2012年10月15日月曜日

K-1 ワールドGP FINAL16 ミルコKOならずも決勝進出

残念ながらハイキックKOは見られず
K-1 WORLD GP FINAL 16 in TOKYOが昨日行われた。残念ながらまだ試合は観れていないんだけど、まずまずは盛況に終わったみたいで良かった。

全体的にはKOの少ない大会だったようだね。期待のミルコのハイキックによるKO勝利は見れなかったけど、決勝ニューヨーク大会に駒を進めることが出来て良かった。

ザビッド・サメドフが体格差をもろともせずいい試合をしたみたいだね。 かなりの実力者だから決勝が誰と当たるのか楽しみだ。


2012年10月11日木曜日

K-1特番ニコジョッキーで魔裟斗が出演

本日23時より、ニコジョッキーにてK-1EPの魔裟斗が出演する特番「日曜日はニコジョッキーがK-1生配信!今日は魔裟斗が来ちゃうよスペシャル 」ってのがあるらしい。無料番組。

ミルコの取材もあり。こちらの様子も放送予定とのことだ。

【無料番組】「日曜日はニコジョッキーがK-1生配信!今日は魔裟斗が来ちゃうよスペシャル 」

K-1 ワールドGP 10.14 両国 ミルコ 制覇なるか!

K-1オフィシャルサイト
ミルコ、K-1制覇へ「コンディションは最高だ」=10.14両国

ミルコが今週14日に両国で行われる新生K-1の2012ワールドグランプリについて意気込みを語った。参戦するファイターの中で自分が最高齢かもしれないけど、コンディションは自分が最高だろうと述べた。

バダ・ハリが消え、ダニエル・ギタも消え、俄然優勝が近くなったミルコ。K-1では準優勝が最高位。今回はK-1を制覇する願ってもないチャンスだ。


2012年10月9日火曜日

コウイチ・ペタス?

コウイチ・ペタス(写真右)? まさか極真空手出身でK-1でも活躍したニコラス・ペタス(写真左)の息子?って思ったら、そうじゃなくて、ペタスの姓を受け継いだ一番弟子ということだった。

1980年10月26日生まれの31歳ということで、 身長186cm、体重94kgと恵まれた体格にルックスもよし。これからに注目したいね。

2012年10月3日水曜日

新生K-1、5つのスローガン

新生K-1が5つのスローガンを発表した。まだまだファイターは揃っていないけど、新しいK-1にすごく期待している。

何を期待するかというと、K-1がグローバル化したということだ。日本国内だけで日本人向けの番組作りを目的としたようなK-1、格闘技はいらないのだ。

テレビのインターネット化、インターネットの動画がテレビ並になる時代が早くくることを祈りたい。そうすれば、従来のテレビ番組の狭い枠に縛られずに好きなコンテンツを観れるよね。


2012年9月26日水曜日

K-1 WGP 2012 ミルコ・クロコップからのコメント

”正直に言うと、僕のマネージャのOrsat Zovkoからランディ・ブレイクとの東京の試合の事を聞くまで、彼の事をほとんど知らなかったんだ。彼は若いし、才能がある選手だし、アメリカのキックボクシング界のジョンジョーンズと呼ばれている。魅力的で良い選手を与えてもらって、すごく嬉しいよ。

僕は、今ベストシェイプな状態だし、試合にとても集中できてる。でも、自分の相手をここ数週間知らなかった事について、少し気になってはいたよ。色々な噂があったけど、本当に確かな事はなかったからね。でも、今は誰と戦うか分かったし、前よりもさらにトレーニングに集中できてるよ。


2012年9月21日金曜日

K-1 ワールドGP2012 ミルコ本命?

ミルコ 24戦無敗男と激突!
バダいない、ギタいない。こうなったらミルコ優勝だ!

って、難敵が他にいなくなったわけじゃない。

ザビット・サメドフ、ヘスディ・ゲルゲス、シング・ジャイディープ、ポール・スロウィンスキー。他にアップセットもあるかも。甘くはないぞ。

それにしても、ミルコいい体してるなあ。

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2012年9月20日木曜日

K-1世界ヘビー級ベスト16東京 カード発表!

K-1 2012 10.14 ワールドGP 東京 両国
10.14両国のワールドGP対戦カードが発表されたが、大黒摩季もまっつぁおな「チョット待ってよ!」の展開。ダニエル・ギタいないぞ。どうしたんだ??バダ・ハリが出場できなくなって、本命はギタだったのに、そのギタまでいなくなるなんて。僕の心はもう、ギタギタ・・・。

でも、ミルコがいる!名前変わってるけど!ザビット・サメドフ、ヘスディ・ゲルゲス、シング・ジャイディープ、ポール・スロウィンスキーもいるぞ。新鋭ランディ・ブレイクも楽しみ。見所はちゃんとある!天田もいたり、する!

一般に知られているのはミルコだけかもしれないけど、有名ファイターがいるからって大会が面白くなるわけじゃない。アーツやバンナ、セフォー、名前のあるファイターはみんな年を取ってしまった。もう一線で出来るファイターじゃない。

今大会は新生K-1のスタート地点にある大会。これからこれから。無名であろうとファイターの闘いを楽しもう。そしてK-1を楽しもうじゃないか。

でも、なんで欠場したかはお知らせしてよね。これ、大事。


GRAND PRIX FIGHT
Raul Catinas (Romania)
ラウル・カティナス
VS. Ben Edwards (Australia)
ベン・エドワース
Makoto Uehara (Japan)
上原 誠
VS.Hiromi Amada (Japan)
天田 ヒロミ
Xavier Vigney (USA)
ザビエル・ビグニー
VS.Zabit Samedov (Azerbaijan)
ザビット・サメドフ
Hesdy Gerges (Egypt)
ヘスディ・ゲルゲス
VS.Sergii Lashchenko (Ukraine)
セルジィ・ラシェンコ
Singh Jaideep (India)
シング・ジャイディープ
VS.Ismael Londt (Surinam)
イスマエル・ロント
Jarrell Miller(USA)
ジャレル・ミラー
VS.Arnold Oborotov(Lithuania)
アーノルド・オボロトフ
Paul Slowinski (Poland)
ポール・スロウィンスキ
VS.Catalin Morosanu (Romania)
カタリン・モロサヌ
Mirco Filipovic (Croatia)
ミルコ・フィリポヴィック
VS.Randy Blake(USA)
ランディ・ブレイク

SUPER FIGHT
Genji Umeno (Japan)
梅野 源治
VS. Chanhyung Lee (Korea)
チャンヒョン・リー
Jafar Ahmadi (Iran)
ジャファル・アーマディ
VS.Benjamin Adegbuyl (Nigeria)
ベンジャミン・アデブル
Saulo Cavalari (Brazil)
サウロ・カバラリ
VS.Pavel Zuravliov (Russia)
パヴェル・ズラフリオフ
Rick Roufus (USA)
リック・ルーファス
VS.James Wilson (USA)
ジェイムス・ウィルソン

ファイター詳細情報(PDF)

元K-1王者京太郎 日本人初のボクシングヘビー級世界ランキング入り・・・だけど

世界ランキング入りはめでたいけど…
K-1で活躍した京太郎が日本人初のヘビー級世界ランキング入りを確実にしたそうだ。それは喜ばしいことなんだが、ボクシングはよくわからない部分が多い。

相手は世界15位らしく、体はボヨボヨ。その相手に勝って、世界ランキング入りが出来たと。そして、ビタリ・クリチコに挑戦?そんな馬鹿な。 ビタリは先日9度目の防衛を果たして、引退して政界入りが濃厚という話。でもそれ以前に実現する話じゃないだろう、格が違い過ぎる。


2012年9月13日木曜日

窮地のUFC153 シウバ&ミノタウロ 電撃参戦

10/12(木)現地時間ブラジルで行われるUFC153において、フェザー級チャンピオンのジョゼ・アルドと、ラストファイトが予定されていたクイントン”ランペイジ”ジャクソンの欠場が発表されたが、地元ブラジルのアンデウソン・シウバとアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラの出場が決まリ、メインとセミの抜けた大会の窮地を救う形になった。

うーん。でもどうも釈然としないんだがなぁ。母国ブラジルでの大会で窮地を救ったのはすばらしいけど、アンデウソンに適当な人を当てても面白くない。


【格闘技】UFC153 “ランペイジ”・ジャクソン ラストマッチ負傷欠場

引退する“ランペイジ”・ジャクソン
現地時間10月13日の「UFC153」ブラジル大会に出場予定だったクイントン・“ランペイジ”・ジャクソンが負傷により欠場するということだ。フェザー級王者ジョゼ・アルドも同じく欠場。

