2009年10月21日水曜日

【K-1FAN】K-1MAX2009ファイナルを検証!第2回 ジョルジオ・ペトロシアン編

10月26日にせまったK-1MAX2009ファイナル。今日はジョルジオ・ペトロシアンの特集です。

山本優弥はFINAL4のファイターとしては実績が物足りないが、それはこのペトロシアンも同様。

しかしキックボクシング戦績(K-1含む)は61戦もある。

そして敗戦はわずか1。引き分け2の58勝。勝率はなんと98%!

ちなみに、負けた相手はノンタナン・ポー・プラムックでK-1オフィシャルサイト選手データによるとブアカーオの弟分ということだ。

ノンタナン・ポー・プラムック データ


では、ジョルジオ・ペトロシアンの戦績を見てみよう。


61戦58勝1敗2分

09年07月 ○ アルバート・クラウス 3R終了 判定3-0  K-1 WORLD MAX 2009 FINAL8
09年05月 ○ ファディル・シャバリ 3R終了 判定3-0  IT'S SHOWTIME
09年04月 ○ ジャバル・アスケロフ 3R 0:49 TKO K-1 WORLD MAX 2009 FINAL16
09年03月 ○ アンディ・サワー 3R+延長R終了 判定3-0 It's Showtime
09年01月 ○ デビット・ジャバキア 1R 1:44 KO Campionato Mondiale Thai Boxe
08年11月 ○ ウォーレン・スティーブルマンズ 3R終了 判定3-0 IT'S SHOWTIME
08年11月 ○ ナルポン・フェアテックス 5R終了 判定 Janus Fight Night "The Legend"
08年06月 ○ ラフィック・バッコウリ 3R 2:17 KO Thai Boxe Abano GP
08年05月 ○ カグリ・エルミス 5R終了 判定 Gentleman Promotions Fightnight
08年04月 ○ クリス・ナギンビ 3R終了 判定 IT'S SHOWTIME
08年04月 ○ マイケル・コーラ 4R KO K-1 Oktagon
08年03月 ○ ルイス・レイス 3R終了 判定 IT'S SHOWTIME Finale Trophy Max 75
07年11月 ○ マルコ・ピケ 3R終了 判定 Janus Fight Night 2007
07年11月 ○ アブダラ・マーベル 3R終了 判定 Janus Fight Night 2007
07年11日 ○ ホセ・レイス 3R終了 判定 Janus Fight Night 2007
07年10月 ○ ベロウズ・ラスタガー 1R KO Battle of Arnhem 6
07年07月 ○ アブダラ・マーベル 5R TKO Serata Muaythai Gala
07年05月 ○ アブダラ・マーベル 3R終了 判定 Muay Thai Event in Padova
07年05月 △ ブアカーオ・ポー.プラムック 5R終了 判定ドロー K-1 Scandinavia 2007
07年04月 ○ アースラン・マゴメドフ 5R終了 判定 K-1 Italy GP 2007 in Milan
07年03月 ○ サディオ・チソッコ 3R TKO King of Kings
07年01月 × ノンタナン・ポー.プラムック 5R終了 判定 Lumpinee Stadium
06年12月 ○ マルコ・ピケ 3R終了 判定 Janus Fight Night 2006
06年12月 ○ フラーネ・ラドニッチ 1R KO Janus Fight Night 2006
06年12月 ○ セドリック・ミュラー 3R終了 判定 Janus Fight Night 2006
06年11月 ○ イムロ・メイン 5R終了 判定 Rings Kickboxing Gala
06年09月 ○ フランキー・ハーダーズ 2R KO Kombat League Muay Thai World title
06年08月 ○ ジョニー・タンクレー 4R TKO The Night of Superfight
06年06月 ○ ベニート・コーぺーン 1R KO S-1 Muay Thai Middle Europe tournament
06年04月 ○ ロエル・リンク 1R KO Italian Extreme IV tournament
06年04月 ○ リチャード・バーンヒル 1R KO Italian Extreme IV tournament
06年02月 ○ ペック 3R KO Bangkok
06年01月 ○ ムハメッド・ボークヒス 5R終了 判定 The Night of Superfights III
05年10月 ○ テリック・ベンフキ 2R TKO The Night of Superfights II
05年06月 ○ オリバー・チェック 2R TKO WMC Intercontinental title
05年04月 ○ ガエタン・ファール 4R TKO Muaythai Mondiale A Trieste
05年04月 △ ピンシンチェー 5R終了 判定ドロー Bologna Fight Night
05年02月 ○ シェンシ・ビキリ 4R TKO European MTA Muaythai title
04年07月 ○ アニス・ケーボーイ 2R TKO Muaythai France vs Italy
04年00月 ○ テーヴェン・レック 5R終了 判定 Thailand vs Europa
03年11月 ○ ジャーボー・ジアネータ 3R KO Thaiboxing in Trieste
03年06月 ○ パトリック・カータ 1R KO Thaiboxing Gala in Mestre
03年04月 ○ リッカード・キューメーニ 5R終了 判定 La BangKok Italiana


データによると、K-1での試合は61試合中わずか4試合、ブアカーオとドロー、クラウスに勝利と、MAX歴代王者とも対等に渡り合っている。

舞台は異なるが、It’s Showtimeにて今年の春アンディ・サワーに勝利。

魔裟斗とは対戦がないが、実質、MAX歴代王者3人とすでに対戦経験があり、2勝1分と負けがない。

K-1での経験は少ないものの、現段階でK-1MAX世界のFINAL4で戦うに十分なファイターであることがわかる。

対して、準決勝での対戦相手となる山本優弥は、MAX王者との対戦経験がなく、ベスト8ファイターと言えるドラゴに勝ったのみ。常連ファイターとの対戦では小比類巻に敗れている。

判定勝ちが多いようなイメージのあるペトロシアンだが、KOは61試合中21。 決して多くはないがKOも取れるファイターだ。KO率は34%。


ペトロシアンの実力は、専門家だけでなく、ファンからも認められる声が多い。。

『パンチがよく見えている』、『体の芯がしっかりしている』、『体幹が強い』

などだ。

ミドル級のセーム・シュルトと言えるコンプリート・ファイターだ。

ただ、谷川代表が『ペトロシアンの試合はおもしろくない』と評するように、地味でスター性に欠けるところが唯一の欠点か。

しかし技術で魅せて観客を沸かせて欲しいものだ。


実力、実績ともにかなりペトロシアン有利。山本優弥に勝機があるとすれば、技術・作戦抜きで、ゴングと同時にロケットスタートで攻撃に徹し、ペトロシアンのペースを崩すことだ。KOを取らないと山本優弥に勝機はない。


ジョルジオ・ペトロシアン、どんな戦いを見せてくれるのか、そしてK-1MAX5人目の世界王者に上り詰めるのか。その可能性は十分にある。

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