけてもらいたいものですね。


■歴代チャンピオンは意外に大きくない

体格が大きくないとWGPを制覇できないのか?という疑問に至り、歴代チャンピオンの身長と体重を改めて調べてみました。そうすると、意外や意外、セーム・シュルトは規格外として、他のチャンピオンはさほど大型ファイターというわけではありませんでした。

初代WGP王者ブランコ・シカティックは100kgに満たない体格。1996年に優勝した鉄人アンディ・フグは身長、体重ともに多くのヘビー級ファイターより体格的には劣っていました(180cm、98kg)。

K-1は2000年以降から大型化が進んでいることは確かですが、今大会一番小さなルスラン・カラエフはアンディ・フグよりずっと背が高い。アンディ・フグは小さいからこそ出来ることを不屈の精神でやり抜きました。その結果、WGPの栄冠をつかむことが出来たのです。カラエフにも小さいから出来ることを精一杯やってファンを沸かせて欲しいものですね。


( )内の数字は優勝回数

セーム・シュルトがずば抜けて体格が違いますが、バダ・ハリは身長が高くて細かったり、バンナはそんなに高くないけど体重は他のファイターより10kgほど重い。ルスラン・カラエフは8人の中で最も小柄、アリスターは見た目ほど体重が重くない、などなど、ファイターの身体的な部分にも注目して観戦するとまたおもしろいものがあると思います。

では、明日は攻撃力・防御力編をお送りしたいと思います。

2009年11月17日火曜日

【K-1FAN】K-1WGP2009 ベスト8ファイターを分析~まとめ~


シリーズでお送りしてきました【K-1FAN】K-1WGP2009 ベスト8ファイターを分析。今日は全8回分のまとめをお送りしたいと思います。

シリーズ8回でご紹介してきたグラフを並べてみました。以下をご覧ください。


シリーズ中にもお話してきたことですが、このグラフはK-1での各ファイターの戦績を基に出しております。

数値で割り出せない部分(例えばテクニックやスタミナなど)に関しては、僕の観戦経験からの尺度で割り出していますので、必ずしもこれが絶対というものではありません。

見る人によって個人差はあって当然ですので、そのあたりは個人個人の尺度でお楽しみくださいね^^v


トータルポイントとは、各項目の数値を合わせたものです。各項目は全部で10個あり、それぞれ5段階評価となっていますので50点満点ですね。戦績も合わせて掲載しておりますので、比較しながらお楽しみください。


バダ・ハリ 
K-1戦績:19戦/14勝/5敗/12(T)KO 勝率74% KO率86%
トータルポイント 38


ルスラン・カラエフ 
K-1戦績:19戦/12勝/7敗/6(T)KO 勝率63% KO率50%
トータルポイント 30


エヴェルトン・テイシェイラ 
K-1戦績:9戦/8勝/1敗/2(T)KO 勝率89% KO率25%
トータルポイント 31


アリスター・オーフレイム 
K-1戦績:5戦2勝3敗1KO 勝率40% KO率50% 
トータルポイント 31
※注意:グラフの結果はK-1での戦績を元にしたもので加えてアリスターの身体能力が数値化されています。
[参考]総合戦績:43戦31勝11敗1無効試合30KO  勝率72% KO(一本勝ち)率97% 


セーム・シュルト 
K-1戦績:33戦29勝3敗1分14(T)KO 勝率88% KO率48%
トータルポイント 41


ジェロム・レ・バンナ 
K-1戦績:67戦47勝18敗1分1無効試合32(T)KO 勝率70.1% KO率68%
トータルポイント 34


エロール・ジマーマン
K-1戦績:9戦7勝2敗3(T)KO 勝率78% KO率43% 
トータルポイント 32


レミー・ボンヤスキー 
K-1戦績:47戦37勝10敗17(T)KO 勝率79% KO率46%
トータルポイント 35


トータルランキング


トータルポイントで一番高いのはセーム・シュルトでした。やはりシュルトは磐石ですね。体格が規格外で、かつ規格外のファイターが通常出来ないこと(早く動く、細かい攻撃をするなど)が出来るので強い。やはり今年も大本命です。

2位はバダ・ハリ。シュルトが41なのに対してバダは38。この違いでバダがシュルトより劣っている点は、大きくは体格差と防御力ですね。体格差は仕方ありませんが、KO負けやダウンされる回数が多く、防御力が甘いところがバダ・ハリの弱点。

しかし反対にバダがシュルトより優れている点は、スピードと攻撃力、そしてKO率です。先日行われたIt’s Showtimeでのバダ・ハリvsセーム・シュルトの一戦は、バダのスピードと攻撃力に、さしものシュルトもついていけなかったという対戦だったのではないでしょうか。

続いて3位はレミー。やはり3TIMESチャンピオン、トータルバランスが高いですね。この3回王者になっているレミーよりバダの方が数値が高いわけですから、バダ・ハリは確実にWGPチャンピオンになれる逸材だと思います。しかしそのバダがレミーを苦手としている(2連敗中)わけですから、ここがまたおもしろいところです^^

4位はバンナ。バンナはここ最近低調気味ですが、過去の実績があるので4位という結果になったと思います。ここ数試合のデータを基にするなら、もっとランクが落ちるかもしれません。

それ以下はみな若いファイターになっていますね。ただし、アリスターはK-1において未知数な部分が多いので、総合での実績も加味して考えると、この数値以上のものを出すかもしれませんね。

今回のグランプリの総体的な見方としては、セーム・シュルトとバダ・ハリが本命、同じく本命として少し離れて昨年度王者のレミーといった感じになるかと僕は見ています。そしてアリスターがトーナメントをどうかき回すかが見所ですね。他のファイターのそれぞれの活躍も見逃せません。そのあたりも個別に見ていきたいと思います。

では、明日からは各ファイターのグラフを基に項目別に検証していきましょう。パワー、スピード、テクニック、スタミナ、などなど、各ファイターがどんなタイプなのか、どんなことを得意としているのか、どんなところが弱点なのか、新しい発見もあるかもしれません。お楽しみに!

2009年11月16日月曜日

【K-1FAN】K-1WGP2009 ベスト8ファイターを分析~レミー・ボンヤスキー編~

【K-1FAN】K-1WGP2009 ベスト8ファイターを分析シリーズもいよいよ最後となりました。最後を飾るのは、昨年度王者レミー・ボンヤスキーです。

レミー・ボンヤスキーで思い出深いのは、2002年5月に行われたK-1 WGPパリ大会。そこでのピーター・マイストロビッチとの一戦ですね。

ロープ際でのハイキックがマイストロビッチの顔面にヒットし、その後マイストロビッチは見事に吹っ飛びそのまま失神。レミーの壮絶なKO勝利となったあの試合です。

僕はあの試合を見て、この選手は必ずグランプリで優勝するファイターになると思いました。

昨年度、3度目のWGP制覇を達成。レミー・ボンヤスキーは、今やアーツやシュルト、引退したホーストに並ぶK-1トップファイターの一人です。

レミーの戦績を振り返りましょう。

○メルヴィン・マヌーフ
 2009.9.26 3R判定3-0 K-1 WORLD GP 2009 IN SEOUL -FINAL16-
○アリスター・オーフレイム
 2009.3.28 3R判定3-0 K-1 WORLD GP 2009 IN YOKOHAMA
○バダ・ハリ
 2008.12.6 2R0分53秒(失格) K-1 WORLD GP 2008 -FINAL-
○グーカン・サキ
 2008.12.6 2R0分53秒、KO K-1 WORLD GP 2008 -FINAL-
○ジェロム・レ・バンナ
 2008.12.6 3R1分46秒 TKO K-1 WORLD GP 2008 -FINAL-
○ポール・スロウィンスキー
 2008.9.27 3R判定2-0 K-1 WORLD GP 2008 IN SEOUL -FINAL16-
○ヴォルク・アターエフ
 2008.7.13 3R0分33秒、KO K-1 WGP 2008 IN TAIPEI
○メルヴィン・マヌーフ
 2008.4.26 3R2分32秒 KO K-1 WGP 2008 IN AMSTERDAM
×ピーター・アーツ
 2007.12.8 3R判定3-0 K-1 WGP 2007 -FINAL-
○バダ・ハリ
 2007.12.8 3R判定2-0 K-1 WGP 2007 -FINAL-
○ステファン“ブリッツ”レコ
 2007.9.29 1R2分50秒、KO K-1 WGP 2007 IN SEOUL -FINAL16-
○グラウベ・フェイトーザ
 2007.4.28 3R判定2-0 K-1 WGP 2007 IN HAWAII
○ステファン“ブリッツ”レコ
 2006.12.2 3R判定3-0 K-1 WGP 2006 IN TOKYO 決勝戦
○ゲーリー・グッドリッジ
 2006.9.30 3R0分52秒、KO K-1 WGP 2006 IN OSAKA 開幕戦
○マイティ・モー
 2006.7.30 3R判定3-0 K-1 WORLD GP 2006 IN SAPPORO
×ジェロム・レ・バンナ
 2006.5.13 3R判定 K-1 WGP 2006 IN AMSTERDAM
○ザ・プレデター
 2005.12.31 3R判定2-1 K-1 PREMIUM 2005 Dynamite!!
×セーム・シュルト
 2005.11.19 1R2分08秒 KO K-1 WGP 2005 決勝戦
○チェ・ホンマン
 2005.11.19 3R判定3-0 K-1 WGP 2005 決勝戦
○アレクセイ・イグナショフ
 2005.9.23 延長R判定3-0 K-1 WGP 2005 開幕戦
○リカルド・ノードストランド
 2005.5.20 3R判定3-0 K-1 Scandinavia 2005
×マイティ・モー
 2005.4.30 3R判定2-1 K-1 WGP 2005 IN LAS VEGAS
○レイ“マーシレス”マーサー
 2005.3.19 1R0分22秒、KO K-1 WGP 2005 IN SEOUL
○武蔵
 2004.12.4 再延長R判定 K-1 WGP 2004 決勝戦
○フランソワ“ザ・ホワイトバッファロー”ボタ
 2004.12.4 3R判定3-0 K-1 WGP 2004 決勝戦
○アーネスト・ホースト
 2004.12.4 延長R判定3-0 K-1 WGP 2004 決勝戦
○曙
 2004.9.25 3R0分33秒、KO K-1 WGP 2004 開幕戦
○アジス・カトゥー
 2004.7.17 2R TKO K-1 WGP 2004 IN SEOUL
○フランソワ“ザ・ホワイトバッファロー”ボタ
 2004.6.6 3R判定3-0 K-1 WGP 2004 IN NAGOYA
○中迫剛
 2004.2.15 3R2分54秒、KO K-1 BURNING 2004
○武蔵
 2003.12.6 3R判定3-0 K-1 WGP 2003 決勝戦
○シリル・アビディ
 2003.12.6 1R1分46秒、KO K-1 WGP 2003 決勝戦
○ピーター・グラハム
 2003.12.6 1R2分58秒、KO K-1 WGP 2003 決勝戦
○ボブ・サップ
 2003.10.11 2R1分20秒(反則失格) K-1 WGP 2003 開幕戦
○マイケル・マクドナルド
 2003.8.15 延長判定2-1 K-1 WGP 2003 IN LAS VEGAS
○ジェフ・フォード
 2003.8.15 1R1分28秒、TKO K-1 WGP 2003 IN LAS VEGAS
○ヴァーノン“タイガー”ホワイト
 2003.8.15 1R1分55秒、KO K-1 WGP 2003 IN LAS VEGAS
×セーム・シュルト
 2003.7.13 5R判定3-0 K-1 WGP 2003 IN 福岡
○ビヨン・ブレギー
 2003.3.30 3R1分29秒、TKO K-1 WGP 2003 IN SAITAMA
×ステファン“ブリッツ”レコ
 2002.8.17 判定3-0 K-1 WORLD GP 2002 IN LAS VEGAS
×ミルコ・クロコップ
 2002.7.14 2R2分06秒、TKO K-1 WGP 2002 IN 福岡
○ピーター・マイストロビッチ
 2002.5.25 4R0分27秒、KO K-1 WGP IN PARIS
×エロル・パリス
 2002.2.24 1R1分20秒、KO K-1 WGP 2002 オランダ大会
○メルビン・マヌーフ
 2002.2.24 3R判定3-0 K-1 WGP 2002 オランダ大会
○セルゲイ・アルピホフ
 2002.1.25 5R終了時 TKO K-1 WGP 2002 マルセイユ大会
○レイ・セフォー
 2001.6.24 4R終了時、TKO K-1 SURVIVAL 2001
×ジェレル・ヴェネチアン
 2001.2.4 3R 判定 K-1 WORLD GP 2001 オランダ地区予選