先だって、ダン・ヘンダーソンが負傷欠場したことで大会自体が消滅するといった事件があったけど、UFCなんかおかしいよねえ・・・。

実際、事はダンヘンから始まったわけじゃなくて、5月のヘビー級だけの大会があったけど、あのあたりから欠場やカードの急遽変更が相次ぐ事態が始まった気がする。

きっと裏で何かあるとは思うんだけどね。せっかく競技としてイベントとして完成度が高くなって安定してきたというのに由々しき事態だ。思えば、一時期はWOWOWでUFCが観れなくなったこともあった。原因は、放映権の契約金があまりに高すぎたんだったと思う。最近では、一般視聴者向けにFOXでの放送もやってるけど、どうもそのあたりで何か引っかかっているんじゃないかと勝手に想像するんだけどね。

とにかく、こんなに負傷欠場が多いのはおかしい。だいたい格闘技で「負傷欠場」が発表されるときは何か運営者側の都合があるんだ。こんなこと言うのは寂しいけど。

それにしても “ランペイジ”・ジャクソンもUFC引退かあ。まだ34歳だけどね。映画とかそっちの方に進むんだろうね。すでに特攻野郎Aチームで出演も果たしているし。ブラジル大会のUFC153は欠場だということだけど、最後の試合はぜひ観たいね。楽しみにしておこう。

2012年9月12日水曜日

【格闘技】K-1 9階級を創設 2013年から

先日、「新生K-1でもヘビー級とMAXでいくのかなあ。」とその必要性に疑問を持ってここでも記事にしたけど、やった!来年から階級が細かく分けられるみたいだ。そうこなくちゃね!

旧K-1では、ヘビー級とMAX(ミドル級)の2階級しかなかった。ヘビー級とは言っても、トーナメントは基本無差別級で、ガオグライゲーンノラシンなど、ヘビー級ではない小柄な選手が出場していたこともあった。結果的に、あの巨漢マイティ・モーを飛び蹴りでKOするといった劇的なシーンも生まれたわけではあるけど、全体的に見たらやっぱり無理がある。選手も可愛そうだ。

何より、テレビ局に合わせた階級なんておかしかった。フジはヘビー級のトーナメント、TBSは魔裟斗を中心としたMAX、日本テレビは日本人ファイターを中心としたヘビー級のワンマッチ(しかもなぜかバラエティ風な作り)、のような感じだった。テレビ番組に合わせた階級なんておかしい。世界基準でちゃんとやるべきだ。
※MAX軽量級も後に新設されるが番組終了に伴い続かず

K-1の2013年創設される階級は以下だ(計画)

階級 キロ ポンド
1 スーパーバンタム級 55.3キロ 122ポンド
2 スーパーフェザー級 58.9キロ 130ポンド
3 スーパーライト級 63.5キロ 140ポンド
4 ウェルター級 66.6キロ 147ポンド
5 ミドル級 70.3キロ 155ポンド
6 スーパーミドル級 76.6キロ 169ポンド
7 クルーザー級 84.3キロ 186ポンド
8 ライトヘビー級 92.9キロ 205ポンド
9 ヘビー級 93キロ以上 205ポンド以上

K-1MAXで活躍したあの武田幸三は、まだ無名の頃、K-1に参戦するために無理にヘビー級の体重まで増やしたという話がある。その後、MAX(ミドル級)が新設されるわけであるが、ミドル級とヘビー級の間の選手、ミドル級以下の体重の選手はK-1に出ることが出来なかった。

これからK-1を目指そうという子供や学生も、体格が合わなければ夢が絶たれてしまう。そんなのは理不尽だ。人気のあるなしに関わらず、やはり武士道魂、スポーツ精神にのっとって、フェアであるべきだ。

そんな想いがあったK-1の階級の創設。非常に喜ばしいことだ。これからのK-1をますます楽しみにしたい。

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2012年9月10日月曜日

【格闘技】K-1 ロサンゼルス大会 結果

新生K-1、K-1 Globalの記念すべき第2回大会が、ロサンゼルスは現時時間9月9日に行われた。

メインカード12試合のうち7試合がKOで決着したとのことで、K-1らしいわかりやすい大会になったようだ。しかし、注目のヘビー級は今ひとつ盛り上がりに欠けたようで残念。しかも応援していたマイティー父さんは負けてしまった。チェ・ホンマンを一撃KOしたあのハンマーフックはもう見られないのか。残念。

ヘビー級の結果を整理してみよう。

○ ハビアー・ビグニー(米国)
× セス・ペトルゼリ(米国)
TKO(2ラウンド1分17秒)

○ リック・ルーファス(米国)
× マイティ・モー(米国)
判定3-0

× ジャック・メイ(米国)
○ ジャレル・ミラー(米国)
KO(1ラウンド2分42秒)

○ ランディ・ブレイク(米国)
× デューウィー・クーパー(米国)
判定3-0

10.14、東京で行われるFinal16に進出するのは、ハビアー・ビグニー、リック・ルーファス、ジャレル・ミラー、ランディ・ブレイクの4名となった。マイティ父さんがいないのは寂しいが、注目は、こうなりゃ久しぶりに見てみたい"脅威の46歳"リック・ルーファス、そして24戦全勝男ランディ・ブレイクだ。

以上の4名プラス、既に発表されているファイターでFinal16の戦いとなる。既報の出場選手を見てみよう。 
※誰かがリザーブになる予定。


ヘビー級WORLD GP出場選手

戦績や年齢、最近の活躍で勝敗を予想してみよう!魔裟斗EPの一押しはダニエル・ギタ。
※データWikipedia参照。戦績はキックボクシングの実績。データは多少の誤差あり。

決定対戦カード

上原 誠(日本/RISEヘビー級王者)
戦績:11勝4敗 27歳 182cm90kg
vs.
天田ヒロミ(日本/2004年K-1 JAPAN GP優勝)
戦績: 34勝17敗 39歳 185cm105kg


出場選手

×バダ・ハリ(モロッコ/2009年K-1WorldGP準優勝)
戦績:77勝11敗 27歳
暴行事件により出場消滅。奇跡でも起これば・・・。
バダ・ハリのK-1日本大会参戦が消滅=10.14両国

→シング"心"ジャディブ(インド/RISE HEAVY WEIGHT TOURNAMENT 2011王者)
戦績:40勝13敗 25歳
バダの代わりに出場。セルゲイ・ハリトーノフ、天田ヒロミ、上原誠戦含む現在6連勝。

ミルコ・クロコップ(クロアチア/1999年K-1WorldGP準優勝)
戦績:20勝7敗 37歳 188cm100kg 
2011年UFC引退後K-1復帰。復帰後レイ・セフォー戦を含む2連勝。

ダニエル・ギタ(ルーマニア/2011年It's Showtime世界ヘビー級王者)
戦績:41勝7敗 31歳 195cm110kg
現在4連勝。ヘスディ・カラケス、エロール・ジマーマンにKO勝利。K-1 WORLD GP 2010 ベスト8。

ヘスディ・カラケス(エジプト/2010年It's Showtime +95kg級世界王者)
戦績:36勝9敗 28歳 200cm108kg
ダニエル・ギタと1勝1敗。セーム・シュルトに2連敗(2009、2010)。

ポール・スロウィンスキー(ポーランド/2011年ISKAヘビー級王者)
戦績:80勝18敗 31歳 190cm105kg
ヘスディ・カラケス、セーム・シュルトなどトップクラスに黒星。

ザビット・サメドフ(アゼルバイジャン/2009年K-1 WORLD GP東欧大会王者)
戦績:72勝10敗 28歳 183cm93kg
バダ・ハリ、タイロン・スポーン、エロール・ジマーマンなどトップクラスには黒星。

パヴェル・ズラフリオフ(ロシア/2011年Super Kombat WGP III王者)
戦績:28勝5敗 29歳 187cm94kg
K-1 WORLD GP 2009 IN SEOUL -ASIA GP- でグーカン・サキに判定勝ち。

ベン・エドワース(オーストラリア/2010年K-1 WORLD GP豪州大会優勝)
戦績:31勝9敗 27歳 190cm115kg
2010年アリスター・オーフレイムに負けるまではポール・スロウィンスキー戦を含む6連勝。

セルゲイ・ラシェンコ(ウクライナ/2011年Super Kombat WGP Final王者)
戦績:24勝7敗 25歳 191cm111kg
フレディ・ケマイヨ、ダニエル・ギタ、ザビット・サメドフなどに黒星。

