2009年11月30日月曜日

【K-1FAN】K-1WGP2009 ベスト8ファイターを分析シリーズ~KO率編~

【K-1FAN】K-1WGP2009 ベスト8ファイターを分析シリーズも本日で最後となりました。
最終日の今日は、『KO率編』
ベスト8ファイターのKO率について話を進めていきたいと思います。

ファンが見たいのはやはり『KO』ですよね。
豪快な一撃KO、多彩な技の連携によるKO、K-1のKはKOのK。
アートとも言える美しいKOを今回のWGPでも見たいものですね。

今回のベスト8ファイターのKO率をグラフ化しました。
ご覧ください。



データはすべてK-1戦績によるもの。ファイターの名前の( )は試合数 。


KO率だけでは内容がわかりませんので、試合数も表示しています。

例えば、アリスターとカラエフはKO率が同じ50%ですが、カラエフは19戦のキャリアで6KO、アリスターは4戦のキャリアで1KOです。

ルスラン・カラエフ    19戦/12勝/7敗/6(T)KO KO率50%
アリスター・オーフレイム 4戦/2勝/2敗/1KO    KO率50%

データは同じ50%ですが、カラエフの方がキャリアが上なので、カラエフの方がKOを取る信頼度は高くなりますね。


グラフを見てみましょう。

KO率は圧倒的にバダ・ハリが高いですね。

圧倒的なスピード、伸びるリーチ、爆発的な攻撃力、バダ・ハリにはKOを量産する能力がたくさん備わっています。今回のハイレベルなWGPでもKOが見られると思います。
準々決勝のバダ・ハリvsカラエフ戦は、過去2度の対戦があり両者1勝1敗。2007年3月に行われた対戦はK-1史上に残る名勝負でした(結果はバダ・ハリのKO勝ち)。

試合数は変わらない2人ですが、実績の方はバダ・ハリがかなり先に進んでいます。
バダ・ハリは、2007年4月にはK-1初代ヘビー級タイトル獲得、昨年度はK-1WGPで2位になりました。

バダ・ハリにとって今年2009年は絶対にWGP王者となりたい年だと思いますし、ならなければならないでしょう。


次にKO率が高いのはバンナ。しかしバンナはここ最近KO勝利がありませんので、最近のデータだけをとればKO率は下がりますね。
残念ながら現在のバンナには、過去にホーストやアーツ、フィリォをKOしたときの勢いはありません。

今回は準々決勝では苦手のシュルトが相手ですから、KO勝利はかなり難しいですね。
やるとするならとことんストレートを打ち込こんでシュルトをのけぞらせることです。攻め込んで欲しいですね。


全体のKOシナリオを描いてみましょう。


バダ・ハリvsルスラン・カラエフ

なんと言ってもこの対戦が一番KOが出る確率が高いですね。過去2度の対戦はともにKO決着です。おそらくむちゃくちゃ打ち合うことはないでしょうから(2人ともだいぶ進化しています^^)、バダ・ハリの一発が当たるとすればノーモーションの打ち抜きのストレート、カラエフのパンチがヒットするなら打ち合いになったときのオーバーハンドといったところでしょうか。キックによるKO決着はなかなかイメージできませんが、見たいですね!


アリスター・オーフレイムvsエヴェルトン・テイシェイラ

アリスターがKO勝ちをするとなると、テイシェイラをコーナーに追い込んでガードの上からでも連打しまくるような形で、テイシェイラがたまらずヒザから落ちてダウンといったイメージでしょうか。ふらついたテイシェイラをさらに追い込んで2度のダウンでTKO勝利といった結果になりそうな気がします。

テイシェイラがKO勝ちするとなると、ブラジリアン・ハイキックで一撃KO(アリスターが変則的なキックに慣れていないのでこれは狙い目?!またアリスターはどんどん前にくるのでカウンター狙いもありかと思いますね。)か、ローキックを多用して3Rあたりにアリスターが立てなくなってテイシェイラのKO勝利といった感じですね。KOする技はテイシェイラの方が多いですよ。


ジェロム・レ・バンナvsセーム・シュルト

バンナがKOを取るとなると、あまり過去の試合にありませんがストレートを何度も打ち込んでシュルトをのけぞらせてとどめをさすか、一発のオーバーハンドを当てるかのどちらかになりますね。これに徹して欲しい。シュルトの場合は、カウンターのジャブストレート、接近してのヒザといったところですね。前予想ではシュルトの勝利が濃厚ですから、バンナには玉砕覚悟で攻めて欲しい。


エロール・ジマーマンvsレミー・ボンヤスキー

派手でアグレッシブな攻撃を得意とするジマーマンですが、レミーのガードは鉄壁ですからなかなかレミーからKO勝利をするのは難しいでしょうね。レミーがKOするとなると、ジマーマンのスタミナが切れた3RあたりでのローキックによるKO勝ち、ジマーマンのスタミナ切れが激しい場合はフライングニーによるKOも見られるかもしれませんね。


K-1はやはりKOが見たい!というところで、本番に期待を寄せましょう!みなさんもいろいろなKO決着をイメージしてくださいね。決戦はいよいよ今週末!明日からは直前特集をシリーズでお送りしたいと思います。ではまた明日!

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