K-1戦績:47戦37勝10敗17(T)KO 勝率79% KO率46%


レミー・ボンヤスキーはもう47戦もキャリアを積んでいるんですね。しかもまだ32歳。あと2回グランプリ制覇できるかもしれませんね。ひとまずはホーストの4回制覇には並びたいところでしょう。

レミーは、2007.12.8のK-1 WGP 2007ファイナルでピーター・アーツに敗れて以降現在8連勝中です。このまま一気に2009年もWGP制覇するのでしょうか。

しかし疲れが出ているのか、昨年チャンピオンになったことでモチベーションが下がったのか、今年のレミーはあまりよくないと僕は見ています。

今年の春横浜で行われたアリスター・オーフレイム戦は最後の最後にハイキックでダウンを奪いかろうじて勝利を収めましたが、終始アリスターのパワーにおされ危うく黒星を数えるところでした。

これとそっくりな試合が過去にもありました。それは・・・とここで問題。その試合とはフランソワ“ザ・ホワイトバッファロー”ボタ戦のことなのですが、レミーはボタと2回戦っているんですよね。2004年の名古屋大会だったか、同じく2004年のWGPだったか・・・。

棚からDVD出してきて見ました^^ WGPの方ですね。レミーが1Rからボタのパワーに押されて3Rまでもつれこむんですね。ほんとにレミーこのままでは危ないという3R終了間際にハイキックがボタのこめかみにヒットしてボタがダウンしたのです。それでレミーが勝利を収めました。今年行われたvsアリスター戦はまさにそのボタ戦の再現のようでした。

レミーは元々ライトヘビーと言える体格で、K-1に対応するため徐々に体重を上げてきました。現在は108kgあります。元々大柄な体格ではなかったせいか、大型ファイターを苦手としています。

さきほど紹介したボタも大型のファイターです。ボタ戦では1回目の名古屋でも手古摺っています。マイティ・モー、セーム・シュルト、ジェロム・レ・バンナ、そしてピーター・アーツと、大型でパワーのあるファイターに負けている結果が残っています。最近ではアリスター・オーフレイムに勝ちましたが苦戦を強いられましたね。vs大型ファイター、レミーの弱点はここにあります。

改めてレミーのポテンシャルを確認してみましょう。グラフです。



テクニックとスピードを中心に、均整の取れたバランスだと思いますが、唯一心配なのがスタミナですね。スタミナがないというわけではありませんが、大柄なファイターとの対戦でどうしても疲れた姿を見るシーンが多いです。本当は防御力5をつけたいところですが、そのあたりの弱点を踏まえて4にしました。

レミーはご存知のとおり3TIMESチャンピオンですが、圧巻は2003年と2004年。レミーは14連勝で2003年と2004年に連続して王者になっているんですね。

2003年のヴァーノン“タイガー”ホワイト戦から、2003年・2004年とWGPで2度栄冠となるまで14連勝。すばらしいですね。

そ して今年は8連勝中です。2003・2004のときのように、連勝街道まっしぐらで2008・2009と連続優勝を果たすのでしょうか。楽しみです。

しかし今年は準々 決勝でジマーマンを破ったとしても、得意としない相手が待っています。準決勝での戦いは、セーム・シュルトかジェロム・レ・バンナです。どちらかと言えば バンナにあがってきて欲しいでしょうが、どんな結果になるでしょうか。

決勝でバダ・ハリがあがってきたらレミーは優位に立つことが出来ますね。レミーはバダに2連勝中です。というところで、レミーにしてみると、準決勝で当たる可能性の高いシュルト戦が大きなポイントとなります。

おそらく、準々決勝でのジマーマン戦は、ジマーマンが積極的に前に出てくるので派手な攻防になることが予想されます。レミーは無駄に打ち合うことはしませんが、スタミナ的に楽な試合にはならないことが予想されます。

対してその手前のブロック、セーム・シュルトvsジェロム・レ・バンナの戦いは、バンナが特別な攻撃をしない限り、シュルトの一方的な攻撃が終始続くことが予想されます。

レミーとシュルトが勝ち上がった場合、スタミナ的にはレミーが不利になると予想します。加えて、レミーはシュルトを苦手としていますから、よりレミーが不利になりますね。こっちのブロックはシュルトが有利ですね。

さきほども申しましたが、レミーにとっては準決勝のシュルト戦がすべてかと思います。そのためにジマーマンをどう料理するか、そこが見所ですね。

僕の予想としては、ジマーマンがかなりがんばると思いますので、レミーにとっては今大会厳しい結果が待っているのではないかと想像しています。

さて、本日で【K-1FAN】K-1WGP2009 ベスト8ファイターを分析シリーズ、全8回をすべてお送りしました。明日は、今シリーズでご紹介してきたベスト8ファイターのグラフをそれぞれ比較してみましょう。それでは!

【K-1FAN】K-1WGP2009 ベスト8ファイターを分析~エロール・ジマーマン編~

K-1WGP2009ファイナル(12/5)までもう20日を切りましたね。開催までにまたシリーズ企画を進めていきますのでお楽しみに^^v

連続シリーズでお送りしている、【K-1FAN】K-1WGP2009 ベスト8ファイターを分析。今日は7回目、エロール・ジマーマン編です。

コアなK-1ファンであればジマーマンのことはもちろん知っていると思いますが、今回のファイナル8の中では知名度がまだ低いですから、新しいK-1ファンの方のためにジマーマンのおさらいをしましょう。通称『エロジマン』 。バダ・ハリと並んで将来を有望視される大型新人ファイター。注目しましょう!

K-1で世界的に有名になるためには、まずは各地で行われる世界予選を制することが第一歩です。そこで初めてスタートラインに立てると言えるでしょう。

ジマーマンは、08年のヨーロッパ予選を制したことでまずはK-1トップファイターとしてのスタートラインに立ちました。

ヨーロッパ予選はK-1世界予選の中でもっとも激戦区です。そこで優勝したということは、他の予選トーナメントの優勝者よりも実力があると言えます。

あのセーム・シュルトも、最初はヨーロッパ予選からスタートだったのです。その後グランプリ3TIMESチャンピオン、スーパーヘビー級チャンピオンと現在の地位を築き上げました。


ジマーマンのキャリアを見てみましょう。


○グラウベ・フェイトーザ
 2009.9.26 3R判定2-0 K-1 WORLD GP 2009 IN SEOUL -FINAL16-
×ピーター・アーツ
 2009.3.28 延長R判定3-0 K-1 WORLD GP 2009 IN YOKOHAMA
×バダ・ハリ
 2008.12.6 3R2分15秒、KO K-1 WORLD GP 2008 FINAL
○エヴェルトン・テイシェイラ
 2008.12.6 3R判定2-0 K-1 WORLD GP 2008 FINAL
○グラウベ・フェイトーザ
 2008.9.27 3R判定3-0 K-1 WORLD GP 2008 IN SEOUL -FINAL16-
○ザビット・サメドフ
 2008.4.26 3R判定3-0 K-1 WGP 2008 IN AMSTERDAM
○ビヨン・ブレギー
 2008.4.26 3R2分59秒、KO K-1 WGP 2008 IN AMSTERDAM
○アティラ・カラチ
 1R2分10秒、TKO K-1 WGP 2008 IN AMSTERDAM 2008.4.26
○トヴァロヴィッチ・ダミール
 2008.2.9 2R2分32秒、KO K-1 WGP 2008 IN BUDAPEST

K-1戦績:9戦7勝2敗3(T)KO 勝率78% KO率43%


ヨーロッパ予選では、常連で毎回優勝候補に挙がっている”アルペンタワー”ビヨン・ブレギーを倒し、新世代ファイターの中で実力のあるサメドフも破り優勝。ジマーマンはここで一気に名を高めました。