ラウル・カティナス(ルーマニア/2012年年Super Kombat WGP II王者)
戦績:12勝4敗 24歳 182cm110kg
ステファン・レコ、カーター・ウィリアムスに勝利。ザビッド・サメドフ、マイティー・モーに黒星。

アーノルド・オボロトフ(リトアニア/2011年WKN欧州スーパーヘビー級王者)
戦績:詳細不明
2012年4月スイスで行われたWKN世界タイトルマッチでジェロム・レ・バンナと対戦しドロー。


総評

バダ・ハリがいれば当然バダが一押しになるんだけど、いないとなるとやはりダニエル・ギタ。いや、バダがいたとしてもバダとダニエル・ギタが優勝候補かな。次に実績で言えばヘスディ・カラケスか。

年齢的に他のファイターと差があって不利ではあるものの、やっぱり観たいのがミルコ・クロコップ。UFCではあまり観ることが出来なかった左ハイをK-1の舞台でもう一度観たい。アーネスト・ホーストが引退したのが39歳。それ以上に頑張って欲しい。

では、10.14 K-1 World GP in Tokyo。楽しみにしよう!地上波は厳しいらしいけど、何らかの形で放送はあるだろう。ね。


K-1 Global 2012年の予定

月日 開催国・都市 大会内容
05/27 スペイン・マドリード World MAX Final 16
09/08 アメリカ・ロサンゼルス US Grand Prix Championship
10/14 日本・東京 World Grand Prix Final 16
12/08 ギリシャ・アテネ MAX Final 8
12/26 アメリカ・ニューヨーク World Grand Prix Final 8

2012年9月7日金曜日

【格闘技】9.8 K-1 Global 第2回 ロサンゼルス大会

現地時間の明日8日、K-1 Global 第2回大会となるアメリカ予選が開催される。

今大会のヘビー級4試合は、10月14日(日)に両国国技館で行われるK-1 World GP 2012への出場権がかかっている。

対戦カードを見てみよう。


■ヘビー級/3分3R

ハビアー・ビグニー(米国)
セス・ペトルゼリ(米国)

リック・ルーファス(米国)
マイティ・モー(米国)

ジャック・メイ(米国)
ジャレル・ミラー(米国)

ランディ・ブレイク(米国)
デューウィー・クーパー(米国)


今回の出場選手は、K-1トップファイターとは呼べない面々という印象があるかもしれないが、元々このアメリカではキックボクシング自体が浸透していないこともあり、過去毎年行われていたラスベガス大会でもトーナメントはトップファイターと呼べる選手はあまり出ていない(出直しのような形でピーター・アーツが出場したことはあったが)。

今回は、新生K-1の記念すべき第2回大会ではあるが、ヘビー級出場選手で名のあるファイターはだいぶロートル。デューウィー・クーパー37歳、マイティ・モー41歳、リック・ルーファスに至っては46歳だ。

しかしこれは他のトップファイターでも同じだ。いまやK-1を離れてしまっているが、ピーター・アーツ41歳、レイ・セフォー41歳、ジェロム・レ・バンナ39歳、セーム・シュルト38歳、先日現役復帰したレミー・ボンヤスキーでも36歳。今回のK-1 Global 第2回大会に出場するファイターだけでなく、名のあるファイターはみんな年を取ってしまっている。

最近のキック事情として、K-1トップファイターがみんな他団体に流れた印象があるが、みんな過去のトップファイターと言ってもいい。ここは前向きに考えて、彼らに頼るより、K-1が当初彼らを生み出したように、これから独自で若手ファイターを発掘して行けばいい。

といったところで、今回のK-1 Global 第2回大会では、トップファイターの出場はないものの、ルーファス、モー、クーパー、かつてはK-1のリングで活躍した名ファイターだ。全盛期を終えたファイター同士の戦いというのはカード的に寂しいが、K-1復活のために一役買ってくれるんだ。応援しよう。

そんなK-1ファイターとは別に注目したいのがMMAファイターのセス・ペトルゼリ。MMAでは、キンボ・スライスをKOしたことで名を上げた。K-1では、2004年にボブ・サップと対戦しているが黒星を喫している。キックの経験はサップ戦を含むわずか2試合で両方とも黒星。しかしK-1の舞台ではMMAファイターが活躍するという歴史もある。年齢は現在32歳と若い。荒削りなファイトになるだろうがひょっとしたらどんでん返しが起こるかもしれない。

そのセスと対するのは、ハビアー・ビグニー。IKF USアマチュア・スーパーヘビー級王者でアメリカ期待の新人ということだ。その他ファイターは無名ながらこれからの若手ファイター。ジャック・メイ、ジャレル・ミラー、ランディ・ブレイク。新しいスターの誕生に期待したい。

以上、ヘビー級の4試合の他に、MAX4試合、そしてスーパーファイトとアンダーカードで計15試合が組まれている。

それにしても、新生K-1になっても、ヘビー級とMAXでいくのかな。UFCや他大会のようにちゃんと階級を設けてはどうか?以前のように、フジはヘビー級、TBSはMAX、日本テレビはスーパーファイト、みたいな分け方をする必要はもうないわけだし。

ともあれ、K-1 Global 第2回 ロサンゼルス大会、東京行きは誰になるのか?!期待しよう!

2012年9月4日火曜日

【格闘技】UFC ベンヘン vs. エドガー Ⅱ

カカト落としを放つベンヘン
遅ばせながら、ベンソン・ヘンダーソン vs. フランク・エドガー戦を観た(UFC150 8月11日 コロラド州デンバー)。

2月26日に東京で行われたUFC144ベンヘンvs.エドガーⅠ があまりにもすばらしかったので、この第2戦にも注目した。

結果はベンヘンの返り討ち。5R判定でベンヘン勝利。結果が発表されて、会場からはブーイングもあったし、エドガーは帽子を叩きつけて悔しがっていたけど、手数からいってやっぱりベンヘンだったんじゃないかなって感じたんだけどね。

2R終了間近だったか、エドガーのパンチでベンヘンがダウンしたし、後半ベンヘンが失速していたことなんかから、エドガーの方が印象が良かったのか。 第2戦のベンヘンは、第1戦の時のような強さが見えなかったね。調子が悪かったのか。

それにしてもベンヘンとエドガー、同じ階級に見えないね。ベンヘンの方が上背があるのに、ベンヘンの方が横の体格も一回り大きいような。通常、背の低い方は背が低い代わりにタンクっぽい体格でパワーがあったりするんだけどね。エドガーは2連敗、痛いね。

ベンヘンはこの勝利で次の相手がネイト・ディアズに決まった。今年の年末に対戦が予定されている。どうなのかな、戦績から見ればベンヘンの方が有利だと思うんだけど。

名前 年齢 戦績(ここ10試合)
ベンソン・ヘンダーソン 28歳 9勝1敗
※但し内5戦UFC、内5戦WEC
内訳:エドガーに2連勝、セラーニに2連勝、ミラーに1勝、他
ネイト・ディアズ 27歳 6勝4敗
セラーニに1勝、ミラーに1勝、五味隆典に1勝、他

ドナルド・セラーニ、ジム・ミラーなど、同じ強豪を破ってはいるものの、さらにエドガーに2連勝しているベンヘンの方が格が上ではないか。また、ベンヘンはUFC参戦後5連勝。ネイトはここ3試合は連勝しているが、それまでは勝ったり負けたりだ。直近の情報を得るまで何とも言えないが、予想ではベンヘン有利と見るね。

年末、楽しみにしよう!

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2012年9月1日土曜日

【格闘技】K-1バダ・ハリ10.14 日本大会出場消滅!