対トップファイターでは、エヴェルトン・テイシェイラに唯一の黒星を与え、グラウベ・フェイトーザを2度撃破。確かな実力を知らしめました。

そういったキャリアの中でジマーマンは2敗を喫していますが、その相手は、今K-1で一番の若手であるバダ・ハリ、そして大ベテランながら現在もなお強さに衰えのないピーター・アーツからの黒星です。

負けたとは言えそのバダ・ハリ、ピーター・アーツからの黒星、しかもバダ・ハリ戦ではダウンも奪っています。ピーター・アーツ戦も悪くなかったですよね。この2人と現段階でいい勝負が出来ているということは、今後ますます伸びていくことが予想されます。

そんなジマーマンのグラフはこのような感じになりました。



グラフはすべてのファイター(ヘビー級以上)を比較して総体的なものになっているので、現段階ではどうしても少しこじんまりした印象になりますね。
しかし、ジマーマンは今後大きく伸びると思います。

K-1トップファイターとしての条件とはどんなものでしょうか。ジマーマンの将来性と重ねて考えてみましょう。


●K-1トップファイターの条件

① 攻撃的でかつ爆発力がある
② 気が強く物怖じしない
③ ナチュラルに強い
④ 頭が良く戦略的である
⑤ マジメで怠けない


これらはどのジャンルの格闘技にも通ずるものとは思いますが、K-1は基本的に短期決戦でKOが求められる競技ですから、攻撃力があることがまずはトップファイターの条件だと思います。その攻撃力の中で、ここ一番、一気に畳み掛ける爆発力を備えているとKO率も上がります。ファンを魅了することが出来ますね。

それに物怖じしない気の強さを備えているとさらに強いですね。気が強い弱いは生まれ持っての性格ですから、いくらトレーニングをして体を鍛えても性格を芯から変えることは出来ません。しかし多くのファイターが子供の頃はいじめられていたというような話も聞きます。それが強くなりたいという気持ちを誰よりも大きくさせるのかもしれません。恐れを知ることで恐れに勝つ、そういった精神面のトレーニングも格闘技には重要であり、奥深いものがありますね。

『ナチュラルに強い』というのがありますよね。その典型がピーター・アーツです。20代の頃は全然練習しなくても勝てていたというのですから、根っからの天才ファイターなんですね。ジマーマンもそれに近いものがある気がするんですよね。もちろん一生懸命練習はしているでしょうが、ナチュラルに強い雰囲気を受けます。他にナチュラルに強いファイターと言えば、マーク・ハントやボクシングに転向したマット・スケルトンが思い浮かびますね。

強いファイターは頭も良いですね。戦略を持たない真っ向勝負のファイターも魅力はありますが、やはり対戦相手によってちゃんと戦略を立てることが出来たり、試合中状況に応じて強弱を持たせたり押したり引いたりの変化を持たせることの出来るファイターが、トップファイターとして長く君臨していると思います。どんなに体が強くても、その強い体を動かすのは脳ですから、常に頭を使わなければせっかく授かった恵まれた体格も活かせませんね。

最後にマジメであるというのは何においても基本でしょう。これは私たち一般のサラリーマンでもどの世界の人間でも言えることだと思いますが、格闘技は武道ですから、得に『精進する』ということは基本です。マジメでなければ心技体を極めることは出来ませんよね。

セーム・シュルトがいつまでも強いのは余計な欲を持たずにマジメに稽古しているからだと思います。マジメなので試合がどこかおもしろくないのかもしれませんが、自分や家族の人生がかかっているわけですし、武道家として日々精進するということは大切なことですよね。僕も見習いたいので、そんなことも考えながらK-1をいろいろな角度から見ています^^

といったところで、ジマーマンは①~④まで完璧ですね。いつまで⑤を保てるかですが。 カラエフの話では本当に”エロ” ジマンだとか^^ 大丈夫??

K-1WGP歴代チャンピオンを振り返っても、アンディ・フグもアーネスト・ホーストも、ピーター・アーツ、セーム・シュルト、レミー・ボンヤスキー、みな才能だけではなく人一倍マジメで怠けない人物だと思います。ジマーマンもそんな先輩ファイターたちのように大きくなって欲しいですね。

お話しましたように、ジマーマンが将来有望なファイターになることは間違いないとしても、今トーナメントで頂点に駆け上がるのは大変厳しいものがありますね。まずは昨年度王者で3TIMESチャンピオンのレミー・ボンヤスキーを倒さなくてはなりませんし、準決勝では同じく3TIMESチャンピオンのセーム・シュルトがあがってくる可能性が高いです。

レミーとはいい勝負をすると思いますが、長期戦になるとクレバーなレミーを切り崩すのは難しくなります。シュルトは誰にとっても難敵ですから、レミーとシュルト、2人の歴代3TIMESチャンピオンを倒さなければ決勝に進めないわけです。これは本当に厳しいです。

それを成し遂げるなら、ジマーマンの驚異的な進歩を見ることが出来るということですね。現段階では、ベスト8ファイターと言えるグラウベを破り、ベスト4ファイターと言えるピーター・アーツとバダ・ハリに敗れていますから、同じくベスト4ファイターと言えるレミーとシュルトを倒せばかなり格があがります。予想を覆し、決勝に駆け上がる"エロジマン"を見せてもらいたいものですね。

では、明日は最後となりました。昨年度の王者レミー・ボンヤスキー編です。お楽しみに!

2009年11月13日金曜日

【K-1FAN】K-1WGP2009 ベスト8ファイターを分析~ジェロム・レ・バンナ編~

第5回目を迎えました【K-1FAN】K-1WGP2009 ベスト8ファイターを分析シリーズ。本日は、K-1の番長ジェロム・レ・バンナです。

ジェロム・レ・バンナと言えばK-1には欠かせない存在。ジェロム・レ・バンナのいないK-1は寂しいものがありますよね! いつまでも番長として君臨して欲しいものです。

そんなバンナですが、最近はめっきり鳴りを潜めてしまい、KOも量産出来ていませんね。腕の大きな怪我を負いながらも(2000年WGP決勝アーネスト・ホースト戦)、非常に多くの苦労を乗り越えて現在に至っています。

バンナの戦績を振り返りましょう。

○武蔵
2009.9.26 3R判定3-0 K-1 WORLD GP 2009 IN SEOUL -FINAL16-
×エヴェルトン・テイシェイラ
 2009.3.28 延長2R判定2-1 K-1 WORLD GP 2009 IN YOKOHAMA
×レミー・ボンヤスキー
 2008.12.6 3R1分46秒、TKO ※ドクターストップ K-1 WORLD GP 2008 -FINAL-
○澤屋敷純一
 2008.9.27 3R判定3-0 K-1 WORLD GP 2008 IN SEOUL -FINAL16-
×セーム・シュルト
 2008.6.29 3R判定2-0 K-1 WGP 2008 IN FUKUOKA
×セーム・シュルト
 2007.12.8 2R1分02秒、TKO K-1 WGP 2007 -FINAL-
○チェ・ホンマン
 2007.12.8 3R判定3-0 K-1 WGP 2007 -FINAL-
○パク・ヨンス
 2007.9.29 1R1分54秒、KO K-1 WGP 2007 IN SEOUL -FINAL16-
×澤屋敷純一
 2007.3.4 3R判定3-0 K-1 WGP 2007 IN YOKOHAMA
×セーム・シュルト
 2006.12.2 3R判定3-0 K-1 WGP 2006 IN TOKYO 決勝戦
○チェ・ホンマン
 2006.9.30 延長R判定3-0 K-1 WGP 2006 IN OSAKA 開幕戦
○レミー・ボンヤスキー
 2006.5.13 3R判定 K-1 WGP 2006 IN AMSTERDAM
×ピーター・アーツ
 2005.11.19 延長R判定3-0 K-1 WGP 2005 決勝戦
○ゲーリー・グッドリッジ
 2005.9.23 1R2分13秒、KO K-1 WGP 2005 開幕戦
○シリル・アビディ
 2005.5.27 5R2分53秒、KO K-1 WGP 2005 IN PARIS
○天田ヒロミ
 2004.12.4 2R1分03秒、KO K-1 WGP 2004 決勝戦
×フランソワ“ザ・ホワイトバッファロー”ボタ
 2004.9.25 3R終了時、TKO K-1 WGP 2004 開幕戦
○テレンス・リーズビィ
 2004.7.17 1R0分53秒、KO K-1 WGP 2004 IN Seoul
○シャカ・ズール
 2003.9.21 2R1分16秒、KO K-1 SURVIVAL 2003
○ヴィタリ・オフラメンコ
 2003.6.14 2R2分32秒、KO K-1 WGP 2003 IN Paris
×アーネスト・ホースト
 2002.12.7 3R1分26秒、KO K-1 WGP 2002 決勝戦
○マーク・ハント
 2002.12.7 3R判定3-0 K-1 WGP 2002 決勝戦
○武蔵
 2002.12.7 2R0分51秒、TKO K-1 WGP 2002 決勝戦
○ゲーリー・グッドリッジ
 2002.10.5 1R0分42秒、KO K-1 WGP 2002 開幕戦
○ドン・フライ
 2002.8.28 1R1分30秒、KO Dynamite!
○マーク・ハント
 2002.5.25 2R終了時、TKO K-1 WGP IN PARIS
○天田ヒロミ
 2002.3.3 1R1分42秒、KO K-1 WGP 2002 IN 名古屋
×マーク・ハント
 2001.12.8 2R2分32秒、KO K-1 WGP 2001 決勝戦
○マーク・デ・ウィット
 2001.8.19 2R1分45秒、KO K-1 ANDY MEMORIAL 2001
○ステファン“ブリッツ”レコ
 2001.6.24 5R判定3-0 K-1 SURVIVAL 2001
○アダム・ワット
 2001.4.29 1R0分52秒、KO K-1 WGP 2001 IN 大阪
○エベンゼール・フォンテス・ブラガ
 2001.4.29 1R1分3秒、KO K-1 WGP 2001 IN 大阪
○パヴェル・マイヤー
 2001.4.29 1R2分15秒、KO K-1 WGP 2001 IN 大阪
―マイク・ベルナルド
 2001.3.17 無効試合 K-1 GRADIATORS 2001
○アーネスト・ホースト
 2000.7.30 1R終了時、TKO K-1 WGP 2000 IN 名古屋
○ニコラス・ペタス
 2000.7.30 1R3分0秒、KO K-1 WGP 2000 IN 名古屋
○マーク・ハント
 2000.7.30 3R判定3-0 K-1 WGP 2000 IN 名古屋
○ヤン“ザ・ジャイアント”ノルキヤ
 2000.5.28 1R1分07秒、KO K-1 SURVIVAL 2000
○フランシスコ・フィリォ
 2000.4.23 1R2分02秒、KO K-1 THE MILLENNIUM
×アーネスト・ホースト
 1999.12.5 2R0分26秒、KO K-1 GP '99 決勝戦
○ピーター・アーツ
 1999.12.5 1R1分11秒、KO K-1 GP '99 決勝戦
○マット・スケルトン
 1999.10.3 1R1分59秒、KO K-1 GP '99 開幕戦
○サム・グレコ
 1998.7.18 2R3分7秒、KO K-1 DREAM '98
○コンバット・ジーヨ
 1998.5.24 3R2分52秒、TKO K-1 BRAVES '98
×アーネスト・ホースト
 1997.11.9 1R KO K-1 GRAND PRIX '97 決勝戦
×ピーター・アーツ
 1997.7.20 2R KO K-1 DREAM '97
×レイ・セフォー
 1997.4.29 1R TKO K-1 BRAVES '97
△サム・グレコ
 1996.12.8 5R 判定 K-1 HERCULES '96
○アーネスト・ホースト
 1996.10.18 2R TKO K-1 STAR WARS '96
○タケル
 1996.9.1 4R KO K-1 REVENGE '96
×ミルコ・クロコップ
 1996.3.10 判定 K-1 GRAND PRIX '96 開幕戦
×アンディ・フグ
 1995.12.9 判定 K-1 HERCULES
○ジョニー・クレイン
 1995.9.3 2R KO K-1 REVENGE II
×ピーター・アーツ
 1995.5.4 1R KO K-1 GRAND PRIX '95 決勝戦
○マイク・ベルナルド
 1995.5.4 2R KO K-1 GRAND PRIX '95 決勝戦
○佐竹 雅昭
 1995.5.4 3R KO K-1 GRAND PRIX '95 決勝戦
○ノックウィー・デービー
 1995.3.3 判定 K-1 GRAND PRIX '95 開幕戦