残念なニュースだ。

10月14日に両国国技館で開催される「K-1 RISING 2012 WORLD GP FINAL 16」に出場予定だったバダ・ハリが出場出来なくなった。7月にアムステルダムのフェスティバルで起こした暴行事件によるものだ。

なんで暴行事件なんか起こすのかなぁ。そんなレベルのファイターじゃないのに。その自覚さえ本人にあれば。こんなことにならないのに。あまりにもったいない。

でも、今回のK-1 Globalの早期の対応は良かったんじゃないかな。、大会の対戦カードを決める期限が迫っていることを考慮して今回の発表に至ったとのこと。まあ、プロ格闘技、そんなに何でもスムースにいくもんじゃないだろうけど、きちんとした対応は、必ずファンや社会から評価されるから、これからもこういう明確とした発表をしてもらいたい。

バダの代わりの選手は、インド人で日本語ペラペラ。あの、シング"心"ジャディブ。実績や知名度はもちろんバダには及ばないが、2009年K-1アジア大会優勝、2009年K-1 World GPにも参戦、2011年にはRISEヘビー級トーナメントで優勝もしている。現在25歳。バダの代わりを担って欲しいファイターの一人だ。良い試合を期待しよう。バダの今後も見守って行こう。

2012年8月30日木曜日

【格闘技】ダイナマイト! 吉田秀彦vs.ホイス・グレイシー

ダイナマイト!2002
吉田秀彦vs.ホイス・グレイシー
昨日、整骨院に行って待合室で新聞を読んでいたらこんな記事があった。10年前の今日というコーナーで、国立競技場で9万人以上の観客を集めたダイナマイト!での一戦、吉田秀彦vs.ホイス・グレイシーの記事だ。吉田秀彦の試合はいつも面白かった。ヴァンダレイ・シウバとの戦いは名勝負だったね。

国立で行われたダイナマイト!。あれは2002年の8月28日。格闘技が日本で一番盛り上がっていた時期だったのかなあ。そして10年経ってK-1も総合格闘技もテレビから姿を消しているという・・・。なんなんだろうな、この日本人の飽きっぽさ。もっと文化を大切にしようよ。

でも、テレビから消えただけで実際は終わっていないんだ。「テレビから消えた=終わった」と判断するのは間違い。アマチュアからプロまで、日々ちゃんと動いているんだ。格闘技が好きで、毎日、切磋琢磨、精進しているファイターを、自分は応援したいね。そしてこれからも、いろいろな名勝負を観たい。

2012年8月28日火曜日

【格闘技】UFC 9.22 ジョーンズ vs. ベウフォード

9.22 UFC152
なんかカードが寂しくなった気が。9.01のジョーンズvs.ダンヘンの試合が流れてから9.22のジョーンズの相手も二転三転。当初はリョートとのリマッチだったがリョートがこれを拒否。結果的に9.01のジョーンズの相手は誰となるどころかUFC151の大会自体がなくなり、9.22のジョーンズの相手はビクトー・ベウフォードで落ち着いた。

ビクトー・ベウフォードと言えば、最近は秋山成勲をKOで下したブラジリアン・ファイターだ。しかし、過去にはダン・ヘンダーソン、アリスター・オーフレイム、ランディ・クートゥア、チャック・リデルなどトップクラスのファイターには敗れている。現在ライトヘビー級チャンピオンにして相手がいないくらい強いジョーンズの相手としては、かなりの格下になると言っていいだろう。しかも年齢は35歳。ジョーンズは25歳だ。

ダン・ヘンダーソン、リョート・マチダ、現在UFCでトップ戦線を行く二人がジョーンズの対戦相手だったのに、トップファイターとは言えないベウフォードが彼らの次に来るのはマッチメイク的に無理がある。あまりの急転直下の事態に仕方なかったとしか言いようがないが。トップファイターであればあるほど、こんな急な試合を突然受けないよね。ここはもうベウフォードにアップセットを起こしてもらうしかない。

事の発端はダンヘンの怪我だが、ジョーンズはダンヘンの代替ファイターとして候補にあがったチェール・ソネンとの対戦を拒否したという経緯がある。チャンピオンとしてその態度はどうなのかというファンの見解も多い。9.22の当日の会場は異様な雰囲気になることだろう。ジョーンズに対するブーイングも多いかもしれない。その中で、ジョーンズは今までのように冷静に戦えるかどうか。相手は格下とは言え、ジョーンズを倒せば一気にトップファイターにのしあがれるベウフォード。これは何かが起こってもおかしくないかもしれない。いや、何かが起こって欲しいぞ!

UFCはWOWOWで観れる!

2012年8月27日月曜日

【格闘技】バダ・ハリなにやってんだぁ!K-1出場絶望?

バダがまた何かやらかしたようだ。暴行傷害事件が5件判明しているとか。オランダの大手新聞の記事によると10年の実刑の可能性もあるらしい。

何ということだ。新生K-1にとってバダは重要な役割りを果たす人物じゃないか。K-1ファンじゃなくともバダの試合は観たいくらいの有能なファイターだ。それなのに何でこんなことになるのかなあ。

暴行事件と言えばマイク・タイソンを思い浮かべるけど、ファイターがリングの外で腕力を振るうのは絶対にやってはいけないことだ。あまりにももったいな過ぎる。今から10年もム所暮らしになんかなっちゃったら出てきた頃にはもう引退の年齢だよ。

どこでどんな暴行を働いたのかは詳細はわからないけど、周りの人たちがもっと見てあげることが出来たらなあなんて思うんだけど。子供じゃないけど、夜は出歩かないようにするとか、繁華街には行かないようにするとか。真面目なファイターはそうしていると思うよ。バダ・ハリが真面目でも面白くないんだけどさ。でも暴行事件は絶対ダメだよ。

はあ~。どうなるのかなあ。今後を見守ろう。

【格闘技】UFC151が試合ごと消滅!

試合ごとキャンセルになったUFC151
ダンヘンが膝の怪我により、9.01に行われるはずだったvs.ジョン・ジョーンズ戦(UFC151)をキャンセルしたことは前回お伝えしたが、なんと151の大会ごと消滅することが明らかになった。

事の顛末は、空白になったJJの相手に、先日アンデウソン・シウバと対戦を行ったミドル級のチェーン・ソネルが候補にあがったものの、JJが対戦拒否。これによりUFC151の大会ごとキャンセルされる事態に発展した。

しかも、9.22に発表されていた、『JJvs.マチダ2』のカードについてもリョート・マチダがこれを拒否。二転三転した結果、9.22のJJの相手にはビクトー・ベウフォードで落ち着いたとの話だ。

大会ごとキャンセルというのは他の出場選手にとってはまったく迷惑な話。ファイターたちにも家族がいるのだ。試合を楽しみにしていたファンの気持ちは・・・。どうもここ最近、UFCはカード変更が多い。運営側と選手側に何らか軋轢が多いのでは?と訝ってしまうのだが。

UFCは完成された格闘技イベント。金銭問題とかゴタゴタだけは避けて欲しいよね。とにかく今後の動向を見守ろう。

2012年8月24日金曜日

【格闘技】UFC151 9.1 ジョーンズvs.ダンヘン キャンセル ダン怪我

ジョーンズvsマチダ2は9.22
9月1日に行われる予定だったジョン・ジョーンズvs.ダン・ヘンダーソンがキャンセルされたようだ。なんてことだ。こんなに楽しみにしていたカードはなかったのに。ジョーンズを倒せるのはダンヘンしかいないと思っていただけにこのキャンセルは痛い。ジョーンズとはリョート2より先にダンヘンにやって欲しかった。それにしてもUFC、カード変更多過ぎるよなー。

After a knee injury suffered by number one light heavyweight contender Dan Henderson has forced him from September 1st’s UFC 151 main event against champion Jon Jones, the event at the Mandalay Bay Events Center in Las Vegas has been canceled.

ダン・ヘンダーソン、膝の怪我により9月1日に行われる予定だったメインイベント、vs.ジョーンズ戦をキャンセルすることを余儀なくされる。

■情報元

Hendo Injured UFC 151 Card Scrapped.

2012年8月23日木曜日

【格闘技】K-1がアメリカのスパイク TVと提携

9月からK-1が楽しめそうだ
新生K-1がアメリカのスパイクTVと契約して年内の4大会をライブ中継するそうだ。2013年も引き続き中継を行っていく模様。

PRIDEが消滅し、K-1が地上波から姿を消し、格闘技は今やWOWOWがやっているUFCしか観るものがなくなった。

UFCはもちろんすばらしいイベントだが、やはり自分は立ち技のK-1が好きだ。K-1復活を心待ちにしている。

自分にとっては、K-1が民放テレビ番組を見る最後の砦だった。K-1が地上波で放送しなくなってから、民放はまったくと言っていいほど見なくなった。テレビを見るのは、もっぱらNHKかWOWOWを見るとき。 それか映画でDVDを観るときに使うだけだ。

一時はK-1の放送はフジテレビ、TBS、日本テレビの3局でやっていた。それほどK-1は当時人気があったんだけど、実際TBSと日本テレビはバラエティ的なふざけた内容が多かった。しかしフジのワールドグランプリは良かった。実況陣も良かった。せめてフジだけでも復活して欲しい。

アメリカから逆輸入する形で、新しいK-1がまた日本のお茶の間に戻ってきて欲しいね。アンディ・フグが活躍していた頃の、ちゃんとした格闘技K-1として。


■関連情報

K-1が米国Spike TVと提携 年内4大会をライブ中継

■2012年中のK-1大会スケジュール ちゃんと予定がわかるのはいいよね!