K-1戦績:67戦47勝18敗1分1無効試合32(T)KO 勝率70.1% KO率68%


もう67戦にもなるんですね。すばらしいです。しかし戦績を振り返ると、やはり2002.12.7のK-1WGPファイナルでのアーネスト・ホースト戦でのKO負け(結果的に腕の複雑骨折)がターニングポイントになっているように思いますね。
 
その後もアグレッシブなバンナを見せてくれましたが、K-1 WGP 2004 開幕戦のフランソワ“ザ・ホワイトバッファロー”ボタ戦での敗北が痛かったですね。ボタは良いファイターですが、バンナがやられる相手ではなかったと思います。そこを負けてしまうのがバンナでもありますが。

その後、天田ヒロミ、シリル・アビディ、ゲーリー・グッドリッジと立て続けにKOで勝利収めていますが(このあたり、おもしろかったですよね)、その後2005.11.19のK-1WGPでピーター・アーツに敗れ、2007.3.4 には横浜でセーム・シュルトに敗戦、そして極めつけは澤屋敷純一戦でのまさかの敗戦ですね。これはあってはならないことでした。結果的に、勝った澤屋敷の方も急にトップファイターに勝ってしまったものだから後が続かず潰れてしまいました。両者にとってプラスにならなかったですね。

といった流れから、現在、元気のないバンナですが、最近の10試合だけを見てみましょうか。


○武蔵
2009.9.26 3R判定3-0 K-1 WORLD GP 2009 IN SEOUL -FINAL16-
×エヴェルトン・テイシェイラ
 2009.3.28 延長2R判定2-1 K-1 WORLD GP 2009 IN YOKOHAMA
×レミー・ボンヤスキー
 2008.12.6 3R1分46秒、TKO ※ドクターストップ K-1 WORLD GP 2008 -FINAL-
○澤屋敷純一
 2008.9.27 3R判定3-0 K-1 WORLD GP 2008 IN SEOUL -FINAL16-
×セーム・シュルト
 2008.6.29 3R判定2-0 K-1 WGP 2008 IN FUKUOKA
×セーム・シュルト
 2007.12.8 2R1分02秒、TKO K-1 WGP 2007 -FINAL-
○チェ・ホンマン
 2007.12.8 3R判定3-0 K-1 WGP 2007 -FINAL-
○パク・ヨンス
 2007.9.29 1R1分54秒、KO K-1 WGP 2007 IN SEOUL -FINAL16-
×澤屋敷純一
 2007.3.4 3R判定3-0 K-1 WGP 2007 IN YOKOHAMA
×セーム・シュルト
 2006.12.2 3R判定3-0 K-1 WGP 2006 IN TOKYO 決勝戦


4勝6敗1KOですね。勝っている相手の4人は、パク・ヨンス、チェ・ホンマン、澤屋敷純一(再戦)、そして武蔵ですね。KO勝利はパク・ヨンス戦のみ。

パク・ヨンス、チェ・ホンマン戦はおもしろかったですが、4人とも決して強い相手ではないですね。澤屋敷に再度やられることはなかったでしょうし、武蔵はもう引退宣言した後でした。武蔵戦もなかなかおもしろかったですが、バンナの体がめずらしくたるんでいたのに驚きました。こんなことは過去になかったです。

負けている相手はどうかと言うと、セーム・シュルト(3連敗)、レミー・ボンヤスキー(ドクターストップ)、エヴェルトン・テイシェイラと、今乗っているトップファイターばかりですよね。

10試合をの流れを見ていると、今回のファイナル7の難敵を迎え撃つのはかなり厳しいように思います。


あまり明るい話ができないのですが、バンナのグラフはこちら。



これは現在のバンナを反映したものです。昔のイメージからすると、だいぶ物足らない形になっていると思います。

昔のバンナでしたら、攻撃力とパワーは5、KO率とスピードは4にしたいですね。僕のイメージでは今のバンナはこんな感じになりますが、みなさんはどんなイメージをお持ちになるでしょうか。


ピーター・アーツも、腰を痛めてから(2000年シリル・アビディ戦)まったく以前のようなハイキックが出なくなり、以前のKOを量産する気持ちのいいアーツのファイトがまったく見られなくなった時期がありました。しかしアーツは長い沈黙を破ってその後復活。今回は開幕戦で破れてしまいWGP連続出場も途絶えてしまいましたが、来年もきっと活躍してくれると思います。

バンナもそんなアーツのように、まだまだ頑張って欲しいですね。無冠の帝王と呼ばれ続けて今年もう37歳。準々決勝で対戦するセーム・シュルトには3連敗中。ひょっとしたら、次の4度目のシュルト戦で本当に最後になるのでは?と想像したりもします。それは望みたくないですね。

4度目の対戦でシュルトを倒せば、それこそ無冠の帝王を返上することができるかもしれません。すごく盛り上がりますよね!シュルトも以前の強すぎるシュルトではありません。バダ・ハリにKOされました。ギタも頑張りました。バンナにも期待が持てると思います。楽しみにしましょう!

2009年11月12日木曜日

【K-1FAN】これも運命?!最終的に魔裟斗の相手はサワーに決定!


僕は魔裟斗の最後の相手は絶対サワーだと思っていたけど、蓋を開ければペトロシアン。

でもペトロシアンが骨折して大みそか出場が絶望的に。

結局、アンディ・サワーが魔裟斗の最後の相手になった。

これはもう運命だね^^

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/headlines/20091112-00000013-spnavi-fight.html

【K-1FAN】K-1WGP2009 ベスト8ファイターを分析~セーム・シュルト編~


シリーズでお送りしている【K-1FAN】K-1WGP2009 ベスト8ファイターを分析、本日はセーム・シュルト編です。

セーム・シュルトと言えば、今やK-1の顔。3TIMESチャンピオン、そして現K-1スーパーヘビー級チャンピオンとしてトップに君臨し続けています。

昨年度は、開幕戦でピーター・アーツに破れ、4連覇の夢潰えましたが、今年は新鋭で前評判の高かったダニエル・ギタに若干押されるシーンを見せるも結果的には完勝。復活の兆しを見せました。


セーム・シュルトの戦績を振り返りましょう。


○ダニエル・ギタ
 2009.9.26  3R判定3-0FieLDS K-1 WORLD GP 2009 IN SEOUL -FINAL16-
○ヘスディ・カラケス
 2009.3.28 3R判定3-0K-1 WORLD GP 2009 IN YOKOHAMA
×ピーター・アーツ
 2008.9.27  3R判定2-0K-1 WORLD GP 2008 IN SEOUL -FINAL16-
○ジェロム・レ・バンナ
 2008.6.29 3R判定2-0K-1 WGP 2008 IN FUKUOKA ※スーパーヘビー級タイトルマッチ
○マーク・ハント
 2008.4.13 1R3分06秒、KOK-1 WGP 2008 IN YOKOHAMA
○ピーター・アーツ
 2007.12.8 1R1分49秒、TKOK-1 WGP 2007 -FINAL-
○ジェロム・レ・バンナ
 2007.12.8  2R1分02秒、TKOK-1 WGP 2007 -FINAL-
○グラウベ・フェイトーザ
 2007.12.8 3R判定3-0K-1 WGP 2007 -FINAL-
○ポール・スロウィンスキー
 2007.9.29 1R2分26秒、KOK-1 WGP 2007 IN SEOUL -FINAL16-
○マイティ・モー
 2007.6.23  3R判定3-0K-1 WGP 2007 IN AMSTERDAM 
※スーパーヘビー級タイトルマッチ
○レイ・セフォー
 2007.3.4 2R0分26秒、KOK-1 WGP 2007 IN YOKOHAMA
※スーパーヘビー級タイトルマッチ
○ピーター・グラハム
 2006.12.31 5R判定3-0K-1 PREMIUM 2006 Dynamite!!
○ピーター・アーツ
 2006.12.2 3R判定3-0K-1 WGP 2006 IN TOKYO 決勝戦
○アーネスト・ホースト
 2006.12.2  3R判定3-0K-1 WGP 2006 IN TOKYO 決勝戦
○ジェロム・レ・バンナ
 2006.12.2  3R判定3-0K-1 WGP 2006 IN TOKYO 決勝戦
○ビヨン・ブレギー
 2006.9.30 1R2分21秒、KOK-1 WGP 2006 IN OSAKA 開幕戦
×チェ・ホンマン
 2006.6.3  3R判定2-1K-1 WGP 2006 IN SEOUL
○ロイド・ヴァン・ダム
 2006.5.13  3R判定3-0K-1 WGP 2006 IN AMSTERDAM
○武蔵
 2006.4.29 3R判定3-0K-1 WGP 2006 IN LAS VEGAS
×ピーター・アーツ
 2006.3.5 3R判定2-0K-1 WGP 2006 IN AUCKLAND
○アーネスト・ホースト
 2005.12.31  2R0分41秒、TKOK-1 PREMIUM 2005 Dynamite!!
○グラウベ・フェイトーザ
 2005.11.19 1R0分48秒、KOK-1 WGP 2005 決勝戦
○レミー・ボンヤスキー
 2005.11.19 1R2分08秒、KOK-1 WGP 2005 決勝戦
○レイ・セフォー
 2005.11.19 3R判定3-0K-1 WGP 2005 決勝戦
○グラウベ・フェイトーザ
 2005.9.23  3R判定3-0K-1 WGP 2005 開幕戦
○ナオホール“アイアン・レッグ”
 2005.5.27 2R2分32秒、KOK-1 WGP 2005 IN PARIS
○フレディ・ケマイヨ
 2005.5.27  3R1分19秒、TKOK-1 WGP 2005 IN PARIS
○ピーター・ボンドラチェック
 2005.5.27 2R2分42秒、TKOK-1 WGP 2005 IN PARIS
○モンターニャ・シウバ
 2005.3.19 1R1分22秒、KOK-1 WGP 2005 IN SEOUL
○レミー・ボンヤスキー
 2003.7.13 5R判定3-0K-1 WGP 2003 IN 福岡
○マイケル・マクドナルド
 2002.10.5 3R判定3-0K-1 WGP 2002 開幕戦
△アーネスト・ホースト
 2002.8.28 5R判定ドローDynamite!!
○武蔵
 2002.4.21 5R判定2-1K-1 BURNING 2002


33戦29勝3敗1分14(T)KO 勝率88% KO率48%


この成績だけを見ると、やはりセーム。・シュルトはすばらしいとなるのですが、2009年5月18日にK-1とは別のイベント”It’s Showtime”でバダ・ハリと対戦しKO負けを喫したことは多くの方がご存知でしょう。その印象を含めると、セーム・シュルトも磐石ではないというイメージになりますよね。

今年のK-1WGP開幕戦inソウルで、冒頭にも紹介したダニエル・ギタから勝利しましたが、前半少し押されるシーンも見受けられました。ギタのパンチもいくつかシュルトの顔に届いていました。ギタの身長は195cm、シュルトをKOしたバダ・ハリの身長は197cm、長身の選手で、ストレートやオーバーハンドを打ち込めるファイターであれば、シュルトの顔面にパンチをヒットさせることが出来るということです。他にも、ピーター・アーツはシュルトから2度勝利を収めていますが、ピーター・アーツも長身でストレートを打ち込めるファイターですね。

逆に、ジェロム・レ・バンナやレミー・ボンヤスキーはシュルトを苦手としています(バンナ3連敗中、レミー2連敗中)。バンナやレミーは長身ですがショートフックの多いファイターなので、今までの対戦でシュルトを追い詰めることができなかったのではと思います。

また、シュルトの得意技のひとつに前蹴りがありますね。長身から繰り出す長い足の前蹴りには多くのファイターが手こずっています。シュルトの前蹴りを攻略しないとシュルトには勝てませんね。また、接近戦では打点の高いひざ蹴りがあります。2005年のK-1WGP決勝でグラウベ・フェイトーザをKOしたあのヒザ蹴りですね。離れてよし、接近してよし、体が大きくパワーもある。冷静で頭もいい。シュルトは本当に強いのです。


そんな最強シュルトの攻略法としては、


フィジカル的な条件として

① 長身であること
② リーチが長いこと
③ スピードがあること


技・戦略的な条件として

④ ストレートを打ち込める(ストレートが伸びる)
⑤ 前蹴り出させないよう積極的に攻め続ける
⑥ 接近戦は打ち合わずに1発勝負で中に入る


があげられると思います。


例えば、ルスラン・カラエフはシュルトと今まで対戦がありませんが、一番シュルトに勝てないファイターだと思います。カラエフは長身ですがK-1ファイターの中では背が高いほうではありません。スピードはありますが、前蹴りをかわせないと体が小さいので体力的に不利です。打ち合うタイプなので、接近戦となるとヒザ蹴りや打ち下ろしのショートフックを食らう可能性が高いです。もちろん、カラエフのバックハンドがヒットするということもあるでしょうが(僕はそれが見たいですが^^)、可能性としては低いですよね。

テイシェイラもシュルトには苦戦するのではないしょうか。伸びるパンチがありませんし、ハイキックは届きません。グラウベのブラジリアンキックが一度ヒットしてシュルトをぐらつかせたことがあるので、テイシェイラにも見せて欲しいところですけどね。続いて、さきほどあげたバンナとレミーも条件が不利な方になります。アリスターも苦しいでしょうね。前蹴りやローキックをこまめに受けてしまうと最後までもたないのではと想像します。しかしパワーで押し込めば可能性はあると思います。シュルトは勢いよく前にこられると打ち合わず後ろに下がりますので。

では、以上の条件を満たしているファイターは誰か。やはり結果も出しているバダ・ハリになりますね。あと、ジマーマンもシュルトと今まで対戦がありませんが、いい勝負をすると思います。条件を満たしているところが多いです。ただジマーマンは長期戦に弱いイメージがありますので、試合が長くなると厳しいですね。



とにかく強いシュルトですから、シュルトを倒す話が中心になってしまいましたね^^ そんなシュルトのグラフはこちらです。



総合的に非常に数値が高くなりました。また改めて全ファイターのグラフを比較する予定にしていますが、シュルトのグラフ数値の総計は他のファイターよりかなり高いです。やはりシュルトは強いです。

そんな総合力の高いシュルトですから、まともに戦っては勝ち目がありません。バンナの3連敗がそれを物語っていると思います。シュルトの良い特長はたくさんありますが、数少ない良くない特長をあげるとするなら、『打たれると後ろに下がる』ところです。多少の打ち込みならカウンターでショートフックを打ってきますから、中途半端なパンチはダメですね。伸びるストレートでシュルトを下げさせることが必要です。伸びるストレートでシュルトをとことんまで後ろに下げてフィニッシュブローを打ち込む。バダ・ハリが実践したあの姿がまさにたったひとつのシュルト攻略法ではないでしょうか。それを地で出来るバダ・ハリはやはり天才ですね。

今トーナメントの組み合わせはシュルトにとっては有利です。得意のバンナと準々決勝、準決勝ではレミーが勝ち上がってきたら2度勝っている相手になります。準決勝でジマーマンと初対決というのがおもしろいと思いますけどね。結構白熱した試合になると思います。とにかく、シュルトが決勝にあがる可能性は高いですね。シュルト自身も、決勝でバダ・ハリとあたって汚名を返上したいのではないでしょうか。決勝でセーム・シュルトvsバダ・ハリ、ファンとしてはK-1の舞台でこの戦いの決着を見届けたいですよね。

それでは、このあたりでセーム・シュルト編を終了致します。明日は、僕も大ファンのジェロム・レ・バンナ編をお送りいたします。

2009年11月10日火曜日

【K-1FAN】K-1WGP2009 ベスト8ファイターを分析~アリスター・オーフレイム編~


第4回となりました【K-1FAN】K-1WGP2009 ベスト8ファイターを分析シリーズ。今日は総合格闘技からK-1WGPファイナルに進出したアリスター・オーフレイム編です。

昨年度大晦日のDynamite!!でバダ・ハリを破ったことで一躍その名を全国区にしましたが、格闘技ファンなら以前より誰もが知っているファイターですね。

しかし、総合格闘技界の中では、エメリア・エンコ・ヒョードルや、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラなどの一流どころには届かない存在でした。現在は、先日7日にはヒョードルも参戦したStrikeForceのヘビー級王者でもあり、まさに今乗りに乗っているファイターと言えます。