①9月8日(土):K-1 RISING 2012 U.S. Grand Prix Championship(ロサンゼルス)

②10月14日(日):K-1 RISING 2012 World GP Final 16(東京/両国国技館)

③12月8日(土):K-1 RISING 2012 World MAX Final 8(アテネ)

④12月26日(水):K-1 RISING 2012 World GP Final 8(ニューヨーク)

2012年8月10日金曜日

【格闘技】グローリー、東京でヘビー級トーナメント そして新生K-1

現在、立ち技格闘技界でトップに君臨する団体グローリーが、今年の12月に東京で16人トーナメントを行うそうだ。

出場選手は、セーム・シュルト、レミー・ボンヤスキー、ピーター・アーツ、ジェロム・レ・バンナ、エロール・ジマーマン、グーカン・サキ・・・。K-1とどう違うんだ?って感じだなぁ。K-1ファンとしては、グローリーの大会に出ていようと各選手をまだまだK-1ファイターとして見る感じはあるかもしれないけど、大会自体どんな感じになるのかな。

16名でワンナイトトーナメントというのはK-1の大会ではなかった。K-1では16名のトーナメントは秋に行って、12月に8名決勝トーナメント、決勝に進んでも1日3試合だった。今回のグローリー16名ワンナイトトーナメントでは、決勝まで進むと1日4試合になる。それは無理があるので、最初の3試合は2分2Rになるらしい。うーん、こんな大慌てなトーナメントで果たしてうまくいくのだろうか。しかも今大会には加えてMMAの試合も組まれるとのことだ。

全盛期を過ぎた元K-1ファイター

こんな言い方はしたくないけど、シュルト、ボンヤスキー、アーツ、レバンナ、実際みんなもう過去の人になってしまっている。シュルト38歳、ボンヤスキー36歳、アーツ41歳、バンナ39歳。シュルトは年齢は高くなっているものの現役バリバリでやっているが、アーツやバンナはもうプロレスの方に行ってしまっていてリアルファイトの方は完全じゃない。ボンヤスキーに至っては一度は引退してここ数年試合から遠ざかっている。元K-1ファイターとして脂が乗っているのはグーカン・サキくらいか。

今大会の地上波テレビ中継はないだろうね。新生K-1の運営が落ち着いてくればフジテレビのワールドGPなんかはまたあるのかもしれないけど。今回のグローリーの大会には日本人選手も出るとのことだ。でもヘビー級の日本人選手でメジャーな人って今いないよね。ボクシングやってる京太郎が出ることはないだろうし。

やっぱり面白いのは空手

先日、UFCで空手をベースとする格闘家リョートがライアン・ベイダーを一撃KOしたけど、やっぱり面白いのは空手なんだよね。K-1が面白かったのも、母体が空手をベースとしたものだったからなんだと思うんだ。K-1って見た目はキックボクシングだけど、キックボクシングの大会になっちゃったら面白くないと言ったら語弊があるけど、普通になっちゃうんだよね。

K-1=アンディ・フグだったんだよ。アンディ・フグ、フランシスコ・フィリォなどの空手家が、キックボクサーが多数をしめるリングで危うくも戦う姿にみんなスリルを感じたんだ。K-1のリングには、空手イズムというか、アマチュアイズムみたいなものがあって、格闘家魂、武士道、そういった土台があった。だから、例えキックボクサー同士の試合でもキックボクシングに終わらない何か魅力的な要素があったと思うんだよね。K-1の代名詞となった「リベンジマッチ」がそれにあたるかな。そのあたりは、やっぱり石井和義館長しか成しえなかったことなんだと思う。

石井館長が離れて、谷川Pになってからエンターテインメント格闘技になってしまった。格闘技がお茶の間化されてしまった。これはK-1ファン、格闘技ファンにとって非常に残念なことだった。それじゃダメなんだよね。いくら名のある格闘家が集結しても、そこには空手をベースとするK-1イズムはなかったんだ。ライブハウスから出発したバンドが、人気が出てドームでコンサートをやるほどの集客力をつけても、流行目当てに集まるファンが多くなってしまうのと同じだ。大規模になればなるほど、やる方も観る方も、どうしても面白くなくなっちゃうんだよね。

新しいK-1イズムが必要

今、K-1が新しく始動しているけど、ただのキックボクシングイベントにしてしまったら生まれ変われない。石井館長の真似をしてもダメだけど、空手をベースとした武士道精神や、最も強い者を選ぶんだという格闘技が持つ本来の理念のようなものが、イベントの根底になければいけないと思う。その新しいスタイルを新生K-1が生み出せるかどうかがポイントだ。世界中のK-1ファン、格闘技ファンがそれを待っていると思う。年内の新生K-1の動きに注目したい。

2012年8月6日月曜日

【格闘技】リョート 一撃!ワンパンチKO勝利 UFC194.5

一撃!ワンパンチでKO勝利
8月5日(日) 9:00(現地時間4日20:00)に行われたUFC149.5。今大会は、元ライトヘビー級であるマウリシオ・ショーグンとリョート・マチダが揃い踏みの大会となった。

リョートの対戦相手はライアン・ベイダー。現在3連勝中。リョートは前回ジョン・ジョーンズに敗れて以来の対戦だ。どちらかと言えば、ベイダーの方が勢いがあるように感じるけど、リョートの入場での落ち着いた風貌を見てこれはリョートが勝つと思った。

結果、リョートの見事なワンパンチKO勝利!強敵のベイダーにKOで勝つのはなかなか難しいと思う。その強いベイダー相手に今回リョートは横綱相撲だった。

もうひとつのメイン、マウリシオ・ショーグンもベラをKOで破ったが、膠着も多くリョートほどのインパクトを見せることが出来なかった。結果、時期ライトヘビー級へのタイトルマッチ挑戦権はリョートに渡った。9月に行われるジョン・ジョーンズvsダン・ヘンダーソンの勝者とリョートが戦うとのことだ。 ジョーンズが勝ってもダンヘンが勝っても、これはまた楽しみな一戦になるね。

2012年8月4日土曜日

【格闘技】UFC149.5 リョート・マチダ vs. ライアン・ベイダー 8/5(日) 9:00 オンエア!

UFC149.5
8/5(日) 午前9:00、WOWOWでUFC149.5がオンエアされる。

リョート・マチダ(写真左)好きなんだよね。それにしてもこの写真のリョートの体はすごくかっこいいな。こういう体目指したい。リョートはライトヘビー級(83.9kg - 93.0kg)。自分の場合、フェザー級(61.2kg - 65.8kg)かライト級(65.8kg - 70.3kg)になるけどね。

日曜の朝、間違いなく録画セットしておかないと!

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2012年7月30日月曜日

【格闘技】新生K-1米国GP開催!マイティー・モーら出場 ロサンゼルス9/8

マイティ・モー
9/8にアメリカ・ロサンゼルスで新生K-1のアメリカGPがあるようだ。マイティー・モー、リック・ルーファス、セス・ペトルゼリらが出場とのこと。え?リック・ルーファスってまだやってるの?って思ったら、やっていました。

現在46歳。総合格闘技を中心に現役を続けていたみたいだね。旧K-1に出ていた頃には、ジェロム・レ・バンナからバックハンドブローでダウンを取ったのが印象的だった。いいファイターだよね。

旧K-1で活躍したマイティ・モーももう38歳。チェ・ホンマンをぶっ飛ばしたあのオーバーハンドは今でも忘れられない。ボクシングや総合格闘技などいろいろやったのがよくなかったかな。キャリアの後半は負けがこんでいる。でも、今時40歳超えてもまだまだやれるんで、この大会を期にもう一度あの豪快なオーバーハンドでのKOを見たい。マイティ父さん頑張れ!