アリスターの戦績を振り返りましょう。

○ ジェームス・トンプソン
2009.10.25 1R 0:33 フロントチョーク DREAM.12 
○ トニー・シルヴェスター
2009.10.17 1R 1:23ギロチンチョーク GLORY 11 
○ ピーター・アーツ
2009.9.26 3R判定3-0 K-1 WORLD GP 2009 IN SEOUL -FINAL16-
× レミー・ボンヤスキー
2009.3.283R判定3-0 K-1 WORLD GP 2009 IN YOKOHAMA
○ バダ・ハリ
2008.12.31 K-1 1R 2:02KO Dynamite!! 
○ ゲーリー・グッドリッジ
2008.11.09 1R 1:47キムラロック GLORY 10
- ミルコ・クロコップ
2008.09.23 1R 6:09ノーコンテスト DREAM.6
○ マーク・ハント
2008.07.21 1R 1:11V1アームロック DREAM.5
○ イ・テヒョン
2008.06.15 1R 0:36TKO DREAM.4
○ ポール・ブエンテロ
2007.11.16 2R 3:42タップアウト Strikeforce
× セルゲイ・ハリトーノフ
2007.09.17 1R 4:21TKO HERO'S 2007
○ マイケル・ナープ
2007.06.23 1R 3:29変形ギロチンチョーク K-1 WORLD GP 2007 IN AMSTERDAM
× マウリシオ・ショーグン
2007.02.24 1R 3:27TKO PRIDE.33
× ヒカルド・アローナ
2006.09.10 1R 4:28TKO ※グラウンドでの膝蹴り PRIDE無差別級グランプリ2006 決勝戦
× アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ
2006.07.01 2R 2:13TKO ※タオル投入 PRIDE無差別級グランプリ2006 2ndROUND
○ ビクトー・ベウフォート
2006.06.09 3R 5:00判定 3-0 Strikeforce
× ファブリシオ・ヴェウドゥム
2006.05.05 2R 2:43チキンウィングアームロック PRIDE無差別級グランプリ2006 開幕戦
○ サンジン・カドゥンク
2006.03.18 1R 1:42腕ひしぎ十字固め WCFC
○ セルゲイ・ハリトーノフ
2006.02.26 1R 5:13TKO ※グラウンドでの膝蹴り PRIDE.31
× マウリシオ・ショーグン
2005.08.28 1R 6:42TKO ※グラウンドでのパンチ PRIDE GRANDPRIX 2005 決勝戦
○ イゴール・ボブチャンチン
2005.06.26 1R 1:20フロントチョーク PRIDE GRANDPRIX 2005 2ndROUND
○ ビクトー・ベウフォート
2005.04.23 1R 9:36フロントチョーク PRIDE GRANDPRIX 2005 開幕戦
× アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ
2005.02.20 3R 5:00判定 3-0 PRIDE.29
○ 金原 弘光
2004.10.31 2R 2:52ドクターストップ PRIDE.28
○ ロドニー・ファベイラス
2004.10.10 1Rギロチンチョーク 2H2H
× グラウベ・フェイトーザ
2004.5.30 1R2分13秒KO 一撃~極真 VS K-1全面対抗戦~※一撃キックルール
○ 橋本 友彦
2003.12.31 1R 0:36TKO ※膝蹴り INOKI BOM-BA-YE 2003
× チャック・リデル
2003.08.10 1R 3:09KO PRIDE GRANDPRIX 2003 開幕戦
○ マイク・バットマン・ベンチッチ
2003.06.08 1R 3:44TKO ※グラウンドでのパンチ PRIDE.26
○ アーロン・ブリンク
2003.03.16 1R 0:53チョークスリーパー 2H2H - Simply the Best 6
○ ヴォルク・アターエフ
2002.12.23 2R 4:59KO PRIDE.24
○ モイス・リンボン
2002.10.13 1R 1:03チョークスリーパー 2H2H - Simply the Best 5
○ デイブ・ベイダー
2002.10.13 2RTKO ※ドクターストップ 2H2H - Simply the Best 5
○ 今村 雄介
2002.07.20 1R 0:44TKO ※パウンド PRIDE THE BEST Vol.2
○ VESA VUORI
2002.05.26 1R 2:15TKO 2H2H - Germany
○ セルゲイ・カズノフスキー
2002.04.26 1R 3:37アームロック M-1 MFC Russia vs the World 3
○ ローマン・ゼンツォフ
2002.03.17 1Rキーロック 2H2H - Simply the Best 4
○ スタスナシック
2001.03.18 1R 0:53TKO ※膝蹴り 2H2H - Simply The Best 2
○ ウラジミール・チャントゥーリア
2001.02.24 1R 1:06チョークスリーパー リングス KING OF KINGS 2000 GRAND FINAL
× エロル・パリス
2001.2.4 3R TKO K-1 WGP 2001 オランダ地区予選
○ PETER VERSCHUREN
2000.12.12 1R 1:06アームロック It's Showtime
× ボビー・ホフマン
2000.06.15 1R 9:39KO リングス MILLENNIUM COMBINE II
× コーチキン・ユーリ
2000.05.20 2R 5:00判定 リングス・ロシア
○ 滑川 康仁
2000.04.20 1R 0:45腕ひしぎ十字固め リングス MILLENNIUM COMBINE
○ CAN SAHINBAS
2000.03.05 1R 2:21KO 2H2H
○ クリス・ワッツ
2000.02.06 1R 3:58TKO リングス・オランダ
× コーチキン・ユーリ
1999.10.28 2R 5:00判定 2-0 リングス KING OF KINGS
○ リカルド・フィエート
1999.10.24 1Rギロチンチョーク It's Showtime

48戦33勝14敗1NC*31KO  勝率69% KO率94% 
NC=ノーコンテスト

この戦績は、総合・K-1混合でまとめています。

いろいろな大会に出場し、勝ったり負けたりが多い印象を受けますが、圧巻はKO率ですね。94%。勝っている試合のほとんどが(T)KO、一本勝ちなんですね。これは本当にすごい。

しかし、対戦相手をよく見ると、あまり大物中の大物とは当たっていません。名のあるファイターでは、マウリシオ・ショーグンやヒカルド・アローナ、チャック・リデルに負けています。一流まではいかないホドリゴ・ノゲイラの弟、ホジェリオ・ノゲイラにも負けています。セルゲイ・ハリトーノフとは1勝1敗。ビクトー・ベウフォートとは相性がいいのか2連勝ですね。

今年の春に行われたK-1での対戦でレミー・ボンヤスキーに敗れるまでは、ミルコ・クロコップとのノーコンテスト(DREAM)をはさんで5連勝でした。しかし、その対戦相手を見てみると、バダ・ハリ、ゲーリー・グッドリッジ、マーク・ハント、イ・テヒョン、ポール・ブエンテロとなっていて(NCのミルコを除く)、万全でなかったバダ・ハリや、残念ながら晩年のファイターと言えるゲーリーやミルコ、ハントなどとなっていて、強い相手を倒していません。
 
最近のアリスターのK-1での試合を見ていると、不安定な成績の総合より立ち技の方が向いているんじゃないかと思ったりもしますが、K-1だけの戦績を見ると、5戦して2勝3敗。こちらも実は安定していないのです。

最近のアリスターを見ているとかなり強そうには見えるのですが、今までの戦績を見ると、自分より格下のファイターにはめっぽう強いですが、自分より格上のファイターには勝てない傾向がありますね。

ただ、長いキャリアの中で、今が一番いい状態だと感じます。総合・K-1を含めて48戦のキャリアなので結構年も食っているのかと思いきや、実はまだ29歳。まさにこれからなんですよね。K-1グランプリを飲み込む勢いは十分にあると思います。

アリスターのグラフを見てみましょう。これはK-1ファイターとしてのアリスター・オーフレイムのグラフです。



総合では得意のギロチンチョークでめっぽうKO率が高いですが、K-1でのKO実績はバダ・ハリの1戦だけですので、ここでのアリスターのKO率は低く設定しています。

やはり、注目すべきはパワーですね。そして攻撃力。パワーに関しては最高の5。今となってはバンナよりパワーがあるでしょう。ガードの上からでも効くパンチは攻撃力抜群です。

防御の方も、ガードはしっかりしていますし、試合運びも非常に冷静です。最近のアーツ戦、レミー戦を見ている限りではスタミナもありますし、本当に強さを感じますね。

そんなアリスターですが、僕は準々決勝でテイシェイラと当たったのは不運かなと見ています。なぜなら、現段階でアリスターの唯一の弱点をあげるなら、ローキックの攻撃を受けることだからです。

アリスターが即効でテイシェイラを追い込んでKOしてしまえば話は別ですが、ラウンドをこなすとテイシェイラの強烈なローを食らうことになりますので、さしものアリスターも耐えるのは難しいと思います。

その点、アリスターにとっては体の小さいカラエフや、KOのとりやすいバダ・ハリ、最近不調のバンナと当たっていた方が楽だったかと思います。

テイシェイラにローも出させずにKO勝利で準決勝に進めば、アリスターが決勝まで駒を進めることも十分考えられますね。アリスターがテイシェイラに対してどう出るか、テイシェイラがアリスターに対してどう出るか、ここが見ものです。この一戦、楽しみにしましょう。

さて、明日はK-1 3TIMESチャンピオン、セーム・シュルト編をお送りします。はぁ、アリスターの戦績、ややこしい・・・^^;

【K-1FAN】K-1WGP2009 ベスト8ファイターを分析~エヴェルトン・テイシェイラ編~

第3回目になりました、【K-1FAN】K-1WGP2009 ベスト8ファイターを分析シリーズ。本日はエヴェルトン・テイシェイラ編です。

エヴェルトン・テイシェイラは、フランシスコ・フィリォ、グラウベ・フェイトーザなどの極真の大物ファイターとして鳴り物入りでK-1に参戦した現役極真世界王者です。

これまで、2008年のデビューから9戦8勝1敗2(T)KOと、短期間ですばらしい成績を残しています。

フィリォのように、デビュー戦で昨年度のK-1WGPチャンピオン(1996)であったアンディ・フグをKOしたような華やかさはまだありませんが、これから大きく成長するファイターに間違いありません。

テイシェイラの現在の戦績と、フィリォとグラウベとを比較してみましょう(9戦の段階で比較)


エヴェルトン・テイシェイラ 9戦8勝1敗2(T)KO
フランシスコ・フィリォ   9戦6勝2敗1分6(T)KO
グラウベ・フェイトーザ   9戦2勝6敗1分2(T)KO


こう見てみると、フィリォはやはりすごいですね。デビュー当初すごく盛り上がったのがわかりますね。この9戦のうち9戦目があのアーネスト・ホーストが失神したKO勝ちです。

フィリォは、この9戦の中で、アンディ・フグ、サム・グレコ、ピーター・アーツ、アーネスト・ホーストといったトップファイターを下しています。しかもすべてKO。レイ・セフォーとは引き分けています。

しかしその間にマイク・ベルナルドとの対戦では初めてのKO負けの屈辱を味わいました。ちなみに、10戦目には極真世界王者となって対戦したジェロム・レ・バンナ戦であの衝撃的なKO負けを喫しています。


では、改めてテイシェイラの戦績を詳しく見ていきましょう。


○シング“心”ジャディブ 延長2R判定3-0
 2009.9.26 K-1 WORLD GP 2009 IN SEOUL -FINAL16-
○ジェロム・レ・バンナ 延長2R判定2-1
 2009.3.28 K-1 WORLD GP 2009 IN YOKOHAMA
×エロール・ジマーマン 3R判定2-0
 2008.12.6 K-1 WORLD GP 2008 FINAL
○武蔵 3R判定3-0 
 2008.9.27 K-1 WORLD GP 2008 IN SEOUL -FINAL16-
○前田慶次郎 3R判定3-0
 2008.6.29 K-1 WGP 2008 IN FUKUOKA
○中迫強 3R判定3-0
 2008.6.29 K-1 WGP 2008 IN FUKUOKA
○高萩ツトム 1R2分18秒、KO
 2008.6.29 K-1 WGP 2008 IN FUKUOKA
○藤本祐介 延長2R2分01秒、KO
 2008.4.13 K-1 WGP 2008 IN YOKOHAMA

K-1戦績:9戦/8勝/1敗/2(T)KO 勝率89% KO率25%

フィリォと比べると対戦相手のレベルがかなり低いですね。最近ジェロム・レ・バンナに勝ちましたが、バンナはもう晩年期ですから、全盛時にバンナと戦ったフィリォと比較はできませんね。9戦8勝と戦績は非常に良いですが、内容は決してレベルの高いものではありません。

グラウベは、デビュー当初非常に苦労しました。さきほど紹介したように9戦で2勝しか出来ませんでした。しかし、その9戦での対戦相手は、マイク・ベルナルド、アンディ・フグ、ミルコ・クロコップなどのトップファイターと、日本人との対戦でも佐竹、武蔵と対戦しています。こちらも、テイシェイラと比較すると、グラウベの方がかなり厳しい戦いを強いられていたことがわかります。

テイシェイラのポテンシャルの高さは誰もが認めるところかと思いますが、2人の先輩に比べると対戦相手に恵まれているかなと思います。これからまさにトップファイターと対戦して着実に実績を積み重ねていってもらいたいですね。

そんなテイシェイラのグラフはこちら。



9戦の中で延長戦をたくさんこなして勝利しているところからスタミナは最高レベルの5をつけました。空手の選手なのでパンチはまだまだですが、キックのほうは絶品。キレのあるローキックや高速のブラジリアンキックが特徴的なのでスピードは4にしました。防御力は4にしてもいいかなと思いましたが、そこは空手の選手なのでガードは慣れていないとして3にしました。

やはりテイシェイラに欲しいのはKOですね。デビュー戦の藤本、続く高萩からKO勝利を奪って以降KO勝利なし。やはりK-1ですから、KOが見たい。フィリォやグラウベのように、KOを量産して最強の極真K-1ファイターになってくれることを期待します。

明日は今大会の超ダークホース。アリスター・オーフレイム編をお送り致します。

2009年11月9日月曜日

【K-1FAN】K-1WGP2009 ベスト8ファイターを分析~ルスラン・カラエフ編~


さて、先週お送りできなかった【K-1FAN】K-1WGP2009 ベスト8ファイターを分析~ルスラン・カラエフ編~を本日お送りします。

"ロシアの速射砲"ルスラン・カラエフと言えば、アマチュアで167戦159勝の実績をかかげ鳴り物入りでK-1に2005年に参戦、現在の2009年まで19戦12勝7敗6(T)KOの戦績を残しています。

2007年には同じく若手有望ファイターであるバダ・ハリと、新設されたヘビー級タイトルをかけて戦いましたがKO負け、その後バダ・ハリとは大きく差をつけられました。

カラエフの戦績を振り返りましょう。


○京太郎 3R判定3-0 
 2009.9.26 K-1 WORLD GP 2009 IN SEOUL -FINAL16-
×グーカン・サキ 3R判定3-0 
 2008.12.6 K-1 WORLD GP 2008 -FINAL-
○ハリッド“ディ・ファウスト” 
 2008.9.27 2R2分30秒KO K-1 WORLD GP 2008 IN SEOUL -FINAL16-
○アレキサンダー・ピチュクノフ 1R2分03秒KO
 2008.7.13 K-1 WGP 2008 IN TAIPEI
○キム・ヨンヒョン 
 2008.7.13 1R0分15秒、TKO K-1 WGP 2008 IN TAIPEI
○富平辰文 3R2分20秒、KO 
 2008.7.13 K-1 WGP 2008 IN TAIPEI
×メルヴィン・マヌーフ 1R 0分31秒 KO 
 2007.6.23 K-1 WGP 2007 IN AMSTERDAM
×バダ・ハリ 2R2分46秒、KO 
 2007.3.4 K-1 WGP 2007 IN YOKOHAMA
×グラウベ・フェイトーザ 1R1分11秒
 2006.12.2 KO K-1 WGP 2006 IN TOKYO 決勝戦
○バダ・ハリ 1R0分52秒、KO
 2006.9.30 K-1 WGP 2006 IN OSAKA 開幕戦
○デューウィー・クーパー 3R判定3-0 
 2006.8.12 K-1 WGP 2006 IN LAS VEGAS II
×レイ・セフォー 1R1分42秒KO
 2006.6.3 K-1 WGP 2006 IN SEOUL
○ステファン“ブリッツ”レコ 3R判定3-0
 2006.4.29 K-1 WGP 2006 IN LAS VEGAS
×武蔵 延長R判定3-0
 2005.11.19 K-1 WGP 2005 決勝戦
○リカルド・ノードストランド
 2005.9.23 3R判定3-0 K-1 WGP 2005 開幕戦
○スコット・ライティ 3R判定3-0
 2005.8.13 K-1 WGP 2005 IN LAS VEGAS II
○アゼム・マクスタイ 3R判定3-0
 2005.8.13 K-1 WGP 2005 IN LAS VEGAS II
○フレディ・ケマイヨ 1R1分39秒KO
 2005.8.13 K-1 WGP 2005 IN LAS VEGAS II
×レイ・セフォー 1R0分37秒TKO
 2005.6.14 K-1 WGP 2005 IN HIROSHIMA

K-1戦績:19戦/12勝/7敗/6(T)KO 勝率63% KO率50%

毎回エキサイティングな戦いを見せてくれるカラエフ。しかしKO負けも多くエキサイティングなのはいいけどちょっと痛々しい^^; もう少し安定した戦いを見せてくれてもいいですね。

デビュー当初はレイ・セフォーに2度KO負けを喫し苦い経験を、2006年から2007年にかけては、メルヴィン・マヌーフ、バダ・ハリ、グラウベ・フェイトーザを相手に3連続KO負けと、つらい時期もありました。

しかし2008年の台北大会では3連続KOで優勝を勝ち取り復活ののろしをあげ、その後のグランプリではグーカン・サキに敗れるも、今年2009年グランプリ開幕では現ヘビー級王者京太郎を下しファイナルへの切符を手に入れました。

そんなカラエフのグラフはこちら。



先日お送りしたバダ・ハリのグラフと比較すると、いくつかの項目で1ポイントくらい少ない結果になりました。

やはりファイナル8のトップ中のトップと言えるファイターの中では、フィジカル面でまず不利な点が多いですよね。決してカラエフも小さい選手ではありませんが。

スピード、攻撃力を4としていますが、バダ・ハリに比べると少しキレやパワーが劣るかなと見ています。

2008年台北のトーナメントでは、富平辰文、キム・ヨンヒョン、アレキサンダー・ピチュクノフの3人をKOで下して優勝していますが、グランプリファイナルの相手はこの3人とはケタが違います。ファイナルで3人を勝ち抜くのは本当に難しいですね。

カラエフが勝ち抜くには、やはりスピードと速射砲の攻撃を駆使してKOを取っていくしかないですね。判定で勝ち抜くには体が小さいのでもたないです。というところで、まず初戦で対するバダ・ハリがKOを取れる相手と言えますので、なんとかここでKOが欲しいですね。

次にあたるのはテイシェイラかアリスターですから、ここでは消耗戦になってしまう可能性が高い。仮にポイントを取ってなんとか判定勝ちをおさめたとしても、決勝では体がボロボロになっているはずです。まずはバダ・ハリ戦に注目。早期決着を決めることが出来るかがポイントですね。

ファンの間ではバダ・ハリが勝つ予想の方が多いと思いますが、そこは波乱のK-1WGP。何が起こるかわかりません。新生ルスラン・カラエフに期待しましょう!

明日は、同じブロックにいる極真現役王者エヴェルトン・テイシェイラ編をお送りします。

2009年11月8日日曜日

【K-1FAN】K-1WGPのテーマ Endorphin Machine

K-1WGPの前にちょっと盛り上がろう!

見たことない人がいたら見てね。

やっぱりプリンスはすごいね!

エンドルフィンマシーン(Daily Motion)

ちなみに歌詞↓↓↓
===================================================

Ow!
Come on!
Yeah!
C-c-c-c-c-come on!
Would U please look at this mother next 2 me
Frontin' more booty than Peru got keys
Damn, if I don't get that
Wait right there and I'll be right back
Got a new trick in the back of my car
It's kinda like a movie but U're the star
Lights, camera, make a scene
The Endorphinmachine

Go baby
The Endorphinmachine
Yeah, go baby (Go baby)

Tippy, tippy, tin my friend or shall we begin?
Step right up and I'll strap U in
Don't be shy, this won't hurt a bit
Unless of course U don't believe in it
As sure as the dippy dippy wave of my 'do
U'll believe in somethin' before this night is through
Press one 4 the money, press 2 4 the dream
And get ready 4 somethin' that U've never seen
The Endorphinmachine

Go baby
The Endorphinmachine
Go baby (Go baby)

Tommy Barbarella, turn it on

Uh huh, uh huh
Hold up, wait a minute
Ain't no good unless somebody else is in it
U there with the cynical disposition
Perhaps U'd like 2 join us in a mission
Of fishin' 4 logic in a think tank
Unless, of course, U're feelin' like a punk and take the bank
But every now and then there comes a time U must defend
Your right 2 die and live again, live again, live again
Get up, get up, get in
The Endorphinmachine

It's alright, baby (Go Baby)
Don't be shy (The Endorphinmachine)
Yeah, I ain't gonna hurt U
Go baby

Come on, come on (Endorphinmachine)
Well, I told ya (Go baby)
The Endorphinmachine
Go baby, go baby, go, yeah, yeah, yeah, yeah!
Don't make me!