それにしてもK-1は米国でもっと成功して欲しい。旧K-1の時も一時期は毎年開催していた。2001年、ステファン・レコがピーター・アーツをKOして優勝した試合はすごかったし、マイケル・マクドナルドの2度の優勝は感動的だった。ボブ・サップvsマイク・タイソンの場外乱闘戦もおもしろかったし(なぜかここでおもしろくなるんだが)。

どうもアメリカで試合をやるのは難しいというようなことを聞いたことがある。アメリカには本家とも言えるボクシングがあって、今では総合格闘技が人気。アメリカ人がベースボールほどサッカーに興味がないように、キックボクシングに対する興味は今ひとつなのかな。でもアメリカのK-1サイトを見たりするとみんなすごく熱心だしね。新生K-1=グローバルK-1。やっぱり世界を制するにはアメリカを制しないとね。

9.8ロサンゼルス大会。ちょっとロートル揃いなところが気になるけど、続けていけばまたすごい選手も出てくるはずだよ。今はUFCが人気だけど、総合格闘技と立ち技はまったく違う格闘技。立ち技ファンだってたくさんいるんだ。K-1ロサンゼルス大会、成功して欲しい。

なお、このグランプリの覇者は、10月14日(日)に東京・両国国技館で開催予定のヘビー級16人トーナメントへの出場権を獲得できるチャンスもあるとのことだ。 楽しみだね。

2012年7月27日金曜日

【格闘技】新生K-1が初の日本開催 10.14両国大会 バダ・ハリ、ミルコ参戦

新生K-1が10月14日に両国で大会を開催するようだ。今年は日本での開催はないと言っていたのに何だか急転直下だな。

出場するメインのファイターは、5・27スペイン大会に同じくバダ・ハリとミルコ・クロコップ。そして今年1月にヘスディ・カラケスにリベンジを果たしたダニエル・ギタもエントリーされている。

2012年、経営陣が変わり新たな船出となった新生K-1であるが、これから再生を図っていくにあたって、簡単に今までを振り返ってみよう。

正道会館本部道場
K-1は元々、空手の正道会館館長、石井和義氏がプロモーターとして発足させた。K-1とは、キックボクシングや空手、テコンドー、ムエタイ、そういった立ち技格闘技のトップファイターが集まって立ち技最強を決める格闘技イベントだ。1993年には、初めてワールドグランプリが開催された。初代王者はブランコ・シカティック。

これぞK-1!K-1四天王の4人。
当初は元極真空手出身で世界大会2位の実績のあったアンディ・フグや、キックボクサー最強とうたわれていたピーター・アーツらが参戦。無名だったアーネスト・ホーストやマイク・ベルナルドなどもK-1に参戦したことで一気に名を馳せた。フグ、アーツ、ホースト、ベルナルドの4人はK-1四天王と呼ばれ、その後もジェロム・レ・バンナやレイ・セフォー、ミルコ・クロコップなど人気ファイターが続々誕生した。そしてK-1は人気絶頂となった。

しかし、新しい格闘技の分野である総合格闘技の台頭、プロレス界への進出、マイク・タイソンとの関係など、次第に軸がぶれ始めてきた。その象徴が2002年に登場したボブ・サップだ。

もっと真面目に頑張っていたらね。
すごく魅力的な人だと思う。
ボブ・サップはK-1と総合格闘技のPRIDEに並行して出場。PRIDEでは初代PRIDEヘビー級王者アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラをあわやのところまで追い詰め、同年10月のK-1GP開幕戦ではK-1 3タイムスチャンピオン、アーネスト・ホーストにまさかのTKO勝利。リベンジ戦となった同年12月のFINALでもまさかまさかのサップの返り討ちとなりホースト2連敗。格闘技ファンの間だけでなく一般層にもボブ・サップ旋風が巻き起こった。

ボブ・サップvsアーネスト・ホーストは確かにおもしろかった。真の格闘技を語るなら、あの試合はショー的要素が強かったかもしれないが、あれほど盛り上がった試合は他にはないだろう。しかしこの試合がその後のK-1を変えてしまう基点となったように思う。

大きな話題となったボブ・サップvs曙。
しかし紅白を超えても意味はないのだ。
2002年12月27日、石井館長が法人税法違反の容疑で在宅起訴。翌2003年2月3日に同容疑で逮捕された。2003年以降、石井館長は表舞台から姿を消し、代わりに谷川貞治氏がK-1のプロデューサーとなった。

新しくK-1プロデューサーに就任した谷川氏は、大人気のボブ・サップを軸に、相撲から格闘家に転向した曙、タレントのボビー・オロゴンなど、格闘家としてはプロではないファイターを数多く使い大衆向けの格闘技を作り出した。格闘技はお茶の間化してしまったのだ。フジテレビ、TBS、日本テレビでのレギュラー大会放送、そしてTBS大晦日の大イベントDynamite!!。テレビ中継が豊富なのは良かったが、次第に格闘技ファンの心は離れてしまっていた。テレビ的なおもしろさを求めて格闘技を見る人は飽きが来ればすぐに観なくなる。K-1は次第に苦境に立たされていった。

2010王者アリスター・オーフレーム
先だって米で行われた新生K-1
トライアウトでは審査員を務めた
2007年のグランプリファイナルから、ずっと続いていた東京ドームでの開催がなくなった。この頃、ちょっと危ないのかなと感じた。結果的に、アリスター・オーフレイムがチャンピオンになった2010年大会を最後に18年続いたK-1グランプリの開催が途絶えた。経営難が原因だった。そして2011年、テレビでK-1が観れなくなった。

と、これが1993年から2010年までのK-1の流れだ。2012年に経営権が海外に渡り、新生K-1がスタートした。今年の5月27日には、バダ・ハリやミルコ・クロコップらが参戦してスペイン大会が行われた。10月14日に日本で行われる大会にもバダ・ハリとミルコが参戦という話だ。2人ともビッグネームには間違いないのだが、バダ・ハリはボクシングに転向して一旦はK-1を離れた選手だ。ミルコは先だってUFCで引退を発表したばかり。この2人だけで今後の軸を回していくのは難しいのではないか。

しかしそれもそのはず。K-1が経営難により開催を休止している間に、別の立ち技格闘技団体(グローリー、IT'S SHOWTIME。ともにオランダ。)にK-1ファイターが多数移籍してしまったのだ。しかしファイトマネー未払い問題が真実であるならば致し方ないところだ。※ファイトマネーは和製英語。正確にはpurse(パース)。

K-1は必ず復活する!
といったところで、現時点ではバダ・ハリとミルコ・クロコップを軸に展開していく形になっていると思われる。もちろん、2人とも強烈に観たいファイターであることには変わりない。バダ・ハリはまだ若く最もGPチャンピオンに近い存在だ。ミルコはかなりのベテランではあるが、K-1で再び彼の姿を見れるのは奇跡に近い。ひょっとしたら、ミルコがGPチャンピオンになる可能性だってある。なかなか以前のようにK-1だけが格闘技界の筆頭になることは難しいが、バダ・ハリとミルコが軸となる新生K-1は必ずおもしろくなるはずだ。

今年の12月には、現在では世界最大の立ち技格闘技団体と目されるグローリーが日本で大会を開催する。それはK-1にとって脅威かもしれない。しかし、自分はK-1が再び世界最大の立ち技格闘技団体に返り咲くと思う。なぜなら、K-1とグローリーは根本的に違うからだ。

グローリーは単純にキックボクシングのイベントだ。対してK-1はキックだけでなく空手や他のジャンルの立ち技格闘技をミックスさせた言わば立ち技の総合格闘技だ。だから面白いのだ。そして、K-1の魅力は武道精神にある。やはり、アマチュアの空手を元に発足した格闘技イベントだから、ただのプロ格闘技イベントにはない、なにか目に見えない大きな魅力があるのだ。

必要なのは純粋な格闘技スピリット
しかしそれは石井館長時代の話。新しい経営陣が普通のキックボクシングイベントにしてしまえば、グローリーとなんら変わらない。そうなれば、大企業のようにどっちが資金力が強いかが焦点になってしまうだろう。すべては新しいK-1の経営陣と新しくK-1プロデューサーに就任した魔裟斗に委ねられている。

K-1に変わる格闘技イベントは世界中どこを探してもない。もう一度、K-1四天王時代のように、格闘技にまっすぐなK-1を生み出して欲しい。テレビの視聴率目当ての格闘技イベントはもういらない。みんな本物が観たいんだ。とにかもかくにも、10・14の両国大会、楽しみだ。これからもK-1を応援し続けるぞ!


2012年7月10日火曜日

【格闘技】Silva vs. Sonnen II  シウバ貫禄勝ち

2R1分55秒TKOでシウバV10
試合前の舌戦で大いに盛り上がった両者2度目の対戦だったが、結果はシウバが2Rに飛びヒザをボディに決め、その後パウンドを放ちTKO勝ち。ちょっとソネンは出だしから力が入り過ぎたなあ。

WOWOWでこの試合を観たけど、1Rのソネンの猛攻でシウバが焦っているというような実況や解説があった。でも、シウバの顔を見ていたら冷静に対処していると思った。対するソネンは遮二無二攻撃を続けているように映った。

2R、ソネンがバックハンドブローを空振りして転倒したのをきっかけに、シウバの飛びヒザが入ったけど、命中したというよりは、上から腹に乗っかったように見えた。いずれにしても効いたようで、その後シウバがパウンドを打ち続け決着。うーん。試合前の舌戦で盛り上げすぎたかな。試合はあっけない幕切れだった。ソネンは自分で自分にプレッシャーを与えてしまったか。

名物となったティトの入場シーン。
通算17勝11敗 8(T)KO 3一本勝
そして、セミファイナルではUFCを黎明期から支えたティト・オーティズが引退試合を行った。対戦相手のフォーレスト・グリフィンとは1勝1敗での3度目の対戦。本戦、ティトはグリフィンから2度のダウンを奪うも、3R終始攻勢を加えたグリフィンに軍配が上がった。ティトはラストマッチを勝利で飾ることは出来なかった。

ティトくらいキャラの立つ人は他にいないね。UFCをまだあまり知らなくて観だした頃、ティトの試合を目当てに観ていたよ。欲を言えば、あの風貌に合ったマイク・タイソンのような爆発力があればもっと良かったんだけどなぁなんて思う。ティトは見た目とは違いきっと繊細な人なんだね。いや、ほんとに厳しい世界で、長い間お疲れ様でした。名ファイターがまた一人いなくなって寂しい限りだ。

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2012年6月30日土曜日

【格闘技】こいつはおもしろいぞ! UFCチェール・ソネンの名言集

チェール・ソネン
現地時間7月7日(土)に、UFCの絶対王者14戦無敗アンデウソン・シウバ vs アメリカン・ギャングスター チェール・ソネン 戦が行われる。

あまりに強いシウバであるが、そのシウバを唯一苦しめた男がソネンだ。 2010年8月7日に行われたUFC117でのミドル級タイトルマッチでは、5R、腕ひしぎ三角固めでシウバが勝利。ソネンは惜しくも破れたが、一本を取られるまではソネンが完全に優勢だった。

シウバは、K-1で言えば一時期強過ぎて誰も勝てなかったセーム・シュルトのような感じだ。何か完璧すぎて魅力がない。 7月に行われるシウバvsソネンⅡでは、アンデウソン・シウバの完璧なまでの牙城が完膚なきまでに打ちのめされる姿をみんな見たいのではないだろうか。

そんな期待のかかるソネンであるが、その人間性がおもしろい。以下だ。

■「格闘技は趣味」(2006年)

「プロ格闘家であることは難しいことじゃないよ。俺にとっての格闘技は、他の人にとっての趣味みたいなものだ。ゴルフをやってる人の方が、俺が格闘技に費やす時間より多くの時間をゴルフに使っているのではないか? 格闘技のトレーニングは朝に45分間、そして午後に1時間半、それで終わりだ。一日に3時間以内だから、趣味ととらえて問題ないよな?」

■「格闘家はフルタイムの職業じゃない」(2006年)

「俺はオレゴン大学でビジネスが副専攻だった。そしたら初日の授業で、職業というものは、社会に価値をもたらすものだと教えられた。だとしたら、格闘技はそれに当てはまらないね。職業じゃなくてやっぱり趣味だ。それに格闘技なんて長く続けられるものではない。こんなこと、一生やりたい奴なんているのか? それでも、なかには格闘技がフルタイムの仕事で、他のことに費やす時間がないと愚痴を言う奴もいる。でも、一日たった3時間だぜ? 格闘技しかやりたくないっていうなら仕方ないけど、フルタイムの仕事ではないね」

■「殴るのも殴られるも嫌い」(2006年)

「格闘技自体は別に楽しくないけど、それに関わることは楽しいね。体の状態をキープできるし、俺にとって格闘技はジムに行くことの延長戦上にあるものだ。それに、ジムは俺にとっての社交の場で、そこには友人たちもいる。このことが、俺をモチベートするね。インタビューされたり、注目を集めるのも大好きだ。そういう類のことが、MMAそれ自体よりも楽しいんだ。殴られるのは嫌いだし、ぶっちゃげると殴るのも嫌いだ。でも格闘技ではそれが求められる。それなら、それを提供しなきゃね」

■「俺は正直者。他の奴とは違う」(2008年)

「俺が他のファイターと唯一異なっているところは、俺が正直者だということだ。他の奴らはひたすらホラを吹いてばかりだ。奴らが自分にうそをついているのか、それともいいインタビューを提供したいだけなのかは分からないが」

■「うそをつくファイターが多すぎる」(2008年)

「俺は世界一のジムに所属しているし、他にもジムはいろいろ回った。ランディ・クートゥア(米国)が9つのタイトルマッチに向けて練習するのも見たし、ダン・ヘンダーソンや(米国)マット・リンドランド(米国)のも見た。でも、3時間以上練習する奴はいなかったな。なのに、うそをつくファイターがなんと多いこと! 長い時間トレーニングしているだとか、どれだけ頑張っているだとか……なんでそんな嘘をつくんだ?

他にも、『対戦相手が100パーセントの状態に仕上げてくるのを望んでいる』とホラを吹く奴もいる。なんでだ? ベストの状態の相手となんて戦いたいわけないだろ。目の前にトマトの缶詰が並んでいたら、俺は喜んでそいつらと戦うね。昨日も聞かれたぜ、100パーセントの状態のパウロ・フィリオ(ブラジル)とやりたいかって。そんなわけない。俺は奴には風邪を引いていてほしい。1人ではリングに上がれないぐらいのけがを負っていてくれていたら、なおうれしいしいね。奴を軽く片付けてやるさ。この間パウロと戦ったとき、奴は恐らく70パーセントぐらいの状態だったが、それでも化け物みたいに強かった。100パーセントの状態にあるパウロと戦いたいわけないね」

■「俺はまだチャンピオンと呼ばれたくはない」(2008年)

「レスリングの世界王者に、レスリー・ガチェス(米国)という紳士がいる。俺の長年のヒーローだ。彼は俺に、世界選手権を制したあとの数日間が、人生で最も落ち込んだ日々だったと語ってくれた。目標がなくなってしまったのだとね。ただ、幸運にも俺がWEC王者に輝いたとき、まだ俺にはUFC王者のアンデウソン・シウバ(ブラジル)という倒すべき相手がいた。チャンピオンという称号は一つだけで、俺はまだチャンピオンと呼ばれたくはない。フィリオを倒したあとは、真のチャンピオンを決める一戦に向けて集中する」

■「岡見は負けてもいいと思わせる唯一の男」(2008年)

「戦いには絶対に負けたくないが、岡見はこいつになら負けてもいいと思わせる唯一の男だ。岡見相手にはごまかしはきかない。オクタゴンの中では、奴を倒すことだけを考える。それが俺たちの友情のためにできる唯一のことだ」

■「シウバを見るぐらいなら、ペンキが乾くのを見ていた方がまし」(2010年)

「アンデウソン・シウバを見るためにUFCにチャンネルを合わせる奴なんていない。Zuffa史上、最低のPPV視聴率だ。4年間無敗なのに、スポンサーは1社しかついていない。それはこの地球上で、奴に自社の名前を宣伝してもらおうと考える会社が、たった一つしかないということだ。奴にはファンもいないし、メディアも奴の話なんて聞きたくない。UFCの記者会見をみれば、そこにはいつも通りチェール・ソネンの一人舞台が展開されている。シウバを見るぐらいなら、ペンキが乾くのをみていた方がましだ。だからカメラは俺の方に向けろ、チケットを売ってやるぜ」

■「シウバはまるで俺になりたいみたいだ」(2011年)

「奴は最近、パンクで横暴になったな。まるで俺になりたいみたいだ。俺を真似るためにありとあらゆることをやってる。マスクをつけて計量に現れ、記者会見で怒鳴り散らす。まるで俺みたいだね。それは結構だけど、ここでかつてエミネムが言ったことを引用させてもらう。『人々は俺のように歩き、俺のような服を着て、俺みたいに振る舞うことはできるが、それでも2番目にしかなれない。俺と肩を並べることはできないね』」

元記事 スポーツナビ格闘技   


どの格闘技においても、チャンピオンになると試合がおもしろくなくなってしまう。魅力あるファイターほどチャンピオンになれなかったりする。人間というものは、完璧なものを求めるものの、それを目の前にすると完璧なものは求めなくなるものだ。シウバvsソネンⅡ、楽しみだ。

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2012年6月26日火曜日

【格闘技】ヴァンダレイ リベンジならず

効果的にジャブをいれるフランクリン
WOWOWで録画していたUFC147(現地時間6/23 ブラジル)を見た。メインイベントは、ヴァンダレイ・シウバvs,リッチ・フランクリンだ。ヴァンダレイ、実に12年ぶりの凱旋試合ということで大いに盛り上がったが、残念ながら結果はアメリカのリッチ・フランクリンに軍配。3年前のリベンジは果たせなかった。