===================================================

カラオケで歌いたい人は役立ててね^^

2009年11月6日金曜日

【K-1FAN】更新延期のお知らせ

11月5日(木)にお送りする予定だった

【K-1FAN】K-1WGP2009 ベスト8ファイターを分析~ルスラン・カラエフ編~

は、多忙につき来週月曜日のアップとさせていただきます。

どうしても時間がとれません。すみませんm(_ _)m

2009年11月4日水曜日

【K-1FAN】K-1WGP2009 ベスト8ファイターを分析~バダ・ハリ編~

12月5日に決戦を控える2009年のK-1WGP。

それに向けて、ファイナル8のファイターをそれぞれ分析していきたいと思います。今日お送りするのは、優勝本命の新しい星、バダ・ハリ。


バダ・ハリと言えば、19戦/14勝/5敗/12(T)KO。なんといってもKOが14戦で12回という驚異的な数字。バダ・ハリの試合が多くのファンから支持されるのがよくわかりますね。


バダ・ハリの戦績を振り返りましょう。


○ザビット・サメドフ
 2009.9.26 1R2分15秒、KO K-1 WORLD GP 2009 IN SEOUL -FINAL16- 
×アリスター・オーフレイム
 2008.12.31 1R2分02秒、KO Dynamite!! 2008 
×レミー・ボンヤスキー
 2008.12.6 2R0分53秒、失格 K-1 WORLD GP 2008 -FINAL- 
○エロール・ジマーマン
 2008.12.6 3R2分15秒、KO K-1 WORLD GP 2008 -FINAL- 
○ピーター・アーツ
 2008.12.6 2R1分39秒、TKO K-1 WORLD GP 2008 -FINAL- 
○チェ・ホンマン
 2008.9.27 延長1R0分00秒、TKO K-1 WORLD GP 2008 IN SEOUL -FINAL16- 
○ドマジョフ・オスタジック
 2008.8.9  1R0分19秒、KO K-1 WORLD GP 2008 IN HAWAII 
○グラウベ・フェイトーザ
 2008.6.29  1R2分33秒、KO K-1 WGP 2008 IN FUKUOKA 
○レイ・セフォー
 2008.4.13 1R2分43秒、KO K-1 WGP 2008 IN YOKOHAMA 
×レミー・ボンヤスキー
 2007.12.8 3R判定2-0 K-1 WGP 2007 -FINAL- 
○ダグ・ヴィニー
 2007.9.29 2R1分23秒、KO K-1 WGP 2007 IN SEOUL -FINAL16- 
○ピーター・グラハム
 2007.8.5  3R判定3-0 K-1 WGP 2007 IN HONG KONG 
○藤本祐介
 2007.4.28 1R0分56秒、KO K-1 WGP 2007 IN HAWAII 
○ルスラン・カラエフ
 2007.3.4 2R2分46秒、KO K-1 WGP 2007 IN YOKOHAMA 
○ニコラス・ペタス
 2006.12.31 2R1分28秒、TKO K-1 PREMIUM 2006 Dynamite!! 
○ポール・スロウィンスキー
 2006.12.2 3R判定3-0 K-1 WGP 2006 IN TOKYO 決勝戦 
×ルスラン・カラエフ
 2006.9.30 1R0分52秒、KO K-1 WGP 2006 IN OSAKA 開幕戦 
×ピーター・グラハム
 2006.3.5 3R2分54秒、KO K-1 WGP 2006 IN AUCKLAND 
○ステファン“ブリッツ”レコ
 2005.11.19 2R1分30秒、KO K-1 WGP 2005 決勝戦  

K-1:19戦/14勝/5敗/12(T)KO 勝率74% KO率86%

バダ・ハリの戦績を振り返ると、まともに負けているのはレミー・ボンヤスキーとの1回目の対戦のみかと思いますね。

負けは負けですが、デビュー2戦目のピーター・グラハム戦はまさかのローリングサンダーで撃沈でしたし、3戦目のルスラン・カラエフ戦も観ている僕たちもよくわからないままKO負けとなってしまった消化不良の内容でした。

2回目の対戦となったWGP2009決勝のレミー戦では反則負け、昨年の大晦日のアリスター戦は、その直後の試合でもあったし、反則・失格、ヘビー級タイトル剥奪というショック状態での無理な対戦での敗北でした。

判定勝利はピーター・グラハムとのリベンジ戦と、チェ・ホンマン戦のみ。そのほかはすべて(T)KO勝利ですから、格闘技ファンならずともバダ・ハリの魅力が伝わると思います。


今回の企画として、各ファイターのデータを独自にグラフ化していくことにします。以下はバダ・ハリのデータをグラフにしたものです。あくまで僕の見解によるグラフなので、みなさんはみなさんで独自の見解を持って楽しんでいただければと思います。



一番高い数値を5、一番低い数値を1として、プロフィールや戦績の数値から独自に5段階で数値を割り出しています。

体格差を表す身長と体重、総合的な数値を表す攻撃力と防御力、能力としてパワー・スピード・テクニック、そしてスタミナの数値を項目としてあげました。

加えて、試合運びに非常に有利となるリーチの長さ、最後に、トーナメントでは有利となるKO勝利の項目も加えました。この数値は戦績から割り出したKO率により導いています。

このグラフから見て、バダ・ハリの強みは爆発的な攻撃力と、ミドル級なみのスピード、そしてここまで伸びるかというほどのリーチの長さです。

反対に弱点としては、防御力が低く打たれ強くないところ、体が細いので体格にまさる相手を少々苦手としている面が過去の戦いから見受けられます。

しかし相対的に数値が高いので、ワンマッチだけでなく、トーナメントにも強いファイターであると思います。まだまだ若くこれからのファイターなので、伸びしろが広くさらに今後も勝利を重ねていくことと思いますね。今年王者を狙える位置にいると思います。

では、明日はバダ・ハリの対戦相手、ルスラン・カラエフ戦をお送り致します。

2009年11月2日月曜日

【K-1FAN】K-1WGP2009トーナメント組み合わせから検証する

トーナメントは組み合わせによりかなり優劣に差が出る。

立ち技世界最強の8人がFINALに終結しているのでそれぞれの心技体は拮抗しているわけであるが、得意なタイプ、苦手なタイプというものがあるので、それによりガラリと展開が変わってしまう。 

今一度トーナメント表を見てみよう。



8人全体で見ると、セーム・シュルトが一番有利に感じられる。なぜなら、シュルトが準々決勝であたるジェロム・レ・バンナはシュルトが3連勝中で相手であるし、準決勝でレミー・ボンヤスキーがあがってきても2連勝中の相手だからだ。

シュルトは多くのファイターから苦手意識を持たれているが、レミーはシュルトを特に苦手としている。

レミーは、今年春のアリスター戦でも見られたように、自分より体格の大きく圧力のあるファイターが苦手だ。レミーが敗北を喫した相手には、過去にマイティ・モー、ジェロム・レ・バンナ、ピーター・アーツなどのパワーファイターが並ぶ。

バンナの場合、残念ながら晩年に入った時期に全盛期のシュルトと連続して当たっているのでこういった結果になっているが、全盛期のバンナであればこのようなことはなかったと思う。ただ残念ながら現在のバンナでは、一時期アーツが勝てなかった時があったように同じく厳しい結果が予想される。

ジマーマンが準々決勝でレミーに勝って、準決勝でセーム・シュルトvsエロール・ジマーマンという形になってもセーム・シュルトにとってはそんなに苦ではないのではないか。セーム・シュルトが唯一苦手意識を持つ相手は、決勝でしか対戦の可能性がないバダ・ハリ以外にいないだろう。

そのバダ・ハリがいる前半ブロックであるが、このブロックでは誰が有利かとは言うのは難しい。

バダ・ハリを中心に考えてみると、準々決勝でのルスラン・カラエフ戦は仮に打ち合いになってKOが取れなくても消耗戦にはならないので、あまり体力の消耗や怪我にはつながらない可能性が高い。

しかし、準決勝であたるアリスター・オーフレイムかエヴェルトン・テイシェイラは両者ともスーパーヘビー級の相手なのである程度消耗戦を強いられてしまう。

そういった意味では、バダ・ハリにとってはテイシェイラがあがってくるより、アリスターがあがってくる方が良いのではないか。なぜなら、アリスターからはKOが取れる可能性があるが、テイシェイラからKOを取ることはかなり難しい。

テイシェイラと対戦して、延長戦にもつれこむ消耗戦になってしまい、決勝でさらに体格の大きいシュルトと対戦となると、先日のK-1MAXのアンディ・サワーと同じようにバダ・ハリが不利になってしまう。

昨年度の大晦日では、バダ・ハリはアリスターにKOされてしまったが、あのようなことは二度と起こらないと思う。本来のバダ・ハリのスピードであれば、アリスターはパンチもキックも見えないだろうし、そう簡単に首相撲でつかまって転倒させられるといったシーンも見られないと思う。もちろん返り討ちという結果もあるだろうが、可能性としては低いのではないか。

バダ・ハリの優勝方程式を描くとすると、準々決勝のカラエフ戦でKO勝ち、準決勝でアリスターがあがってきてここでもKO、決勝でシュルトもしくはレミーと対戦してKOかダウンを含む判定勝ちといったところか。98年のアーツのように3連続KO勝ちとなれば言うことはないが。

バダ・ハリを中心に話を進めてみたが、前半ブロックで一番安定しているのはエヴェルトン・テイシェイラだ。

今、アリスターに一番勝てる相手をあげるとするなら、セーム・シュルトかエヴェルトン・テイシェイラではないだろうか。体格があり、力負けせず、打たれない。これらを兼ね備えたファイターがシュルトとテイシェイラだ。

もし盛り上がりを前提にトーナメントを組むなら、アリスターvsテイシェイラは一番おもしろくないカードかもしれない。大会的にはアリスターが勝った方がスリリングだろう。しかしテイシェイラはアリスターが上にあがるに難しい相手だ。

2002年のグランプリで、アーネスト・ホーストとボブ・サップが準々決勝でいきなり当たり爆発的な盛り上がりを見せた。今大会も、バダ・ハリとアリスターが準々決勝で当たった方が盛り上がったことだろう。

アリスターvsテイシェイラ、どっちが勝つと思う?という質問を投げかけたら、6:4でアリスター有利ではないだろうか。イメージ的にはテイシェイラが押されてしまうシーンが頭に浮かぶ。

しかしテイシェイラがKOされてしまうというシーンは描けないので、仮にアリスターが押して押して判定で勝ったとしても、アリスターはローキックをかなり食らって準決勝以降きつくなることが予想される。

テイシェイラがアリスターに勝つなら、結果は判定勝ちが前提になるとは思うが、3R中にダウンを1回以上取ることではないだろうか。テイシェイラが後ろに下がる展開になり、ロープ際に追い込まれて組み合いが多くなったりするとパワーでまさるアリスターが断然有利だ。

後半のブロックでは新人がエロジマンだけなのに対して、前半のブロックは4人とも新人と言ってもいい。後半ブロックは予想がしやすいが、前半ブロックは本当に予想が難しい。それぞれのファイターに注目して、今後もいろいろと検証を進めて行こう。