入場シーンの段階で、ヴァンダレイが負けそうな気がした。リッチ・フランクリンの方が余裕があったように見えた。PRIDE時代の強かったヴァンダレイの印象があまりに強いせいかもしれないが、ここ最近のヴァンダレイには当時のオーラがない。

階級を落としているのもあり以前よりかなり小さく見えるし、骨折か何かで整形したのか顔つきが以前と全然違う。 ファイトスタイルは以前と変わっていないのだが、畳み掛けるような勢いが感じられない。35歳。一言で言えば、全盛期は過ぎてしまっているのか。

しかし、対戦相手のリッチ・フランクリンは37歳だ。勝ったり負けたりの最近ではあるが、すばらしいファイトを見せた。2R、ヴァンダレイのパンチを食らってダウン、その後もパウンドを何発も食らいTKO寸前のところまでいったのに、3R以降ペースを落とすことなく盛り返した。リッチ・フランクリンのファイトはすばらしかった。

ヴァンダレイは今のままでは今後も苦しいのではないか。ヴァンダレイがUFCでなかなか良い戦績を上げられないのは体格の差が大きいと思う。反対に、ヴァンダレイが日本で成功したのは、体格的に優位だったからではないか。

PRIDE時代には、桜庭和志や吉田秀彦、近藤有己といった強豪を下してきたが、やはり日本人は世界のファイターと比べて体格的に劣る。180cmと決して大きくないヴァンダレイでも、日本人はそれより小さい場合が多い。また、日本人ファイターは性格的にアグレッシブではない。だからこそあのパワーとスピードを生かした畳み掛けるようなファイトスタイルが通用したのだと思う。

対して、UFCに参戦している世界のファイターは、日本人ファイターと比べるとどのファイターも大きく見える。今回対戦したリッチ・フランクリンの身長は185cm。ヴァンダレイより5cm高い。しかも視覚的にとても同じ階級のファイターとは思えないほど大きく見える。パワーも引けを取らない。

世界を舞台にするUFCでは対戦するファイターのパターンもさまざま。体重は同じでも身長が高くアドバンテージを取られてしまうケースもあるし(チャック・リデル戦)、身長で勝ってもパワーで押されてしまうケースもある(クリス・レーベン戦)。日本人ファイター相手でこのようなことはない。

PRIDE時代、日本人ファイターを相手にしたヴァンダレイは、パワー、スピード、体格、どれをとっても優位に立っていた。しかしUFCでは、パワー、スピード、体格で相手が下回っているようなことはない。PRIDE時代と同じように戦っても、良い結果は残せないと思う。年齢的なこともあるし、やはり今回のリッチ・フランクリンのように、テクニックと戦術を交えた『勝てる試合』を展開することが必要だろう。その中で、あの爆発的な攻撃力を見せればより効果が大きいのではないか。今後のヴァンダレイにますます期待したい。

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2012年6月21日木曜日

【格闘技】UFC147 ヴァンダレイ・シウバ ブラジル凱旋!

ヴァンダレイ・シウバ(左)
今週末の日曜日には、WOWOWで、UFC147 ヴァンダレイ・シウバ vs.リッチフランクリンの試合がある。ヴァンダレイの母国ブラジルでのメインイベントだ。相手のリッチ・フランクリンは、元UFCミドル級王者。

ヴァンダレイは3年前にリッチ・フランクリンに敗北。今大会はリベンジマッチになる。 PRIDEが消滅し、2007年にヴァンダレイはUFCに復帰。しかし、鳴り物入りの復帰にも関わらず、復帰後は7戦して3勝4敗。苦戦を強いられている。


UFC復帰後の戦績

1戦目 2007年 UFC 79 ×チャック・リデル
2戦目 2008年 UFC 84 ○キース・ジャーディン 
3戦目 2008年 UFC 92 ×クイントン・"ランペイジ"・ジャクソン
4戦目 2009年 UFC 99 ×リッチ・フランクリン
5戦目 2010年 UFC110 ○マイケル・ビスピン
6戦目 2011年 UFC132 ×クリス・リーベン 
7戦目 2011年 UFC139 ○カン・リー

ヴァンダレイは本当に絶対王者だったか

PRIDE時代には、絶対王者と呼ばれたヴァンダレイではあったが、実際、対戦相手は半分が日本人ファイターだった。PRIDE参戦28戦中14試合は日本人が対戦相手だった(全勝)。

残り日本人以外との対戦では、14戦 8勝4敗1引き分け1無効試合。負けた4試合の相手は、マーク・ハントヒカルド・アローナミルコ・クロコップダン・ヘンダーソンなどの一流どころだ(※マーク・ハントとミルコ・クロコップはヘビー級。負けたが体格の差が大きい)

PRIDE時代の戦績、28戦22勝4敗1引き分け1無効試合(2002年のDynamite除く)。戦績やPRIDE時代の活躍ぶりを見ると絶対王者の名にふさわしいかもしれないが、中身を見ると日本で開催されていたPRIDEだからこういったキャリアになったと言えないか。

結果的に、UFCに復帰して強い相手ばかりに当ると日本で開催されていたPRIDE時代のように勝てなくなってしまった。PRIDE時代のヴァンダレイを知っている私たちからすれば、あのヴァンダレイが負けるはずがないなどと思ってしまうが、実際、UFCの方がずっとレベルが上だったのだと思う。

世界に通用する格闘技イベントでなければいけない

PRIDEがどうだ、UFCがどうだということではなく、日本人が日本で開催していたイベントか、アメリカ人が世界で開催しているイベントか、そこに差があるのだと思う。

PRIDEに続き、 2001年にはK-1まで消滅しかけたが(2012年に復活)、 日本人がイベントを開催すると日本人にウケるマッチメイクをしてしまう。テレビの視聴率も取らないといけないと、格闘家じゃないテレビウケする人までリングにあげたりした。そのようなことをした結果、格闘技が一般の世界から消滅してしまった。格闘技で飯を食っている純粋な日本人ファイターの未来も壊した。彼らにだって家族がいるんだ。

K-1やPRIDEをテレビでいつも見ることが出来た過去10年は本当に良かった。いつも楽しみだった。でも、次第に疑問を持つことが多くなってきた。おかしなマッチメイクをしたり、格闘技の本来の意義を無視して、大衆向けにバラエティ化するのであれば、今の地上波で格闘技が見れない状態でいい。

絶対王者でなくてもいい

日本人のために日本人ファイターと数多く戦ったヴァンダレイ。日本人が与えた絶対王者という称号。現在のUFCでは勝ったり負けたりだけど、『格闘家ヴァンダレイ』はPRIDE時代も現在のUFCでも何も変わらないと思う。絶対王者なんかじゃなくてもいい。僕たちは本当のファイトが見たいんだ。ヴァンダレイ・シウバ、いつまでもすばらしいファイターであって欲しい。リッチ・フランクリン戦、勝利を願う!

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2012年6月15日金曜日

【格闘技】疑惑の判定 パッキャオの黒星を再検討

先日行われたパッキャオvsブラッドリーの疑惑の判定が覆るかもしれない。
WBOがビデオで再検討を行うそうな。
世界最高峰の舞台で疑惑が持たれちゃったらボクシング界の信頼は一気に失墜だよ。
どこかのバラエティ化されたリングじゃないんだから。
正しいジャッジを求む。

ロイター
The spec.com (海外)

Pacquiao-Bradley bout
パッキャオがんばれー

2012年6月11日月曜日

【格闘技】判定がおかしいぞ!パッキャオvsブラッドリー

今日、一日遅れてWOWOWのリピート放送でパッキャオvsブラッドリー戦(ボクシングね)を見たが、あり得ない判定でパッキャオの負け!完全にパッキャオが勝っていたのに。

解説のジョー小泉さんも「こんなに差がつきますかねえ」と言ってたぞ。ブラッドリー自身も12R終わって判定を聞く前に、セコンドに「精一杯やったけど負けた」と言ったとか。

ブラッドリーが勝った場合、最初から11月に再戦が契約されていた。リマッチはビッグマネーが動く。元からリマッチありきの試合をプロモーターは目論んでいたのでは?

スーパースターパッキャオ vs 無敗のブラッドリー。世紀の一戦ということで久しぶりに楽しみにしていたというのに、この後味の悪さ。日本では誰かさんの試合でよくあるが、本場アメリカでこんなダークな試合は見たくないな!

Pacquiao-Bradley bout